佳景・名景・絶景
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2021年09月25日
観天望気
『旅のひろば』編集部 上釜一郎
このコラムではタイトル通り国内外問わず、これぞ「佳景・名景・絶景」という写真や撮影のワンポイントアドバイス行ってきました。今回は撮影や名景から少し離れるのですが、屋外の撮影では結構重要な「観天望気」についてです。仕事でロケに出掛けるとやはり気になるのは天気。もちろんツアーでお客様を案内する時も気になって仕方がありません。今ではスマートフォンやインターネットで簡単に天気予報が見られるようになってとても便利になりました。
「観天望気(かんてんぼうき)」空や雲の様子、風向きや気温の変化などの自然現象、生き物の行動を観察したり、長年の経験則を元に天気を予想することを言います。もっともよく言われるのに、「夕日が出ると次の日は晴れる」とか「おぼろ雲(高層雲)は雨の前ぶれ」とか「太陽や月に輪がかかると雨か曇り」、「秋だといわし雲・うろこ雲が出ると数日後に天気が悪くなる」と言われています。
今年は前半から、本当に異常気象が続きました。春の高温、夏の大雨、各地で観測史上最大の●●という言葉がニュースでも飛び交い、もうここまでくるとこの異常という言葉自体が平常に思えてくるほどです。
そんな中、もちろんため息の出るような美しい風景もいいのですが、時には何気ない空を見上げ写真を撮ってみるのもいいですよ。自分だけの思い出を込めて。
雨でもあまり残念な気持ちにならず、雨でしか撮れない風景もいいものですよ。
とは言いながら10月に写真ツアーで行く、高知・仁淀川ツアーの天気が気になって仕方がありません。台風16号が接近中で……。
雨の風景いろいろ
【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。
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