佳景・名景・絶景

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2021年08月28日

奈良・彼岸花の名所は?(明日香村、御所市九品寺)

『旅のひろば』編集部 上釜一郎

 

明日香村、稲渕の棚田に咲く彼岸花

もう来週から9月ですが、まだまだ残暑が続いています。9月はいよいよワールドのホテル「MIROKU奈良」がオープンします。そして9月といえば、各地で彼岸花の便りが聞こえてきます。
今回はそんな彼岸花の名所をご紹介したいと思います。屋外ですし、「密」に注意して撮影を楽しんでいただければと思います。

今回は奈良の彼岸花の名所を2カ所ご紹介したいと思います。奈良の彼岸花の見頃は例年9月中旬から下旬にかけて。とは言っても今年は桜の記録的な早咲きもあって、なんとも予想が難しいのですが、まあ桜よりは「幅」があるのでその時期に訪ねれば撮影できると思います。


ひとつ目はなんといっても私の実家がある「明日香村」です。村内各地で見ることができますが、おすすめ撮影スポットは有名な「石舞台」古墳からも近い稲渕地区の棚田に咲く彼岸花です。のどかな里山風景と色づき始めた田んぼの畦に咲く彼岸花のコントラストは絶妙です。「奈良 彼岸花」で検索していただくと、必ず一番最初に明日香村が出てくるほど有名です。他にも村中に咲いているのですが、個人的には聖徳太子の生まれたお寺「橘寺」をバックに彼岸花を撮影できるスポットがおすすめです。

明日香村、稲渕の棚田に咲く彼岸花 2020年9月28日撮影
明日香村、稲渕の棚田に咲く彼岸花 2020年9月28日撮影
聖徳太子の生まれた橘寺をバックに 2020年9月28日撮影

もう一つは、あまり知られていないお寺ですが明日香村の西、御所(ごせ)市の「九品寺」。九品寺を開いたのは奈良時代の僧、行基です。行基は聖武天皇のとき奈良東大寺の大仏造営にかかわった僧で、その生涯は民衆救済のため布教活動を続けています。布教とともに灌漑や港湾施設建設や僧尼院建設に心血を注ぎ、大仏建立の功績によって、日本で最初に大僧正となっています。(九品寺のご本尊は木造阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。)ここの彼岸花は群生して咲いていてなかなかの見応え。撮りがいあります。また、同じ時期に咲くコスモスも植えられていて、2つを同時に撮影することができます。ぜひお出かけしてみてください。修学旅行で訪ねない奈良も魅力いっぱいです。

九品寺の彼岸花。ちょっと高台になっていますので奥に大和三山(手前の低い山)がよく見えます。写真の真ん中が耳成山、その右少し高いのが畝傍山、そして一番右のうっすら見えるのが、百人一首にも登場する天香山

彼岸花と一緒にコスモスも植わっています
コスモスと彼岸花を一緒に撮影
こちらが九品寺
九品寺の千仏石像
【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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