佳景・名景・絶景
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2021年06月26日
浄瑠璃寺(京都府・木津川市)
『旅のひろば』編集部 上釜一郎
今日は浄瑠璃寺に来ています。先日はワールド航空サービスが建設中の奈良のホテル「MIROKU」の撮影を行い、(こちらは弊社会報誌『WORLD 旅のひろば』7月号でご紹介します)今日は、奈良市から県境をまたいですぐの所の京都府木津川市の浄瑠璃寺です。MIROKUの開業記念ツアー第一弾に続き、第二弾のツアーではここをご紹介することになっています。
浄瑠璃寺は堀辰雄のエッセイ「浄瑠璃寺の春」が教科書に出てきたりして名前は聞いたことがあるかもしれませんが、訪ねるには最寄駅からバスでないといけないちょっと不便な場所です。本堂(阿弥陀堂)、三重塔、九体阿弥陀如来像、四天王像が国宝に指定されていている名刹です。木津川市の観光ガイドサイトによると、寺号は、三重塔の内陣に安置されている薬師如来の浄土「浄瑠璃世界」からきています。梵字の阿字をかたどったと言われる池を中心にして、東に薬師仏、西に阿弥陀仏を配した庭園は極楽世界をこの世に表わしたもので、本堂は横に長く九体の阿弥陀如来を安置しています。平安時代には京都を中心にこのような堂も 30 以上あったと云われますがすべて失われ、当時のまま現存するのはここ浄瑠璃寺だけだそうです。
ツアーではこの浄瑠璃寺の静かな雰囲気を体験していただき、その後、絢爛な宇治の平等院を訪ねその対比もお楽しみいただきます。
【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。
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