スノードームをご存じですか？
海外ではスノーグローブで通っています。小さなガラスの球の中に様々なモチーフと雪をイメージしたキラキラとしたものが入れられ、液体（水とグリセリンや糊など）で満たされた物です。スノードームのはじまりは諸説あるのですが､1889年のパリ万博でエッフェル塔をモチーフにした物が販売され、人気となり、世界中に広まったとか。一般的にはサンタクロースやトナカイなどクリスマスをイメージした物が中に入っているのですが､1930年代頃から世界中の観光地や、中には世界的なファッションブランドのノベルティーまで様々です。値段も安い物では500円ほどから、ブランドのノベルティでは10万円を超え取引されている物も。造りも中の液体がなんとなく濁っていたり、どこから漏れているのかわからないのですが、だんだん気泡が大きくなってきたりとかで、お国事情が垣間見られます。私はもっぱら安い世界各地の観光地をモチーフにした物を集めているのですが、社員からおみやげにもらうこともあり、その数は100個近くになりました。（いつかは会社に寄付します）今、海外に行くことが出来ない日が続いているので、「早く旅行に出たいなあ」と思いながら、スノードームで世界旅行をしています。

今回はスノードーム。どこの国？　どこの観光地？　クイズです。（正解は次回5月1日の更新時）

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌（マガジンハウス／ガリバーほか）からファッション誌（集英社／ COSMOPOLITAN JAPANほか）、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』（弊社菊間著・新潮社）『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」（ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本）の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン（International Campaign To Ban Landmines=（ICBL））の日本キャンペーン（JCBL）元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。