佳景・名景・絶景

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2021年04月03日

絶景の蓮 伊豆沼・内沼(宮城県北部)

『旅のひろば』編集部 上釜一郎

蓮の開花は朝。小船の遊覧船に乗って巡ります。

 

宮城県北部、栗原市と登米市の境にある「伊豆沼」と「内沼」。東北最大の低地湖沼で、東京ドーム83個分の広さを誇ります(約387ヘクタール)。湿原や干潟などの自然環境を守るための世界規模の取り組みである「ラムサール条約」にも登録されていて、日本有数の冬の渡り鳥の飛来地として知られています。一方で、ここは夏の時期(だいたい7月中旬から8月いっぱいくらいまで)湖面を埋め尽くす蓮でも有名です。 沼の周辺から撮影するのもいいのですが、この時期小さな遊覧船が出ていて巡ることができます。ご存知のように蓮が咲くのは朝。早起きして生命力溢れるその姿を撮影してみませんか。(8月に撮影ツアーを実施しますので、ご期待ください)

余談ですが、たまに混同する人がいるのが「蓮」と「睡蓮」。別物でハスはハス科ハス属、スイレンはスイレン科スイレン属で違う植物です。

水面より上の方で咲くのが蓮。葉は水面より上へと立ち上がらせています。。
こちらが水面に花を咲かせる睡蓮。葉は水面に浮かんでいます。切り込みもあります。

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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