佳景・名景・絶景
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佳景・名景・絶景
2023年09月01日
イースター島(チリ)
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最も近い有人島から1,850キロ、南米大陸から約3,700キロ離れている南太平洋の“絶海の孤島”イースター島。今も謎と浪漫に満ちた約1,000体のモアイ像が沈黙を守り佇んでいます。個人でこのイースター島を訪ねるのは本当にたいへんです。
通常は南米大陸を経由して訪れますが、ワールド航空サービスではタヒチからイースター島へのフライトを他の旅行会社と共同でチャーターすることにより、所要時間を約10時間短縮した最短・最速ルートでご案内します。そう簡単に訪ねることができないイースター島で、存分に写真が撮りたければ、ズバリ、“カメラマンの観点”からツアーに参加するのがいちばんです。太陽の光線具合、逆光や、順光、朝日、夕日とベストな時間にベストな場所へ連れて行ってくれるからです。
ワールドのツアーは過去7回で620名様以上が参加し、今回で8回目の企画。これまではイースター島に2泊でしたが、今回はチャーター企画では初の3連泊です。より時間的にも余裕ができて、存分に撮影ができると思います。
今回はいくつかあるイースター島の“モアイスポット”を写真でご紹介します。最後に主なモアイの撮影スポット(赤い■)の地図を載せていますので、ご参考に。
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イースター島民の祖先とされるホツマツア王が上陸した場所ともいわれている地。プカオを乗せたアフ・ナウ・ナウのモアイもあります。Canon EOS 5D MarkⅡ EF28-300mm f3.5-5.6L IS USM 【 235mm, f=5.6, T=1/200s, ISO125】
History
イースター島の人々はいつ、どこからやって来たのか。紀元400年〜500年頃、ポリネシアのマルケサス諸島「ヒバの国」から、宿敵オロイとの戦いに敗れたホツマツア王が、新たな新天地を求めて壮大な海に漕ぎだし、イースター島のアナケナ・ビーチに上陸したのが歴史の始まりとされています。
入植者たちはこの島をラパヌイ(大きな島)と呼び、18世紀まで孤立状態という中で、独自の文化を創造しました。モアイの出現は700年頃とされており、その後時代と共に大きくなり、さらに人口増加に伴い、食糧不足から部族間の争いも絶えなくなりました。敵の部族の守り神でもあるモアイを倒す「モアイ倒し戦争」も起き、そしてモアイなき後に信仰された鳥人への信仰と続きました。
現在も当時のまま文化財が残っているイースター島は、ユネスコに登録されている重要文化財の宝庫といえます。
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海沿いに15体のモアイが立つアフ・トンガリキ。モアイ倒し戦争でうつぶせに倒されていたモアイは、1995年に日本の援助によって復元されました。Canon EOS 5D EF28-300mm f3.5-5.6L IS USM 【300mm, f=9, T=1/250s, ISO160】
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モアイ像は部族の力の象徴であり、守り神であったため、海を背に、村を見下ろすように立てられるのが一般的でしたが、島内で唯一、海を見つめて立つモアイ像があります。
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イースター島のモアイ像が切り出された場所。ラノララクには、噴火口の内側と外側にあわせて397体のモアイ像が残されている。Canon EOS 5D EF24-105mm f4L IS USM 【24mm, f=9, T=1/160s, ISO100】
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【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。
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