美味発見!

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2021年08月02日

京都・俵屋の福俵と黒甘なっとう

菊間潤吾

京都の麩屋町通りにある俵屋旅館。創業約300年、国内外の超一流の要人を惹きつけてやまない、日本を代表する名宿のひとつです。客室はわずか18室のみで、1年を通して予約をとるのが難しく、気軽に泊まるというわけにはいきません。

同じ麩屋町に、俵屋が手がける「ギャラリー遊形」があります。ここでは俵屋で使用している石鹸やタオル、寝具など、俵屋当主がこだわって開発したオリジナルグッズが並び、どれも上質で心地よいものばかりで、俵屋の世界観を垣間見ることができます。

このかわいらしい俵型の干菓子「福俵」と、大粒の「黒甘なっとう」は、俵屋で夕食後から就寝までの間に「むしやしない」として供されているもので、ギャラリーで買い求めることができます。
「福俵」に使われるのは、讃岐で栽培されるサトウキビを使った本和三盆のみ。つなぎは一切加えず、手作業で丹念に精製された本和三盆は、口に含むとすっとほどけ、キレのある上品な甘みが余韻に残ります。
「黒甘なっとう」は、岡山県産の大粒の丹波黒を、砂糖のみでふっくらと炊き上げ、乾燥させたもので、豆の味わいもしっかりと感じられ、とてもおいしいもので、個人的には大のお気に入りです。

いずれも価格も手ごろで、日持ちするので土産にもよく、老舗旅館の世界を気軽に楽しめます。

(旧コラム「旅の3つ星」より)

本和三盆の上品な甘さ「福俵」
豆の味わいをしっかりと感じる「黒甘なっとう」
実際に俵屋で供されている品々が並びます
ギャラリー遊形
京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル

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