日々是旅立

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2021年07月07日

「北の国から」(その5) Kitaraでのバースデイコンサート

松本 佳晴

7/4(日)。リニューアルオープン(7/1)したばかりの札幌コンサートホールKitaraでの、24回目のバースデイコンサート(1997年7月4日開場)に行ってきました。

札幌コンサートホールKitaraの外観

オーケストラはもちろん札幌交響楽団(札響)、  ベルリンフィルのコンサートマスター(1983年-2009年)を長年務めた安永徹さんの弾き振りでのモーツァルトの「ジュピター」(交響曲第41番)は、特に圧巻でした。

今回は、敢えて1階5列の左端席と、パイプオルガン前のバックステージ席の2箇所で聴いてみました。どのホールでも、通常1階前方の端席は、音が十分に届きづらい席なのに、このKitaraでは十分過ぎるほどすべての楽器の音が明快に聴こえてき、これはちょっと「音響マジック」と思えるほどの驚きです。

こちらも全面リニューアルしたパイプオルガン        (9/2のコンサートで、その響きを楽しみます。)

ホワイエも1階、2階共に、天井高で広々して気持が良い建築空間、そしてホール内は座席スペース、ステージ、そして壁面と直線が少なく、ほぼ全ての構造が曲線で設計されたヴィンヤード型で、1986年開場のサントリーホール(東京)を、更に進化させたような印象でした。

曲線をふんだんに駆使したホールのデザインは素敵です。
ホワイエは天井高で広々、気持ちのよい空間です。

何より、札幌市民の憩いの場、中島公園というロケーションもまた素晴らしい。

ホール近くの公園内には、世界の若い音楽家たちを育成する目的で札幌に創設されたパシフィックミュージックフェスティバル(PMF.毎夏7月-8月)の創設に尽力した故レナードバーンスタイン(「ウェストサイド物語」の作曲者でもある世界的な名指揮者.1918-1990.)の像が立っていますので、足を止めてみたい。また、歴史遺産「豊平館」が緑の向こうにその風格のある姿を見せています。コンサートの休憩時間などに、ぶらりひと廻りしてみてはいかがでしょう。

歴史遺産「豊平館」の風格。

コンサートのみならず、とっても豊かな気持になれるKitaraでのひとときを、皆様にも存分に味わっていただきたいものです。

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