町並み百選

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2022年04月13日

ロマンチックな町並み景観 羽州街道金山(山形)

金山は山形と秋田の県境にあり、ほとんどを森林が占めている小さな山里です。
樹齢300年を超える杉の美林、金山杉として有名ですが、それを利用した白壁の切妻造りの家は金山式住宅と呼ばれるほど特徴あるものです。羽州街道の宿場町だった頃の歴史ある家並みを今も構成しています。

明治初期のイギリスの旅行家、イザベラ・バードは北海道へ向かう途中、この地域を旅しましたが、金山が気に入り二晩の宿をとり、『日本奥地紀行』にこの地を「ロマンチックな雰囲気の場所」と記しています。

農業用水や生活用水として使われていた大堰やめがね堰にはゆったりと水が流れ、鯉が美しく泳ぎ、その光景は昔からの杉板張りの壁ともマッチして金山独特のロマンチックな景観を見せています。

かつては日本のどこにでもあった山里の美しい小さな町は、今ではとても貴重な心地良い、旅人にうれしい町の代表格になりました。

町の中心を流れる金山町のシンボル「大堰」
切妻屋根に金山杉の下見板張りが特徴の「金山式住宅」 ©山形県
イザベラ・バードの紀行文を刻んだ碑

下記のツアーで金山を訪ねます

「街道をゆく 羽州街道 紅花と最上川舟運の道 7日間」

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