【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年01月28日

【帰国レポート】ヒマラヤの四大名峰とチトワン国立公園の旅

<2025年1月13日(月)~1月21日(火)9日間 添乗員:稲田裕子・小熊菜幹>

ネパールの旅といえば、ヒマラヤの山々を眺めたり、ハイキングをしたりするコースが一般的ですが、この度はネパールの低地に広がるチトワン国立公園も訪れ、豊かな自然を満喫してまいりました。絶滅の危機に瀕しているインドサイや、くちばしが長細いワニの一種ガビアルなど、珍しい動物との出会いも楽しめました。

エレファントサファリで出会ったインドサイ

野生生物の宝庫、チトワン国立公園を訪れました

もともとは王族の狩り場だったチトワン一帯がネパール初の野生生物保護区に指定されたのは1962年のことです。その後、1973年にネパール初の国立公園に指定され、1984年にはユネスコ世界自然遺産にも登録されました。インドサイをはじめとした哺乳類は約40種、鳥に関しては世界の鳥類の5%に当たる約500種が生息しているともいわれます。密猟などで絶滅の危機に瀕しているインドサイですが、保護のかいもあり、少しずつ生息頭数が増えています。今回は、ボートクルーズとエレファントサファリの両方でインドサイに出会うことができました。

チトワン国立公園のボートクルーズで眺めた夕日
魚を主食とするワニの一種、ガビアル
こちらは獰猛なヌマワニの日向ぼっこ
チトワン国立公園名物のエレファントサファリです
ゾウの背に揺られ川を渡ったり、動物との遭遇を楽しみにジャングルをめぐります
ちょうど水を飲みに川に降りてきていたインドサイに出くわしました
チトワン国立公園に生息する4種の鹿のうちの斑点鹿に出会いました

古き良き町並みが残るバンティプル

18世紀、ゴルカ王がカトマンズ盆地を占領して「ネパール王国」を建国すると、ネワール族の人々が難を逃れてこの地に流れてきました。商才にたけた彼らのおかげで、町はインドとチベットを結ぶ交易の要衝として発展するも、1973年に自動車道路が整備されると宿場町としての重要性が失われ、ひっそりと衰退していきました。しかしそのおかげで今も古き良き時代の町並みが残り、ヒマラヤの山々を眺められる場所としても知られます。お天気に恵まれると、西の端のダウラギリからアンナプルナ連峰、マナスル山群、そしてガネーシャ山脈が見渡せる絶好の場所に位置しています。

築100年以上を誇るバンティプルで人気ナンバー1のホテル「ジ・オールド・イン」
明け方の雲海。ぼんやりとマナスル連峰とガネーシャ山脈が見え始めています
ホテルのテラスでアンナプルナ連峰を眺めながらの朝食
かつてのバザールの趣を残すメインストリート
ネパールらしいお料理も楽しみのひとつです

ホテルアンナプルナビューに2連泊

アンナプルナ連峰と聖なる山「マチャプチャレ」を真正面に眺めるホテルアンナプルナビューに2連泊してきました。ホテルのロビーに入った瞬間に、大きな窓の向こうに見えるマチャプチャレの絶景に皆様思わず感嘆。お天気が良くても、もやや雲で見えなくなることもあるヒマラヤの山々ですが、今回は現地の井本さんも「こんなに山が見え続ける好天は珍しいですよ」と驚かれるほどの幸運だったようです。

井本さんから山々の紹介をしていただきました
エベレスト登頂経験もある井本さんによるネパールとヒマラヤ講座をお楽しみいただきました
雲一つないマチャプチャレの絶景
夕日に照らされたマチャプチャレ。17時頃からが徐々に色合いが変わっていく美しい風景をご覧いただけました
アンナプルナビューホテルの屋上テラスから眺めた夕日
ポカラからさらに西に位置するダンプス村へ
ダンプスからは、「魚の尾」を意味するマチャプチャレの由来がわかります(ポカラからは正面なので、この角度ではご覧いただけません)

旅の締めくくりはエベレストフライト

旅の締めくくりはエベレストのマウンテンフライトです。朝8時のフライトに合わせて国内線空港へ向かいました。無事チェックインも終え、順調に搭乗開始となり喜びましたが……発着地カトマンズ以外の空港が悪天候のために、一時フライト見合わせという情報が入りました。やきもきしながら待つこと約2時間! 再度搭乗開始となり、無事マウンテンフライトにご案内できました。

全員が「窓際席」をもらえるフライトです。最初は左手側の方、そして右手側の方とヒマラヤの絶景をご覧いただけました。
添乗員は羽とプロペラにかかる席でしたが、今回お客様は皆様羽にはかからない席を確保できました。
ぐんぐんと高度が上がり、「世界の屋根」と呼ばれるヒマラヤ山脈が近づいてきました
ひと際目立つピラミッド型の山が世界最高峰のエベレストです(乾季にあたるため、雪は頂いていません)

カトマンズ盆地の村々

カトマンズ盆地にはカトマンズ、バクタプル、そしてパタンとかつて3つの王国が栄えた町があります。今回はパタン近郊に位置するブングマティ村とコカナ村へとご案内しました。ブングマティ村は木工細工が有名な村で、職人さんが働いている工房をのぞいたり、家々の扉に刻まれた立派な彫刻をご覧いただきました。コカナ村は菜種油が有名な村で、菜種油を搾っている工房にお邪魔しました。村人との出会いも楽しい村散策でした。

細やかな細工が施されたブングマティ村の家々
彫刻をよく見ると、仏教思想が表れています
摩耶夫人の脇から生まれ落ちた仏陀を描いた門扉
コカナ村の菜種油工房。ペースト状にして、この後搾り機にかけます。
糸紬をしているおばちゃん
地酒を壺に入れているおばちゃんに出くわしました

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