【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年01月28日
【帰国レポート】躍動のベンガル・新バングラデシュの旅
<2025年1月17日(金)~1月24日(金) 添乗員:東京支店 春名 釈>
躍動のベンガル・新バングラデシュの旅、12月に続き1月の添乗から帰国いたしました。日中で23~25℃、朝夕は15℃前後。乾季にあたるので雨の心配はないバングラデシュ。寒い日本を離れて訪れるにはまさに最適の訪問地であることを実感しました。今回で3回目となったバングラデシュへの添乗でしたが、また新しい発見と感動がありました。




英国式豪商の館に乗った、ベンガル様式のヒンドゥー寺院
ダッカ郊外に位置する水郷の町、古都ショナルガオン。13世紀にヒンドゥー教の中心の町として繁栄、その後ムガール帝国によりイスラム教徒が入り、ダッカに中心都市を譲るまでこの地域の中心都市として発展しました。この町が再び脚光を浴びるのが18世紀。織物を中心とした貿易で栄え、多くの豪商が当時はやっていた英国様式のお屋敷を建築。現在もパノム・ノゴルの町には600メートルにわたり52のお屋敷が並びます。面白いのは、英国様式の館の上に乗ったベンガル様式のヒンドゥー寺院。お屋敷に住んだ豪商は、洋風の館に住みながら、家の中にヒンドゥー寺院をプライベートの仏間として建築したのです。その建物が今もいくつか残っています。「豪商の館に乗ったベンガル様式のヒンドゥー寺院」を探しながら、散策をお楽しみください。



素朴な織物の村の「稲の銀行、種の銀行」
ダッカからボグラへの中間に位置する、バングラデシュを代表するサリー造りの村、タンガイル。型紙を造って織るジャガード織りの産地として知られております。村ではいたるところから機織りの音が聞こえ、日なたにサリーの反物が並ぶ光景がいかにも織物の村らしいところ。どこか懐かしい村の姿がここには残っています。
この織物と共に見学いただくのが、「グラミン銀行」と共にバングラデシュの制度として注目される「稲の銀行」と「苗の銀行」です。銀行に集められた稲や種の数は、稲だけでも160種類以上。ここから種を借りて農業を拡大し、収穫できた中から借りた種を返すというシステムで、水害や虫により作物が全滅してしまった際などには農村を救う見事な制度となっています。




ボグラの町の「ヨーグルト・アート」
ボグラのホテルに着く前に立ち寄るのが、ボグラ名物のドイ(ヨーグルト)工場。130年の歴史を持つ工場で、今も創業当時と全く同じ方法で、ドイを造っています。バングラデシュでもこのような工場は貴重で、その味の良さから他の町からわざわざ買いに来る人も多いとのこと。ちょうど、出来上がったヨーグルトを素焼きの入れ物に移す作業をしていて、その様子はまるでアート作品。珍しい「ヨーグルト・アート」を見ることができました。


感動の連続「小学校訪問」
クシュティア滞在中に訪れる「グラミン銀行」。バングラデシュを大きく変えたと言われるそのシステムに感動した後、時間があるときに小学校を訪問しています。今回訪れたのは、そのグラミン銀行のすぐ近くに位置する「ピリチプル村、小・中学校」です。グラミン銀行は毎回違う村で行われるので、学校訪問もその村の近くでということで、ツアーでは毎回異なる学校を訪問しています。
今回訪ねた学校では、初めて外国人が訪問するということで子供たちも楽しみにしていてくれたよう。先生からの依頼で、1つの教室だけ見学すると、他の教室からなぜここには来ないのかと子供たちが残念がるということで、小学校の5クラスすべてを参観することになりました。最後は先生を囲み全校生徒での集合写真となり、大喜びで校庭に出てきた子供たち。輝く目と嬉しそうな笑顔での見送りは、感動の世界でした。バングラデシュの将来はとても明るいと実感できる一場面でした。



無形文化遺産「バウルの音楽」を聴く
日本からの航空機のスケジュール変更により、6日間から8日間への日程変更に伴い加わったプログラムの一つが、ユネスコの無形文化遺産に登録された「バウルの音楽」です。バウルとは、ベンガル地方に多数存在する放浪の「吟遊詩人」のような人々で、今も定住地を持たずに人生の歌を届けています。独特な民族楽器を奏でながら、歌い、踊るバウルの人々。作詞作曲家として名高いバウルの聖人「ラロン・フォキル」の廟でお聞きいただきました。その素晴らしい声には、毎回感動です。


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