【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2025年02月03日

【帰国レポート】南北アンゴラ大自然の旅

<2025年1月11日~1月20日 10日間 添乗員:東京支店 中屋雅之>

弊社初のツアー「南北アンゴラ大自然の旅」から戻りました。アンゴラと言ってもあまり馴染がないかもしれませんが、アフリカ南西部、ナミビアの北にある国です。私自身、この国について詳しいことは知りませんでしたが、実際に訪問してみると予想以上に見どころが多く大変豊かな国であることがわかりました。かつてポルトガル植民地だったこともあり、ポルトガル風のコロニアル建築やアズレージョが残り、食事も海の幸が豊富でロブスター、カニ、イカ、タコなど日本人の口に合うものが多くありました。観光地、ホテル、食事とも大満足の旅でした。

南北に見どころの広がるアンゴラ
南部では伝統の暮らしを守る民族の村へ

ツアータイトルに「南北アンゴラ」と謳われるように、この国は大きく分けて北と南に見どころが分かれています。まず、南アンゴラの見どころとしてはルバンゴ及びナミベとその周辺です。この地域には様々な少数民族が住んでおり、今回はムイラ族の村を訪ねました。ムイラ族は現在でも昔ながらの生活を続ける民族で、女性の衣装に特徴があります。彼女たちは髪の毛を編んで粘土で固め、また首には色とりどりのビーズ飾りをつけています。この首飾りの色と大きさで、未婚・既婚、子供のある・なしがわかるそうです。村の訪問は前もって予約するわけではなく、いきなり訪問してガイドが村を見学させてもらえるように交渉します。つまり、まったく「やらせ」はなく、ありのままの生活が見られるのです。この村の村長は全権力を持ち、奥様は3人いるそうです。今回は村長の案内で儀式を行う場所、穀物倉庫、住居、そして最後には民族舞踊も見せてくれました。

民族の踊りを見せてくれました
ビーズ飾りなどを身に着け、とてもおしゃれです。後ろは彼らの住居です

ルバンゴからナミベへ セラ・ド・レバ峠を下る

アンゴラ南部の高原都市ルバンゴから海岸沿いのナミベの町に向かう途中、56のへアピンカーブが連なるセラ・ド・レバ峠を下っていきます。ペルーのマチュピチュ遺跡から町へ下りるときのようです。へアピンカーブの連続を望める展望台があり、ここからの眺めはまさに絶景。その風景はアンゴラの2000クワンザ紙幣に描かれているほどです。また、この峠でトイレ休憩をとった際、レストランに極めて珍しい花が咲いていました。アリストロキア・ギガンテア(和名ウマノスズクサ)という、私も初めて見る花でした。ほかにも砂漠地帯には希少植物のヴェルヴェッチア(和名奇想天外)や珍しい昆虫キリアツメゴミムシダマシなども見ることができました。

展望台から見たへアピンカーブの連続
2000クワンザ紙幣に描かれたへアピンカーブ
アリストロキア・ギガンテア(和名ウマノスズクサ)
ムクバイシ族の市場では、マンゴーが1山30円くらいでした

北部の見どころ
ミラドゥーロ・デ・ルーアとカランドゥーラの滝

アンゴラ北部にも見どころはたくさんあります。首都のルアンダはもちろんのこと、ここから専用バスで南に約60kmほど走ると、珍しい景勝地「ミラドゥーロ・デ・ルーア」があります。「ミラドゥーロ」はポルトガル語で「見える場所」、「ルーア」は「月」を意味し、つまり「月が見える場所」です。決してここで月を見るわけではなく、月のような風景だからそう名付けられたようです。白と赤の地層が長い年月をかけて風雨に浸食され、独特の景観が誕生。その色合いと形が奇妙で、自然の造り出した壮大なアートと言えます。
また、途中にはアンゴラ最大のハンドクラフトの市場「ベインフィカ市場」があります。特に色とりどりの布製品はいかにもアフリカ的で、お土産物としても喜ばれそうです。

ミラドゥーロ・デ・ルーア
カラフルなベインフィカ市場

アンゴラ最大の景勝地 カランドゥーラの滝

この国最大の見どころと言えば、間違いなくカランドゥーラの滝でしょう。首都ルアンダから東へ360㎞。アフリカ大陸第2の大きさの滝です。落差105m、幅400mといずれもビクトリアの滝に次いでアフリカ大陸第2位です。しかも、今回宿泊したホテルは簡素ながら滝を正面に臨む絶好のロケーションにあります。現地の人によると、このホテルの場所が滝の第2展望台であり、宿泊客以外にはここに入らないので、まさに滝を独り占め。部屋によっては室内から滝を正面に見ることもできました。
翌朝は滝の反対側に渡り、第1展望台へ。ここでは滝が流れ落ちる場所に立つことができます。ホテルからよりも滝により近く、水しぶきを浴びるほどです。

ホテルの裏から見たカランドゥーラの滝
右側の建物がホテルです。
第一展望台から見た滝
滝の流れ落ちる場所に立つ(赤い線より先には出られません)

今回は様々な角度からこの滝を堪能することができました。
これら以外にもアンゴラには様々な見どころに富んでいます。標高差1000メートルの断崖絶壁「ツンダバラの絶壁」や奇妙な巨石が並ぶペドラス・ニグラスなどほかの国にはない、極めて珍しいものがあります。アフリカでありがちな、国内線が大幅に遅れたり、道路状況が悪く予定よりも時間がかかったりしたこともありましたが、それを補ってもなおあまりある満足度でした。

※写真はすべて今回の旅行で中屋が撮影したものです。

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