【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年12月23日

【帰国レポート】ムガールの絢爛とマハラジャの栄華

<12月03日~12月10日 添乗員 東京支店・岩田 尚之>

日本の約9倍と広大な国土を持ち、14億人以上の人口に20以上の公用語を持つ、多様な民族文化が混在するインド。今回は北インドの三都市、デリー、ジャイプール、アグラにそれぞれ2連泊し、しっかりと滞在することで都市周辺の世界遺産を含めた見どころをご案内しました。初めてインドを訪問される方にはまさにピッタリ、弊社でも人気コースの1つです。

首都デリーでは美しいイスラム建築に触れました

現在のインドはヒンドゥー教が8割を占めていますが、ここ北インドを基盤に300年以上の一時代を築いたムガール帝国はイスラム教国でした。そのため、ヒンドゥー寺院は少なく、インド土着の文化と融合した独特なイスラム文化が育まれました。歴代皇帝の霊廟やモスクもイスラム建築の様式美を持ち、左右対称に造られ大理石や赤砂岩に彫られた装飾が見事でした。
一方で、ムガール帝国よりも前の時代、13世紀頃に造られたクトゥブ・ミナールはイスラム建築とヒンドゥー建築の様式美が混じり、塔の装飾にも特徴が見られます。近くにはデリー国際空港があるため飛行機と一緒に写真を撮れました。

1993年世界遺産登録のクトゥブ・ミナール。高さ72mのミナレットは圧巻です
デリー最大のモスク「ジャマ・モスク」。1万人以上が毎週金曜日に礼拝に訪れます
ムガール帝国2代皇帝フマユーンの霊廟。タージ・マハルのモデルになったとも言われます
赤砂岩が美しいレッド・フォート
一部市内はオートリキシャで移動しました。渋滞が日常化しているデリーでは大変便利な乗り物

ジャイプールでは世界遺産や伝統工芸見学など充実の滞在

インドではよく聞くマハラジャとは「偉大な王」を指し、ここジャイプールでは現在でもマハラジャの住む宮殿があります。イギリス統治時代に街中をピンク色に統一したことから別名「ピンクシティ」とも呼ばれ、ジャイプールの観光名所となっています。さらに、今回は連泊でゆとりをもって周辺の観光へもご案内。アンベール城では、観光前に城内レストランで昼食をお召し上がりいただき、煌びやかな内装もご覧いただきました。
また、自由行動でご案内した織物伝統工芸を展示するアノーキ博物館では、幸運なことに実際に作業をする様子もご覧いただけ、地域に根付いた文化を体験できました。

快晴の中のアンベール城。2013年に世界遺産に登録されました
アンベール城の城内レストランは豪華絢爛。著名人もたくさんやってきていました
アンベール城で最も美しいと言われるガネーシャ門
贅の限りを尽くした鏡の間
アノーキ博物館ではブロックプリント用の木堀職人が実演してくれました
先程のブロックを別の職人が色別にプリントしていきます
非常に細かく繊細なブロックプリントが展示されていました
ナルガール城塞からジャイプールのパノラマをご覧いただきました
ピンクシティのシンボルである風の宮殿
ディナーを食べながら民族舞踊を楽しみました

時間を変えて訪れることで印象的に見られたタージ・マハル

インドを初めて訪れる方がまず見たい場所、それがタージ・マハル。ムガール帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻を祀るために22年の歳月と国が傾くほどの財を投じて建造した霊廟です。ワールド航空では時間を変えてタージ・マハルをご覧いただきました。ヤムナー川のほとりに建つゆえ早朝は朝もやが発生しやすいのですが、それがかえって幻想的な雰囲気を生み出し写真映えしました。
また、タージ・マハル以外にも8世紀ごろ建築の階段井戸や赤砂岩の美しいアグラ城、廃墟となった古都ファテープル・シクリなど、連泊だからこそ余裕を持って見どころをご案内できました。

早朝、ヤムナー川対岸よりタージマハルを望む
日が昇ると、見え方が変わり白亜の霊廟が輝いていました
アバネリ村のチャンドバオリ(階段井戸)。王族の避暑地だったこともあります
夕日に照らされるアグラ城。1983年、タージマハルとともに世界遺産登録されました

見どころが多く駆け足になりがちな北インドのツアーですが、各都市連泊でご案内することで、周辺の世界遺産も含めた観光地をご紹介できました。おかげさまで来年のツアーもお声が集まってきています。ご興味の方はこの機会にぜひご検討ください。

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