【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年10月22日

【帰国レポート】イタリア東海岸縦断の旅 

<2024年10月11日(金)~10月21日(月)11日間 添乗員:東京支店 渋江恭子>

イタリアは首都ローマや南イタリアのナポリ、そしてジェノヴァを中心としたリグリア海岸など西海岸が注目されがちですが、今回のツアーではイタリアの裏側のよう存在である東海岸を、北はエミリア・ロマーニャ州のラヴェンナ、南はプーリア州のオートラントまで11日間かけて縦断しました(上の写真はイタリア半島最東端にあるパラシャ岬です)。

きらめく個性を持った「イタリアの最も美しい村」を巡りました。

アドリア海沿岸には「イタリアの最も美しい村」協会に加盟している村が点在しています。中世に栄えたものの、後に衰退していったために、往時の雰囲気を今に留めています。際立つ見どころがあるわけではないのですが、なんともいえない味わいがあります。中世の城を中心に築かれたグラダーラ、村の人々が憩うロッカ・サン・ジョヴァンニ、アドリア海を望む高台に築かれたグロッタンマーレ、それぞれに趣があり、不思議と印象に残る村々でした。

中世に建てられた城を持つグラダーラ。城壁ウォークでは城や家並の景観を楽しみました
11世紀からの歴史を持つロッカ・サン・ジョヴァンニ
グロッタンマーレの展望台からはアドリア海と南イタリアらしいパステルカラーの家並が望めました
静寂に包まれたグロッタンマーレ。ほかに訪ねる人はなく、のんびりと散策いただきました

アドリア海を望む港町に残る歴史の足跡

アドリア海の対岸には紀元前には古代ギリシャ、中世には東ローマ帝国、近世にはオスマン帝国が広がり、イタリア東海岸の町々にはその影響を受けた歴史が幾重にも重なっています。今回はかつてはベネチアと比肩するほどに繁栄を誇った海洋国家だったアンコーナ、中世に築かれた大聖堂や城塞が残るトラーニ、そしてイタリア半島最東端に位置し、東洋と西洋の文化が交差したオートラントなどを訪ねました。

港町アンコーナはかつてベネチアと比肩した海洋国家でした
アンコーナの小高い丘に建つ大聖堂は古代ギリシャ神殿跡に建てられました。町には幾重もの歴史が重なっています
「プーリアの女王」とも称されるトラーニの大聖堂
トラーニの港に面したホテルに宿泊し、移り行く港の景色をご覧いただきました
東洋と西洋の架け橋・オートラントの大聖堂に残る12世紀のモザイク。床一面を飾るモザイク画は圧巻です
オートラントのサン・ピエトロ聖堂。東ローマ帝国時代(9~10世紀)に築かれ、オリエントの文化が薫る教会です

6つの州を巡り、郷土料理の豊かさを実感しました。

今回の旅ではイタリアに20あるうちの6つの州、エミリア・ロマーニャ州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、プーリア州、カンパニア州を訪ねました。北から南に移動していく中で、気候風土が少しずつ変わっていくことを実感しました。各地の郷土料理をお召し上がりいただましたが、パスタ一つとっても地方独自の名物があり、あらためてイタリアの食の豊かさに驚きました。海沿いを辿るツアーだったので、魚介類が多かったことも好評でした。

エミリア・ロマーニャ州のハムとクリームチーズの盛り合わせ
ムール貝とエビのパスタ
プーリア州名物の耳の形をしたパスタ・オレキエッテ
アブルッツォ州のワッフル・フェッラテッレ

今回の旅を終えたとき、イタリア半島を縦断したという達成感がこみ上げてきました。そして、田舎の町や村でホスピタリティ精神あふれるホテルのスタッフやレストラン、地元の人々と触れ合い、これまで以上にイタリアを好きになっていました。日本ではあまり知られていない町や村を巡るツアーですが、素朴な村を訪ねることがお好きなお客様にぜひお薦めしたい旅です。

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