【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年10月05日

【帰国レポート】コソボ・北マケドニア・アルバニア 3ヵ国周遊の旅

<2024年9月16日~9月25日 10日間 添乗員:東京支店 桂智洋>

かつて「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家」と表現された旧ユーゴスラビア。対立や紛争の時代を乗り越え、各国それぞれに新たな時代を迎えています。このバルカン諸国の中でもコソボと北マケドニア、そして南に隣接するアルバニアの3ヵ国に焦点を当て、東西文明の十字路として歴史を刻んできた町々を巡りました。
新生国家コソボ、国名問題で揺れた北マケドニア、かつて「東欧の孤児」と称されたアルバニアといずれの国々も想像を超えて個性の光る国でした。旅の様子をレポートします。

アルバニア人の国・コソボにあるセルビア正教の教会を訪問 複雑な地域事情がうかがえます
コソボ・プリズレンのイスラム教のモスク
ユーゴスラビアの成り立ちと解体を書面にまとめてご説明しました

オフリッド湖の湖畔に繁栄した「バルカン半島のエルサレム」

その清澄な美しさから1979年にユネスコの世界自然遺産に登録され、その翌年には湖畔に立つ聖ヨハネ・カネヨ教会を始めとするオフリド旧市街の文化的価値も認められ、ユネスコの世界複合遺産となりました。
ツアーでは、オフリッド湖の水の実に95%を占めるという湧き水の吹き出し口をボートクルーズで真上からご覧いただいたり、古代人が水上集落を築いたとされる集落跡や、汗をかきながら坂道を上り街を一望するポイントの要塞までご案内しました。日本に暮らしているとオフリッドという地名を耳にすることはないのですが、東ヨーロッパの特に正教文化圏で暮らす人々にとっては一度は訪れたい憧れの地なのです。ビザンチン帝国、中世ブルガリア帝国、セルビア王国、オスマン帝国等さまざまな国に支配された歴史を持ち、ローマ帝国の時代以降、コンスタンチノープルからアドリア海を結ぶ街道上に位置し、軍事面、商業面の要衝として栄えました。そしてもう一つの大きな理由は、宗教都市としての面です。ここはキリスト教(正教会)の布教の一大拠点となっていたため、最盛期は市内に365もの教会があり、「バルカン半島のエルサレム」と呼ばれた時代がありました。現在でもマケドニア正教会の大主教座が置かれています。特にに印象的だったのが聖ヨハネ・カネヨ教会です。オフリッド湖を背に佇むその姿は、控えめで美しく、またボートクルーズから見上げた様もとても絵になりました。
ヨーロッパがお好きな方にはぜひ一度訪れていただきたい街オフリッドです。

オフリッド湖畔に広がる街並みを高台の要塞から一望
水上集落見学は古代人に思いを馳せる時間となりました
主に東ヨーロッパからの観光客が多く来ていました
やはり絵になる「制ヨハネ・カオヨ教会」。苦労して歩いた甲斐がありました
帰りはオフリッド湖をクルーズしました
オフリッド湖で獲れたマス料理

多面的な魅力を持つ国々
街歩きに遺跡、お買い物も楽しみました

私自身は当地へは5年ぶりの訪問でしたが、5年前と比べ目に見える変化を感じる旅でした。5年前はどこか共産主義時代を引きずっている暗い印象がありました。今回はいずれの国も街も人々の活力で生き生きして見えました。ユーゴスラビア内戦の時代も、その後の共産主義の時代ももはや過去になりつつあるのでしょう。歴史ある国々にも新しい風が吹いていました。また、街歩きに加えて、お買い物や遺跡の見学、お食事や街のライトアップまで多面的に楽しむことができました。コソボに入国し、北マケドニア、アルバニア、そして帰国時はモンテネグロとツアー中4回の国境越えを体験しました。その都度、パスポートにスタンプが増えていき、「これも思い出と、良いお土産になるわね」とお客様も笑顔でした。

夕暮れ前のオフリッドの街並みは印象的
北マケドニアはマザーテレサの出生地です
珍しいコソボの出入国のスタンプです(下段の左右)
保存状態の良いローマ遺跡も見学しました
オフリッドの民俗博物館では主人の歓迎を受けました
アルバニアのティラナ 独裁者の博物館は展望台につくりかえられていました
スーパーでのお買い物に便利! 生産国の国旗がついていました

とてもユニークなヨーロッパの国々をご紹介するコースでした。
未来に向けて変化が進む今がまさに訪ねときです。

来年の旅行の候補にいかがでしょうか。

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