【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年06月13日

【帰国レポート】知られざるポルトガル 海の絶景と山麓の美しい町、驚きの村

<2024年6月3日(月)~6月13日(木)  添乗員:信濃貴宣>

<2024年6月3日(月)~6月13日(木)  添乗員:信濃貴宣>

タイトルどおり、日本ではほとんど紹介されることのないポルトガル内陸部の絵になるような驚きがある村への訪問。そして、ワールド航空でも初めての訪問地であるベルレンガ島での散策は今までのポルトガルの旅とはひと味違った貴重な体験でした。

港町ペニシェから約40分、ベルレンガ島がみえてきました!
ベルレンガ島の船着き場、透明度の高さに驚き

夏のみ上陸が許可される幻の島、ベルレンガ島へ

ベルレンガ島は、その独特な生態系の保護と波の影響により、上陸が許されるのは毎年夏の6月から9月までに限定されています。そんな貴重な島を訪れました。
この島への上陸者数は徐々に緩和されていますが、現在でも午前500名、午後500名という厳しい制限が設けられています。港町ペニシェから双胴船で15キロ沖合にあるベルレンガ島へ。開放感あふれるサンデッキに座り、45分間のクルージングを楽しみました。花崗岩の岸壁がそびえ立つ荒々しい島に到着すると、カモメが私たちをお出迎えです。
島の船着き場すぐ近くにあるカフェレストランをから17世紀に築かれたサン・ジョアン・バプティスタ要塞までの散策をスタート。後になって知ったことですが、船着き場からプライベートボートタクシーが要塞まで5分ほどで運行していて、帰りに利用されたお客様もいらっしゃいました。
徒歩での散策は、島の最高地点である標高75mの灯台へ。そこから未舗装の道を進むと、300段の階段が待ち受けていました。ガイドの先導で慎重に階段を下り、入り江から手すりのないアーチ状の橋を渡ると、橋から海に飛び込む若者たちの姿も何度か見かけました。ここからの眺めはまさに絶景。そして、ついにサンジョアン・バプティスタ要塞に到着。屋上テラスから眺める透明な海と荒々しい岸壁は圧巻でした。
その後カフェに戻り帰りの船を待つ間、コーヒーやレモネードを楽しんだり、カフェの下に広がるビーチや波の浸食でできた海洞穴を探検したりする方々もいらっしゃいました。
15世紀から禁猟区で、2011年にはユネスコの生物圏保存地域に登録されてるだけに手つかずの自然が残る風景はポルトガルの他のツアーではなかなかない貴重な体験でした。

船着き場から要塞までボートタクシーで僅か5分
左右に透明な海が広がる橋をゆっくり渡ってサン・ジョアン・バプティスタ要塞へ
丘の上から見下ろすサン・ジョアン・バプティスタ要塞も勇壮
ベルレンガ島へは港町ペニシェから
海沿いの町ではシーフードに期待

巨石や石造りの村に魅了される:ソウテロ村、モンサント村、ピオダオ村とモンサラーシュ村

ミーニョ地方から中部地方にかけて広がる景観は、まるで饅頭のような丸い巨石があちこちに転がる光景で、古代この辺りに住んでいたケルトの人々は巨石に神が宿ると崇めていたといわれています。
ポルトガルの北部、ソウテロ村のペナモウリーニョ山には、花崗岩の下に建てられた教会があります。ここは1605年に聖母マリアが現れたとされカトリック教徒の聖地となっています。一方、内陸の小さな村、モンサントでは、古くから岩を利用して家々が建てられていて、まるで岩と一体化したような風景が特徴的です。
また、ポルトガル政府が歴史的な村として指定しているピオダオ村はポルトガル中部の山間部、景観保護区のセーラ・ド・アソールにひっそり佇んでいます。霧の煙る山を越え、こんなところに人が住んでいるのかと考えながら山を下ると斜面に見えてきたのがスレート(片岩)を使った家々の連なりです。ちょうどこの時期は紫陽花が青い花を咲かせていました。
旅の後半に訪れる南部のアレンテージョ地方にあるモンサラーシュ村は、丘の上に位置し、白い建物が並ぶ美しい村でした。中心部の教会や城壁からは、スペインとの国境を形成するグアディアナ川の人造湖アルケヴァ湖が見渡せ、その壮観な風景に魅了され、時間が止まったかのような気持ちになります。

ソウテロ村にある聖母ラパ教会。周辺は緑に覆われており、ひっそりと佇んでいます
岩の教会内部の様子
教会をでたあと、岩を潜り抜け丘の上まで行く事もできます。丘の上からの眺めも絶景でした!
モンサント村、岩と融合した住宅
紫陽花の美しい季節に訪れました
スレートの壁に青い扉が映えるピオダオ村
眩いほど白く輝くモンサラーシュ村の家並み
モンサラーシュの城壁より、小島の点在する湖を望む

ポサーダのある町 ギマランイス、マルヴァオン、オビドス

ポサーダとは、ポルトガル政府が管理する中世の古城や歴史的建物を改修した宿泊施設。全国に50カ所近く点在し、歴史的な趣を保ちながら、近代的な快適さも兼ね備えています。
ツアーの前半では、ギマランイスの「ポサーダ・モステロ・デ・ギマランイス」に連泊。12世紀のアウグスティノ修道院を利用したこのポサーダは、歴史的な重厚さと洗練されたモダンな設備が魅力です。
次に訪れたのは「ポーサーダ・デ・マルヴァオン」。スペイン国境近くの山間部に位置し、赤レンガの屋根と白壁の伝統的な家屋が特徴です。レストランから眺めるアレンテージョ平原の眺望で知られていますが、それ以外にも素朴で温かみのある村の雰囲気を楽しむことができる、この地方ならではの魅力的な宿泊施設でした。
旅の最後には、オビドスの「ポサーダ・デ・オビドス」での夕食。全9室のポサーダの為、グループで利用するには難しいのですが14世紀の中世の趣をそのままに残した建物で、ラウンジやロビーには中世の鎧や家具、絵画が飾られています。レストランの郷土料理も絶品で、最後の夜を特別なひとときにしてくれました。

修道院を改装したギマランイスのポサーダ。外観からホテルとは想像がつきません
ギマランイス、ポサーダの食堂
オビドスのポサーダでは素敵な晩餐をお楽しみいただきました

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