【海外】帰国しました。添乗員レポート
【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年03月22日
【帰国レポート】ベネチア周辺の珠玉とラグーナの島々
<2024年3月12日~3月21日 10日間 添乗員:東京支店営業部 吉田将也>
<2024年3月12日~3月21日 10日間 添乗員:東京支店営業部 吉田将也>
イタリア北部の海に浮かぶ「水の都」ベネチア。通常のツアーでは、ベネチア本島だけを観光して別の町へ移動してしまうことが多いのですが、このツアーではベネチアングラスで知られるムラーノ島に4連泊しますので、ベネチアのより深みを知る旅になっています。
ベネチアングラスの島・ムラーノ島ならではの贅沢な滞在
ベネチア本島から水上タクシーに乗り、ベネチアングラスで栄えたムラーノ島へ。ホテルも運河に面していて、水上バス乗り場も目の前という好立地です。ホテルを出てすぐの道沿いにガラス工芸屋さんが建ち並び、ウィンドウショッピングをするだけでも楽しめます。そして、何よりうれしいのは、本島にはない静かなベネチアを味わうことができることです。レストランまで歩く途中も、他の観光客に出会うこともなく、夜の暗がりの中で灯りに照らされた運河や教会を眺めることができこれがベネチア本来の姿かと感動を覚えました。
訪ねて発見する、個性的な島々が語るベネチアの歴史
せっかくのベネチアでの贅沢な連泊でしたので、さらに別の島々にも足を伸ばしました。ムラーノ島は、各島々に行く水上バスが出る場所なので、移動も楽に散策を楽しむことができます。まず訪れたのは「ベネチアが始まった場所・トルチェッロ島」。ここはよりイタリア本土に近く、ベネチアに渡った人々が最初に定住を始めた場所です。島には小さな運河が通っていて、その両脇は建物ではなく植物です。こんなに素朴なベネチアがあることに驚きました。
さらに午後には、ブラーノ島へ。まるでおもちゃのように鮮やかな色使いの家が多く、運河沿いに並ぶ様は、本島と異なる可愛らしさを感じました。ここでの注目は、島の特産品であるブラーノレース。かつてベネチアングラスと同様に、ベネチア共和国の経済の一端を支えた手工芸品でした。島を歩くと、いたるところで見つけることができます。まさに本島だけ訪れていては知ることができないベネチアの一面でした。
忘れてはいけない陸のベネチア
ロミオとジュリエットの町・ヴェローナにも3連泊しました。ローマ遺跡やアディジェ川沿いに広がるロマンチックな旧市街は、かつてはベネチアの支配を受けた場所で見るところが多い町です。またイタリア最大の湖・ガルダ湖沿いに築かれた陸の要塞・ペスキエーラ・デル・ガルダやベネチア周辺の魚介が水揚げされる港町・キオッジャを訪れることで、海側だけでなく、本土に残るベネチア共和国支配の姿も垣間見ることができました。
ヨーロッパ好きの方なら、既に訪れたことがある場所かと思われますが、だからこそ2度目の訪問では、より細かいところまで見ることができます。かつて地中海を広範囲にわたって支配した「アドリア海の女王・ベネチア」は、その名にふさわしい歴史に裏打ちされた魅力が今も残っています。
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