【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年03月24日

【帰国レポート】常春の楽園カナリア6島を巡る船旅 11日間 

2024年3月1日(金)~2024年3月11(月) 11日間 東京支店 山田 周

<3月1日発 添乗員:東京支店営業部 山田 周>

 常春の楽園カナリア諸島へ行ってきました。北アフリカ沖合に浮かぶカナリア諸島は年間1300万人以上の旅行者が訪れますが、ほとんどがドイツ人、英国人を中心としたヨーロッパからで、日本人は3000人ほどと少なく、未訪の方も多いのではないでしょうか。今回の旅では6つの島を訪れましたが、印象に残った2つの島をご紹介します。

自然とアートの調和が印象的なランサローテ島

スペイン本土から約1700km離れているカナリア諸島の中で最も近いランサローテ島。この島のティマンフィア国立公園では18世紀の火山の噴火で生まれた溶岩台地の大パノラマへ。海を見下ろす溶岩台地の周辺には無数のクレーターが広がるこの風景は300年前当時そのまま。地中の温度が高く、植物もまったく育たない荒涼とした大地はまるで別の惑星に迷い込んだかのようでした。

ランサローテ島の荒々しい大地の景観
セサル・マンリケ設計のレストラン・ディアブロ
400℃以上の高温の地熱地帯 干し草が一瞬で燃え上がります
レストラン・ディアブロの地熱を利用したバーベキュー

 この島出身の建築家セサル・マンリケは唯一無二のランサローテ島の自然景観を愛し、この島の自然景観と見事に調和した素晴らしい作品を残しました。火山の内側のトンネルに作られた展望台や洞窟レストラン、溶岩台地に建てられたセサル・マンリケの家では、外側から見ることのできない火山の内側に入り込み、まるで自然と対話するかのような不思議な光景を目の当たりにし、驚きと感動の連続でした。

火山洞窟の造形美ハメス・デル・アグア
火山トンネル展望台から8つ目のカナリア諸島を望む
火山の内側の廊下を抜けると・・
遊び心豊かな部屋が次々と続く
セサル・マンリケの世界を満喫
自然とアートの見事な調和を愉しむ

スペイン最高峰テイデ山を有するテネリフェ島

 カナリア諸島最大のテネルフェ島。スペイン最高峰のテイデ山は現在よりもさらに巨大な5000m級の火山でしたが15万年前の噴火により頂上部分が崩壊、標高2200m地点に東西15km、南北10kmの巨大なカルデラが形成されました。海から吹く貿易風の影響で湿度が高く雲が発生しやすいカルデラの外側はカナリア松や月桂樹などの原生林広がり、標高2200mのカルデラの内側は低気圧が入り込むことができず、一面が乾燥した景色が広がり別世界です。前半は霧に覆われた原生林の山道をドライブ、国立公園のハイライト「ロック・デ・ガルシア」では雲一つない青空の中、最高峰テイデ山(3718m)を仰ぎ見ることができました。

最高峰テイデ山(3718m)を仰ぎ見る 
樹齢600年のドラゴンツリー(竜血樹)
この島の固有種エキウム(開花は5月下旬~6月)
巨大なカルデラの内側は雲一つない快晴

ラ・ベル・デ・オーシャン号で巡るカナリア6島クルーズ

 日本生まれの「おせあにっくぐれいす」がフランス・クロアジ社の客船として生まれ変わりました。5000トンクラスの小型客船で乗客定員が最大114名、今回は私たちを含めて104名でした。乗下船の手続きもスムーズです。船内施設もシンプルでわかりやすく、クロワジ社のアットホームなサービスや手作り感のある催しやクルーショーも好評でした。

帰船時にはおしぼりと飲み物サービス
カナリアン・フォルクローレのライブ演奏も好評
クロワジ社名物のクルー自ら出演するタレントショー
アットホームなキャプテン主催カクテルパーティー
屋外デッキでゆっくり 背後はテイデ山です
ラ・パルマ島でクルーと一緒にナイトウォーク

 カナリア諸島は年間を通じて降水量が少なく、年間を通じて緑と花が絶えない常春の楽園です。島の景観や特徴も大きく異なる6つの島を同時に訪れることができる船旅はカナリア諸島の魅力を幅広く知るのにうってつけです。今回は2つの島のみのご紹介でしたが、次のカナリア6島の船旅帰国レポートで他の島のみどころもご紹介します。乞うご期待ください。

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