【海外】帰国しました。添乗員レポート
【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年01月18日
【帰国レポート】アラビアの源流 サウジアラビア周遊の旅 10日間
2023年12月29日(金)~ 2024年1月7日(日) 10日間 東京支店 山田 周
<12月29日発 添乗員:東京支店営業部 山田 周>
年末年始にサウジアラビアの旅に行ってきました。2019年10月に観光ビザの発給開始と開放政策を打ち出したサウジアラビアでは、外国人女性のアバヤ、スカーフ着用の規制が緩和され、以前よりも自由に快適に旅ができるようになりました。非イスラム教徒は立ち入りが許されなかった第二の聖地メディナ、預言者(ムハンマド)のモスク周辺の聖域も自由に歩くことができます。サウジアラビアの開かれた神秘のヴェールの内側をご紹介します。
首都リヤドで礼拝中のグランドモスクを参観しました
イスラム教国では礼拝中に非イスラム教徒がモスクに入場できないことが一般的ですが、首都リヤドで最大のグランドモスクの礼拝の様子を見学する機会に恵まれました。玄関で靴を脱いでから女性はレンタルアバヤ(無料)を着用し、モスクのスタッフの方に2階の回廊に案内されました。礼拝が始まると私たちだけ(ガイドさんも途中で抜けてお祈りにいきました)で15分ほどの礼拝の様子を最初から最後まで見ることができました。礼拝を見学後、応接室に案内され、アラビアコーヒーとデーツ(ナツメヤシ)のお菓子をご馳走になり、セミナールームでイスラム教について理解を深めるためのミニ講座(日本語)を開催していただきました。今回のラージヒー・グランドモスク入場やイスラム講座は「Hadiyat ‘Aalim」(ハディーヤト・アーリム)のご協力により実現しました。
※イスラム講座は日本ムスリム協会副会長の佐藤裕一様にお願いしました。
聖地メディナの預言者のモスク(聖域)を見てまいりました
ムハンマドがメッカを追われイスラム教の信仰を守るために移住してきた(ヒジュラ歴元年はムハンマドがメディナに移住した622年)メディナはイスラム教第二の聖地です。ムハンマド、後継者のカリフのお墓がある預言者のモスクを含む8~10km四方の聖域は特別な許可がない限りは非イスラム教徒の立ち入りが許されていませんでしたが、サウジアラビアではビジョン2030の公約にてツーリズム(観光)でGDPの10%を目指すことを掲げ、第二の聖地も非イスラム教徒、外国人に門戸を開き見学できるようになりました。ウムラ(小巡礼)期間中でしたが、多くの巡礼者で賑わうメディナの様子を間近に見ることができたのは貴重な時間でした。
アラビア半島の辺境の地(マダイン・サーレ)で古の時代を偲ぶ
アラビア半島の辺境地アルウラ近郊のヘグラ(マダイン・サーレ)は紀元前7世紀から紀元1世紀ごろまで香料(乳香)などを南アジア(インド)、中国方面へ運ぶ交易の重要な中継都市でした。栄枯盛衰の時代の変化とともに繁栄を極めたヘグラも、いつしか忘れ去られていくことになるのですが、ナバテア王国時代の最盛期(紀元前2世紀から紀元1世紀ごろ)には巨大な岩山に数多の岩窟墳墓が建設されました。砂漠の真っ只中の辺境の片田舎にも関わらず、サウジアラビアで最も多くの旅行者が訪れる場所はやはり特別で、古の時代に思いを馳せるひとときを過ごすことができました。
古き良きアラビアの風景と現在進行形で変わりゆく姿の対比が面白いサウジアラビア。女性の社会進出も目覚ましく、メディナで私たちを案内してくださったガイドさんは女性でした。閉鎖的なイメージの強いサウジアラビアの印象が今回の旅で大きく変わりました。百聞は一見にしかず! 皆様も開かれた神秘のベール・サウジアラビアを訪れてみてください。
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