【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年12月25日

【帰国レポート】イエローナイフ エクスプローラー4泊とオーロラヴィレッジの旅

<2024年12月13日(水)~18日(月)6日間 添乗員:東京支店 萩原洋子>

<2024年12月13日(水)~18日(月)6日間 添乗員:東京支店 萩原洋子>

12月の新月すぎ、オーロラの聖地イエローナイフを訪ねる旅から戻りました。

北欧と北米と名だたるオーロラ観測地の中でも、高い観測率を誇るといわれているのがカナダ・イエローナイフです。北米地域は、北欧と比べて内陸部に位置しているため晴天率が高く、オーロラの重要な観測条件を満たしていて、観測率が高いことが特徴です。
今回はそのイエローナイフに4連泊し、4回オーロラ観測に挑戦しました。

3泊滞在すると95%の観賞率 その真相は?

「3泊すると95%の観賞率」この数字は、イエローナイフのオーロラ観賞施設であるオーロラヴィレッジが発表しています。これはオーロラヴィレッジが発足してから20数年来の統計からの数字です。

さて、今回のツアーではどうだったかというと…4回観測中、3回、観測できました!

オーロラがだんだんと揺らめく緑のカーテン。全天に広がる、頭上から降り注ぐ光のベールに大感動。あるお客様からは「バレエのチュチュのきらめきのよう」とも。絶対にオーロラが見たいと口を揃えられていたお客様も大感動で、カーテンのひだが揺れ動く様子は決して見飽きることはなく、-19度の極寒の中でも、いつまでもいつまでも夜空を見つめていられました。

そしてちょうどこの時期はふたご座流星群の時期にも重なっており、写真に収めることはできませんでしたが、オーロラと流れ星を両方見ることも叶いました。

赤色が肉眼ではなかなか識別できませんでしたが、
カメラを通すとみられます。(お客様撮影)
(添乗員撮影)
湧き出すように広がるオーロラ 丘から見た景色です。(お客様撮影)
(添乗員撮影)
(お客様撮影)

イエローナイフでは、何故観測率がこれほど高いのでしょうか。

オーロラが見えるのは、オーロラベルトと呼ばれる地域で、地磁気極を挟んだ夜間側では65度から70度付近に存在します。また、統計的にオーロラが見られる頻度が高い領域を極光帯といわれます。北欧と北米がここに位置していますが、イエローナイフは、そのベストな位置にあるといわれています。また冬は-30~40度になることも多く、凍てついた寒さによって大気中の水分が少なくなるため、雲が少なくなり、内陸部であることも手伝い、晴天率が高まります。さらにノースウエスト準州の州都でありながら非常に小さい街なので、周辺の人工光の影響が少なく、オーロラを観測できる様々な条件が整っているからです。

竜のようにゆらめくオーロラ(お客様撮影)
(お客様撮影)

オーロラ観測施設・オーロラヴィレッジでのサービス

日本人のスタッフも多く働いているオーロラヴィレッジでは、まさに痒いところに手が届く、様々なサービスが用意されています。

まずは先住民が使用していた移動式テント「ティーピー」での滞在についてご紹介します。ホットチョコレートやお茶などのサービスがあり、簡単に暖を取れるようになっています。また、オーロラ撮影にはかかせない三脚レンタルや、カメラマンによる記念写真撮影サービスもあります。(それぞれ有料)そして、外で長くオーロラを眺めていられるように折り畳み椅子の貸し出しと、極北の寒さの厳しさを実感できる氷実験まで、さまざまなオーロラ観測に特化したサービスが用意されていました。

折りたたみいすは無料の貸し出しサービスがあります
ティーピー内部にはテーブルとイス、暖炉、お湯や飲み物があり、とても暖かいです。(添乗員撮影)
凍るタオルや、釘を打てるほど固くなったバナナなど、童心にかえっての氷上実験です。
ちなみに、バナナを金槌ほどの固さにするには、24時間雪に埋めることが必要でした。

実はコロナ禍以降北米地域でオーロラを鑑賞するツアーは今回が初めてでしたが、すばらしい写真を撮って帰る事ができました。

今年から来年にかけ、通常より大きなオーロラが観測できる太陽の11年周期にあたるといわれています。よいオーロラが見られることを願うばかりです。

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