【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年10月25日

【帰国レポート】南アフリカの花園ナマクワランドを訪ねる旅

<8月24日(木)〜9月2日(土)10日間 添乗員:東京支店 中屋 雅之>

<8月24日(木)〜9月2日(土)10日間 添乗員:東京支店 中屋 雅之>

 南アフリカ共和国北西部に位置するナマクワランドは、一年に一度この時期だけ砂漠地帯に花が咲き乱れ、まるで天国のような美しさです。しかしながら、その時期は毎年変わり、年によっては花が咲いておらず、花を求めて予定外の地域まで足を延ばすこともありました。しかし、今年はすべての場所で花が満開。これほど美しいお花畑を見るのは私の人生に於いて初めてのことです。
今回は帰国時に、香港を台風が直撃し、香港で1泊するというアクシデントはありましたが、それも良い思い出のひとつです。

南アフリカは植物の固有種の宝庫

 このツアーは南アフリカ共和国のケープタウンから始まります。ケープタウンといえば喜望峰やテーブルマウンテンなどで有名ですが、今回の旅行は花がテーマですので、まず最初に訪問したのは「カーステンボッシュ植物園」です。ケープ半島の周辺は「ケープ植物区」と呼ばれ、9000種以上の植物が見られるとのこと。しかもそのうち1736種がここでしか見られない固有種です。
 カーステンボッシュ植物園はテーブルマウンテンの麓に位置し、数多くの珍しい植物が生育しています。中でも南アフリカ共和国の国花で、花の王様と称えられる約100種ものプロテアが、華麗に咲きそろう「プロテア・ガーデン」は圧巻。また、針刺し状の花を咲かせるプロテアに似たピンクッションや巨大なアロエの木も珍しいものです。

南アフリカの国花:キングプロテア
ピンクッション

ウエストコースト国立公園へ

 ケープタウンからバスで北上、途中、テーブルマウンテンの全景がきれいにみられる場所で写真ストップを取りました。その後、「ウエストコースト国立公園」へ。ここは海から26キロも入り込む干潟があり、その周辺にはフラミンゴを始めとする野鳥が生息しています。そしてここは1年のこの時期のみ、お花畑となるのです。特に海の近くでは海を背景に様々な色の花が咲き乱れる姿は感動ものです。

遠くに見えるテーブルマウンテン
海を背景とするお花畑
意味と花のコントラストが美しい
まるで花の絨毯

ハンタム自然保護区

 クランウィリアムの町からテーブルマウンテンのような山をどんどんと上ってゆくと、その上は「ハンタム自然保護区」です。更にその周辺にはマッドジイズ・フォンテンなどの自然保護区もあり、ウォーターフォール、キベル・フォレストなどでは珍しい植物も見学することができました。

ハンタム自然保護区
マッドジイズ・フォンテンでお弁当の昼食
ウォーターフォール周辺には、黄色い花が咲き乱れていました
珍しいキベル・ツリーの森

ナマクワランド・デイジーの咲くナマクワランド国立公園へ

 クランウィリアムの町からしばらくバスで走ると、周辺にルイボスの灌木が見えるようになります。ここはルイボスティーの産地なのです。ここから未舗装道路に入り更にしばらく走ると、いよいよ「ナマクワランド国立公園」。ここにはナマクワランド・デイジーというオレンジ色の花が群生しています。ここでは展望台から全景を眺めたり、花の遊歩道を歩くこともできます。

ナマクワランド・デイジーのお花畑の中の遊歩道を散歩
展望台から見たナマクワランド国立公園の風景
群生するナマクワランド・デイジー

ナバビーブからグーギャップ自然保護区へ

 この日はスプリングボックの町から、ナバビーブの町の周辺の花をご覧いただきました。ナマビーブは国立公園や自然保護区でもなく、ごく普通の田舎町です。ところがその中に、ナマクワランド・デイジーが咲き乱れるのです。ナマビーブはかつて炭鉱で栄えたのですが、現在は閉山され、当時の面影はあまり残っていません。しかし、鉱山博物館には当時の機関車や様々な道具類が展示され、かつての繁栄ぶりを彷彿とさせています。
 その後、グーギャップ自然保護区に移動しお弁当の昼食。その後、保護区内の「13キロ バスルート」をドライブしました。途中から「花街道」に入ると、そこら中花の絨毯を敷き詰めたようで、皆様写真を撮るのに夢中でした。まるで、夢のようなひと時となりました。

ナバビーブの町の土手にはナマクワランド・デイジーが
ここはかつて炭鉱の町、当時の機関車も置かれていました
グーギャップ自然保護区、黄色い花はボタンデイジー
グーギャップ自然保護区のお花畑

陸上からのホエール・ウォッチングやオークラビスの滝見学も

 今回のツアーは勿論「花」がテーマですが、それ以外にもハマナスの町での陸上から見るホエール・ウォッチングやペンギンのコロニー、オークラビスの滝の見学など、花以外の見所もご案内しました。食事は海の幸が豊富で日本人の口に合うものが多かったです。
 これまでに私が体験した最高のツアーのひとつです。

海の幸豊富な食事
ペンギンのコロニー

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