【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年10月06日

【帰国レポート】ヴェルディ音楽祭とル・レ・エ・シャトー滞在の旅

<9月27日(水)~10月6日(金)10日間 東京支店 渋江 恭子>

<9月27日(水)~10月6日(金)10日間 東京支店 渋江 恭子>
イタリアを代表するオペラ作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディの誕生日である10月10日前後にパルマとその近郊で開催されるヴェルディ音楽祭のオペラを楽しむツアーより帰国しました。

パルマとブッセート 2つの劇場で鑑賞するヴェルディ音楽祭

パルマに4連泊し、パルマではヴェルディ中期の傑作「イル・トロヴァトーレ」、ブッセートでは最後のオペラ「ファルスタッフ」を鑑賞いただきました。パルマのテアトロ・レッジョは19世紀半ばにパルマを統治していたマリー・ルイーズの命により建てられた、1200席ほどの歌劇場。優美な内装で、気品が漂います。一方、ブッセートの劇場は観客席わずか300席と小さな劇場で、市民劇場らしい親しみやすさが感じられました。舞台と客席がとても近いのでオペラ歌手の歌唱や表現を間近に感じられるのが魅力でした。どちらのオペラもお客様には好評で特に「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナを演じたメゾ・ソプラノには拍手喝采でした。

パルマのテアトロ・レッジョ 客席数の1200の立派な歌劇場です。
テアトロ・レッジョの劇場
ヴェルディの故郷 ブッセートの劇場
ブッセート劇場内部 観客席はわずか300。歌の迫力が違います。

故郷を愛したヴェルディのゆかりの地を巡りました。

ブッセートでの観劇前にはヴェルディの足跡を辿る小旅行にご案内しました。まずは1813年10月10日にヴェルディが誕生したロンコレ村へ。宿屋を営んでいた生家をご見学いただいた後、向かいに建つ聖ミケーレ教会へ。この教会でヴェルディは洗礼を受け、オルガンの手ほどきを受け、9歳からはオルガニストとしてミサのときに演奏しました。生家と教会があるだけの小さな村ですが、オペラを愛するお客様はヴェルディの生まれた地を感慨深げに訪問されていました。次にヴェルディが中学時代を過ごしたブッセートへ。学生時代に下宿したバレッツィ邸を見学しました。ヴェルディが過ごした時代のまま残る部屋があり、ヴェルディの少年時代の空気を感じることができました。邸宅内にはヴェルディの家族の肖像画やオペラに関する展示がありました。最後にヴェルディが農場経営の才覚を発揮したサンターガタに立ち寄り、大邸宅をご覧いただきました。ヴェルディの足跡を辿った後に彼の故郷で、人生の最後に辿り着いた喜劇「ファルスタッフ」を鑑賞しました。

ヴェルディが中学時代を過ごしたブッセートのバレッツィ邸
ブッセートの劇場で開催されたヴェルディ生誕100周年オペラ公演のポスター。指揮はパルマ生まれのトスカニーニでした。
ヴェルディの生誕地ロンコレにある聖ミケーレ教会。9歳のときにヴェルディはオルガニストとしてデビューしています。
サプライズで立ち寄ったレナータ・テバルディ博物館。マリア・カラスと人気を二分したオペラ歌手が着用した衣装などが展示されています。

ベネチア近郊のルレ・エ・シャトー加盟ホテルに3連泊

パルマでオペラの鑑賞をたっぷりとお楽しみいただいた後はヴェネチア近郊のミラという町にあるホテル「ヴィラ・フランチェスキ」に3連泊しました。16世紀に建造されたヴィラを改装したホテルで、歴史的建造物の趣と優美な雰囲気が融合しています。ルレ・エ・シャトーに加盟しており、食事にも定評があります。今回は3回の夕食をお召し上がりいただき、日本の方にも食べやすい味付けのお料理が好評でした。このレストランのユニークなのが、目の前で料理の盛り付けをしてくれる演出です。大きなスズキを華麗な手さばきで取り分けたり、ズッキーニのフリットにトリュフを振りかけてくれたり。お客様を楽しませようとするシェフの気持ちが伝わってきて、大変好評でした。

ルレ・エ・シャトー加盟のヴィラ・フランチェスキ
シックな調度品が配置されたロビー
ヴィラフランチェスキのダイニング。ここで3回の夕食をお召し上がりいただきました。
お客様の目の前で食事を盛り付けてくれます。写真はズッキーニのフリットとかぼちゃのソースにトリュフをふりかけています。
ホテルからベネチアまでは市バスで約40分です。
サン・マルコ広場の一角にある貴族の館を利用したコッレール博物館にご希望の方と訪ねました。

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