【海外】帰国しました。添乗員レポート
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2023年09月21日
【帰国レポート】スペイン&フランス バスク巡歴の旅【9日間】
<9月3日(日)~9月11日(月) 添乗員・東京支店 太田 勇樹>
バスク巡歴の旅から戻りました。
スペインやフランスのバスクだけでなく、山バスクから海バスク、リゾートから漁師町とバスクの全てといっても過言ではないほどバスクの文化を体験していただける内容でした。
<美食>
バスクチーズケーキ、バル巡り、世界的なグルメ評価ガイドブックでの星付きレストラン、美食で有名なバスクと聞くと様々な言葉が頭に浮かぶと思いますが、実際に訪れるともっともっとバスクの食文化は奥深いことが分かります。スペイン人のように1日5回食事が取れる胃袋の大きさがあればと旅行中に何回思ったことか。そのくらい食べてみたいと思わせるものがたくさんありました。
今回特にご紹介したいのがゲタリアの炭火焼きです。ゲタリアは世界的なデザイナーであるクリストバル・バレンシアガの生まれ故郷であり、知る人ぞ知るバスクの美食で有名な漁師町です。ゲタリアでは昼頃になるとどこからか炭の焼ける香ばしい香りが町中に漂います。新鮮な食材と絶妙な焼き加減、オリーブオイルとガーリック、そしてビネガーの食欲をそそる調合、全てが完璧に相まって素晴らしいスズキの炭火焼が提供されました。シンプルな調理法ですが、一番難しい調理法でもあると思います。ぜひとも体験していただきたいです。
バスクの食の魅力は、訪れないと食べられないものが多いこともひとつだと思います。地産地消を体現するこの地域では、賞味期限が短く持ち帰れないものも多いのです。そのため、実際に現地を訪れてみないと食べることの出来ないメニューが多いのも、美食家を魅了する要因でもあるとも言えます。本場のバスクチーズケーキ、現在のフレンチマカロンの原型と言われるマカロン、地元の新鮮な野菜や海鮮物を用いた色とりどりのピンチョスの数々、数えきれないほどのバスク名物の大半が持ち帰ることができません。悔しいですが、バスクの食文化を体験するには実際に訪れないといけないのです。
<バスク文化>
カタルーニャ州のバルセロナと同じようにバスクも独立運動が盛んな地域です。言葉や習慣も違います。印象的なのはバスク人の真面目で温かい人柄だと思います。とても親切でホスピタリティに溢れています。これに関してはガイドブックにも載っていないでしょう。実際に訪れてみないと体験できないことだと思います。スペイン側でもフランス側でも、彼らはバスク人なのです。公共機関くらいにしかスペインの旗はかかっていません。現在、学校ではバスク語が授業で使われているとのこと。エスケリカスコー(ありがとう)やアグール(さようなら)なんて声をかけるとみな笑顔でかえしてくれます。バスの運転手さん、ワイナリーのオーナー、ホテルのフロント、ショップの店員、バルの店員、様々な場所でバスクの人々と接する機会があると思います。バスクの素晴らしさをより思い出深くしてくれる、バスク人のアイデンティティをきっと感じていただけると思います。
世の中にはSNSやガイドブックで情報が溢れかえっています。特にバスクはメディアに美食の街として取り上げられたこともあり、情報が多い場所のひとつです。しかし、実際に訪れてみないとわからない、そして、体験できないものが多いのもバスクの魅力。
バル巡りの際もぜひともガイドブックに載っていないバルにも立ち寄ってみてください。バスクの魅力とその奥深さを感じていただけると思います。
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