【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年08月25日

【帰国レポート】ペルセウス座流星群も見学 こだわりのホテルで楽しむヨルダン周遊の旅

<8月10日(木)~8月18日(金) 添乗員:東京支店 岩田尚之>

オリエントとヨーロッパ世界の中継地として栄え、古代遺跡ペトラをはじめ彼ら古代の商人たちの足跡残るヨルダンを訪ねました。今回は8月と暑い中での観光でしたが、その分観光客も少なくゆっくりとご紹介できました。ヨルダンの見どころは大きく南北に分かれていて、一般的に個人旅行では回りづらい国の1つです。今回はヨルダン国内にある世界遺産を中心に訪れるべき観光地を巡りました。その様子を写真とともにお届けいたします。

ツアーのハイライト ナバテア人の英知 ペトラ遺跡は大迫力!

今回の旅のハイライトであるペトラ遺跡。これを見るために参加されたお客様も多くいらっしゃいました。ワールド航空でこだわったのはペトラ遺跡のホテル。このたびは、ペトラ遺跡入り口に隣接する「ゲストハウスホテル」に宿泊しました。日中は気温が上がるので、早朝から続々と観光客がやってきますが、私たちはバス移動の負担なく時間に余裕を持って観光することができました。
ペトラ遺跡はナバテア人が築いた王国で岩の割れ目(シーク)から続く水道管の跡やダム跡など治水技術が卓越しており、高い文明を持っていたことが分かります。

シーク入り口。自然が作り出した芸術です。
日の光が幻想的なシーク

長いシークを歩くこと数十分。ようやくメインの宝物殿(エル・ハズネ)が見えてきました。「これをみたかったのよ!」とお客様も興奮した様子で、入り口から1時間ほど歩いた疲れも吹き飛び、夢中で写真を撮りに向かわれていました。宝物殿と呼ばれているのは、宝があると信じられていたからで実際には見つかっていません。また、中から成人男性の骨も見つかっていることから葬祭殿であったという説もあります。また、ここは映画インディー・ジョーンズのロケ地としても有名でご存知の方も多いのではないでしょうか。砂漠の国らしくラクダと写真を撮ったりしながら達成感を味わいました。
また、ご希望の方は山頂にある修道院(エド・ディル)へご案内したり、夜には宝物殿のライトアップショー「ペトラ・バイ・ナイト」などもご案内し角度を変えてペトラ遺跡の魅力をご紹介しました。

岩の割れ目からようやく見えてきました!
宝物殿前はとても空いていてゆっくり写真タイムが取れました。
約900段の山登りの先にはペトラ最大の遺跡エド・ディルがあります。
日中の宝物殿とは違った神秘さが感じられました。

砂漠内のテントに宿泊し流星群を鑑賞しました!

今回はペルセウス座流星群の時期にあわせて発表しました。新月に近く街の明かりの少ない砂漠内にあるキャンプ地に宿泊して流星群の観賞にチャレンジしました。ペルセウス座流星群は毎年安定した流星群が見られること、寒い時期ではないので見やすいことから日本で見られた方も多いのではないでしょうか。今回は夜から深夜にかけて、1時間に10個近くの流星群を見ることができました。天の川も見られしばしの天体ショーをお楽しみいただきました。

奥に見えるバブル型テントは天井が透明で部屋からも夜空が見られます。
周囲に町明かりはなく絶好の観測スポットです。

ヨルダンならではの体験 死海の浮遊体験もしました!

 ヨルダンとイスラエルをまたぐ死海は通常の海水の10倍の塩分濃度があることから、沈みたくても沈めず勝手に浮いてしまうほどの浮力を持ちます。そのためヨルダンでも屈指のリゾート地として国内はもちろん外国からも死海の浮遊体験に来る方が大勢います。今回は死海に面したホテルに1泊することで、慌ただしくなくゆっくりと死海のリゾートを体験することができました。
 死海の海抜はマイナス423ⅿと世界で一番低い土地にあることから酸素濃度も地上に比べて高く天然の酸素カプセルとして滞在するだけでリラックス効果が得られます。さらに死海の泥パックは高密度の粒子で美容成分が豊富なので数分肌につけるだけあっという間にツルツルになります。

皆様最初は苦労していましたがだんだんと浮かぶ感覚をつかんでいました。
ホテル目の前には死海。対岸はイスラエルです。

全6つの世界遺産を制覇しました!

今回の行程では5つの世界遺産を組み込み、航空機のフライトスケジュールの都合で最終日に時間があったので、最後の1つを追加、ヨルダンにある全6つの世界遺産を訪問することができました。世界遺産も国内に点在して東西南北に分かれているので、やはりツアーで回ることが大きなメリットとなります。ペトラ遺跡や砂漠地域ワディ・ラム保護区は知られた世界遺産ですが、その他にもヨルダン一帯をかつて支配したウマイヤ王朝時代の遺構や古代ローマ時代の城塞都市、イエスキリストの洗礼の地、そして相反する文化宗教が入り混じった古都など、時代ごとに見せるヨルダンの魅力をご案内することがでしました。

2021年に新しく世界遺産登録された古都サルト。首都アンマンが置かれる前の首都機能を持った都市です。
ウム・アル・ラサスは城塞都市として作られ多くの教会跡が残ります。ヨルダン最大のモザイク画が残る聖ステファン教会。
複合遺産に登録されているワディ・ラム。ジープに乗って颯爽と駆け抜けました。
ワディ・ラム保護区内には古代ナバテア人の壁画が残されています。
ウマイヤ王朝時代の浴場施設「アムラ城」。名目は周辺警備のためのお城ですが王族たちの娯楽施設でした。
1400年の時を経ても内部にはフレスコ画が綺麗に残っています。
イエスキリスト洗礼の地「アル・マグタス」。かつての教皇やキリスト信徒も訪れる聖地です。
アル・マグタスのヨルダン川国境までいってみました。写真の奥はイスラエルです。

様々な時代の遺構がのこり、ペトラ遺跡や死海といった有名な観光地だけではないヨルダンの新たな魅力に気づけた旅となりました。途中連泊を組んで、からだの負担なく旅行できるのも嬉しいところです。おかげさまで今春にかけて中近東ではとても人気の国のひとつとなっています。
まだ、ヨルダンを訪れたことのない方は、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

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