【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年09月01日

【帰国レポート】アルプスの古都インスブルック長期滞在の旅

<2023年7月16日(日)発~8月23日(水)着 添乗員:東京支店 植松祐太 /吉田将也>

<2023年7月16日(日)発~8月23日(水)着 添乗員:東京支店 植松祐太 /吉田将也>

最高気温35度を超える蒸し暑い日が連日続く日本を抜けて、ヨーロッパアルプス山脈の山間に佇む町インスブルックで”暮らすように旅する”長期滞在の旅に添乗して参りました。気温が30度を超えない日が多く、避暑にもおすすめです。通常のヨーロッパツアーの枠を超えて、最長31日間という長期にわたる滞在で、インスブルックの町を満喫。観光プログラムも自由参加なので、ある日は町中のカフェでのんびり、ある日は国境を越え南ドイツや北イタリアの可愛らしい町を訪れるなどと、ご参加される皆様それぞれがご自身のスタイルに合わせた滞在をお楽しみいただいていました。

町に迫る2,000m級の山々とハプスブルク家の歴史 ”暮らす”にも申し分ない魅力的な町

インスブルックは冬季オリンピックやウィンタースポーツで盛んな町とイメージされることも多いかと思います。その想像通り、町はアルプス山脈を形成する2,000m級の山々と山間を流れるイン川に囲まれていて、まさに町にいながら雄大な自然を感じることができます。しかし滞在して改めて驚かされたのは、「インフラが整備され、利便性も高く、さらに文化性が感じられる街」ということです。山間の町といえば、交通機関や商店の数など不便を感じることも多いように思えますが、インスブルックでは、トラムや市バスなどの交通機関はもちろんお店の数や種類も豊富ですので、滞在中の食事やショッピングにも困ることはありませんでした。
また神聖ローマ帝国皇帝・マクシミリアン1世が都を置いたことで、その後もマリア・テレジアなどオーストリア・ハプスブルク家にゆかりの深い歴史を紡いでおり、旧市街や王宮の散策を通してオーストリアのたどった歴史に触れることができました。インスブルックはまさに自然・歴史・文化を兼ねそろえた、滞在にぴったりの街でした。

地元の方や観光客でにぎわうメインストリート。視線を上に向ければ町のすぐ近くに壮大なアルプスの山がそびえていました。
町中からケーブルカーなどを乗り継げば、ノルトケッテ展望台へ。町を見下ろすだけでなく、ドイツ側の荒々しいアルプスの一面も
歩いているだけでも楽しい旧市街。滞在しているうちに馴染みのお店ができるのも嬉しいです。
ご希望の方をお連れした「チロルの夕べ」。グンドルフ一家によるチロルの伝統的な音楽や踊りを観客も一体となって楽しめます。
マクシミリアン皇帝が作った「黄金の小屋根」。小屋根にまつわる面白いお話をガイドさんから聞きながら旧市街の散策をしました。
シュニッツェルやマスを使った伝統的なチロル料理。町中にはイタリアンや中華など種類も豊富なので飽きることはありません。

郊外に足を伸ばせば、のどかなヨーロッパの田舎風景が広がります。

インスブルックの町から公共交通機関を使えば、郊外に点在するチロル州の様々な風景に出会うことができます。山間には緩やかな丘陵地帯に村が点々とし、山上ではフィヨルドを思わせるアッヘン湖や荒々しい岩肌を見せる山々の大パノラマなど、見える景色も様々。それらをハイキングを楽しみながら、またトラムの車窓、クルージング、ロープウェイなど、違った角度から楽しめるのも魅力的です。ここまで幅広くチロルを紹介できるのも、長期にわたって滞在するからこそでしょう。

トラムで訪れたムッタラークライト駅近くの教会。遠くにはトップオブチロルの山々を望めます。
赤いトラムがのどかな丘陵の景色に彩りを添えます。
かつて塩の性産業で栄えたハルの町。インスブルックよりコンパクトで可愛らしい坂の町でした。
パッチャーコーフェルの展望台からインスブルックの町を挟んでノルトケッテ連峰もきれいに見えました。
北欧のフィヨルドを思わせるアッヘン湖の景色。のんびりと景色を眺めながら船旅をお楽しみいただきました。
アッヘン湖までは、蒸気機関で行きます。町中や森林をゆったりと走る、現代の電車では味わえない鉄道旅でした。

思い立てば国境を越えた小旅行も

町周辺の見どころを既にいろいろ見てしまったという方でもインスブルックに滞在するメリットがあります。それは北に行けばドイツ、南に行けばイタリアというまさにアルプス山脈の十字路の真ん中に位置する立地であるということ。歴史を辿ればハプスブルク家やナポレオンがこの土地を重要視したことも頷けます。今でもインスブルックは、北イタリア、南ドイツ、スイス方面、東オーストリア方面を鉄道でつないでおり、切符さえ買えば1時間ほどで国境を超えることができます。ツアー中でもインスブルックを拠点に様々な町や国への小旅行を楽しむことができました。

ゲーテが「絵本のような町」と呼んだ南ドイツの町・ミッテンヴァルト。家々に描かれるフレスコ画を見ながら歩くだけでも楽しめます。
ミッテンヴァルトの町のすぐ近くには、巨大な壁のようにそびえるカーヴェンデル山麓が。
今はイタリア領である南チロルですが、どこかオーストリア・チロルらしい可愛らしい町並みでした。

長期にわたって滞在するからこそ、観光を好きなように組み合わせ、贅沢に時間が使えます。インスブルックの町に魅了されて再訪される方も多々いらっしゃいます。ぜひ来年もオーストリア・チロル地方で気ままなバカンスをお過ごしください。

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