【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年07月29日

【帰国レポート】北極点到達とスピッツベルゲンへの船旅 22日間

〈2023年7月8日発~7月29日着 添乗員:稲田 裕子〉

〈2023年7月8日発~7月29日着 添乗員:稲田 裕子〉

 2021年に就航したフランス、ポナン社の「ル・コマンダン・シャルコー号」で北極点到達を目指す旅に行ってきました。17泊という長い船旅でしたが、ホッキョクグマをはじめとした野生動物たちとの出会い、ロシアの原子力砕氷船50イヤーズ・オブ・ビクトリー号との遭遇など、嬉しいイベント盛りだくさんの旅でした。北極点到達を達成した後は、スヴァールバル諸島へ戻り、ゾディアックボートでのクルーズや上陸観光を楽しみました。

北極点到達

 2023年7月15日の真夜中にキャプテンから「本船はついに北緯89度を越えました」のアナウンスが入りました。7月16日、午前10時過ぎ、「いよいよ北極点が間近に迫ってきました」とのアナウンスが入り、船内がにわかに騒がしくなり、乗客皆でその瞬間を待ちました。モニターを見つめる人、デッキでその瞬間を待つ人。10:41、汽笛が鳴り、ついに北極点に到達し、皆で盛大にお祝いをしました!!

ブリッジ(操舵室)のモニターに記された北緯90度到達の瞬間
北極点到達後、初の氷上ランディング
北極点到達後、氷上ウォーキングにご案内
まるで異世界のよう (士官たちが着ているのは救命スーツです)

ホッキョクグマとの遭遇5回!全部で10頭!!

 北極といえばホッキョクグマ。北極点を目指す道中に2回、そして北極点に到達し、帰路に3回もホッキョクグマに出会うことができました。これは弊社でご案内した北極クルーズの中でも最多かもしれません!!

7月20日、3回目のホッキョクグマとの遭遇
 最初は豆粒くらいのサイズでしたが、船に興味を示したホッキョクグマはどんどん船に近づいてきて、最後は肉眼でもしっかりと見える距離まで来てくれました。

7月21日、クヴィットーヤ島付近でのゾディアックボートでのクルーズ中に5頭のホッキョクグマに遭遇

 クジラの死骸を食べる5頭のホッキョクグマ。

7月21日、5度目のホッキョクグマとの遭遇。親子熊!

 子熊は去年生まれた子のようで、わりとしっかりとした体格をしていました。
 ちょうど人間でいうと10代。いろいろなものに興味津々。子熊がどんどんこちらに近づいてきました。その後ろを適度な距離を保って追いかけている母熊の姿もとても愛らしいものでした。

あくび?
立ち上がった子熊。この姿には乗客一同感激しました!

ロシアの原子力砕氷船50イヤーズ・オブ・ビクトリー号との遭遇

 2021年にコマンダン・シャルコー号が就航するまでは、北極点を目指すクルーズはロシアの原子力砕氷船「50イヤーズ・オブ・ビクトリー号」しか行っていませんでした。コマンダン・シャルコー号は就航した2021年に1度、2022年に4度北極点に到達しています。2023年は今回が初。50イヤーズ・オブ・ビクトリー号は夏場に3回のみ北極点を目指すクルーズを行っていますが、この2隻が北極点付近で出会ったのはなんと、今年が初めてでした。と、言うことは、世界初の出会い!?

靄の中から現れた無骨な船体
両船の船長同士の合意による「挨拶」が交わされました
翌日、霧も晴れた、青空のもとの50イヤーズ・オブ・ビクトリー号
最後の挨拶 :50イヤーズ・オブ・ビクトリー号はロシアの軍港ムルマンスクへ。我々の船はスヴァールバル諸島に向けて

極北の大地に咲く小さな花々

 スヴァールバル諸島は4つの大きな島と無数の小島から成り立っています。今回はクヴィットーヤ島、ノールアウストランネ島、そして最大の島であるスピッツベルゲン島で、ゾディアックボートでのクルーズや上陸観光を楽しみました。極北の厳しい大地に咲くかわいらしい花々、セイウチなどの動物との出会い、雄大な氷河の景色に皆様喜ばれていました。

パランダーブクタ湾での上陸観光
上陸地で見つけたホッキョクグマとアザラシの骨
海岸沿いを泳ぐセイウチ

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