【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年07月02日

【帰国レポート】バングルバングルと秘境キンバリーの船旅 16日間

〈2023年6月17日発~7月2日着 添乗員:稲田 裕子〉

〈2023年6月17日発~7月2日着 添乗員:稲田 裕子〉

オーストラリアの秘境キンバリーに行ってきました。このあたりの海域は、世界でも最も干満差が大きい地として知られているようで、干潮時、満潮時と、それぞれの訪問地に適した観光時間をめがけて訪れるというものでした。奇岩群を眺め、野生の動物との出会いを楽しみ、そして、素敵な船(シルバー・エクスプローラー)での優雅な滞在を楽しんだ旅となりましたのでその一部をご紹介します。

”世界最後の秘境” キンバリー

 世界最後の秘境と称されるキンバリーは、日本の本州の3倍の面積を持ちながら、人口はわずか4万人以下。その広大なエリアには、長い年月をかけて形成された奇岩群が広がっています。また、奇岩群のすぐそばにはマングローブの林が広がり、豊かな生態系も形成しています。

 最大干満差10mのタルボットベイ。かつてアボリジニの人々は小さな筏でこの激しい海流を航行していたそうです。まるで鳴門の渦潮のように、あちらこちらで渦を巻きはじめ、ゾディアックボートも押し流されました。

タルボットベイの水平の滝(渦を巻き始めた様子)
タルボットベイの褶曲した岩

モンゴメリーリーフの無数の滝

 満潮時には岩礁はほとんど海の中に沈んでいます。一日に2度訪れる干潮時、まるで岩礁が上昇してきたような錯覚を覚え、潮が引くにつれて、無数の滝が現れます。

アボリジニの岩絵

 オーストラリア先住民たちは各地に岩絵を描き、彼らの生活の知恵や祖先の物語などを描き残したと考えられています。残念ながら白人による迫害で、物語の担い手たちが減ってしまいましたが、現在は「アート」としての価値も見出されるようになりました。
 キンバリーにはワンジナの岩絵と呼ばれるものと、それよりも古い時代のグイオングイオンと呼ばれる2種類の岩絵が残されています。グイオングイオンの岩絵はワンジナの岩絵よりもさらに古いものとされています。全体的に細長い人物が描かれているのが特徴で、一部、6指の人物が描かれているなどの特徴があります。

フレッシュウォーターコーブにあるワンジナの岩絵
この洞窟の天井に岩絵が描かれています
右側には亀。左側の白い絵は「ジュゴン」だそうです。他にも、魚やエイなども描かれていました
グイオングイオンの岩絵

スモールラグジュアリーシップ、シルバーエクスプローラー号

 豪華客船は数あれど、細やかで心地の良いサービスを受けられる船がいったいどのくらいあるでしょうか。シルバーシー社はスモールラグジュアリーシップの先駆者として知られています。乗客とクルーの割合が1.3人という驚くべき高い比率です。各お部屋担当のバトラーたちが、気さくで礼儀正しいレストランスタッフたちが、我々の快適な船内生活を演出してくれました。

シルバーエクスプローラー号
船から見た沈む夕日
メインダイニング
気さくなウェイターたち

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