【海外】帰国しました。添乗員レポート
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【海外】帰国しました。添乗員レポート
2023年06月30日
【帰国レポート】水と緑のトレヴィーゾ ヴェネト食彩紀行の旅 8日間
2023年6月19日(木)~23日(金) 9日間 添乗員:東京支店 本社営業部 若生春香
<2023年6月19日(木)~6月23日(金) 添乗員:東京本社営業部 若生 春香>
以前より国内旅行でご好評をいただいております「ローカル・ガストロノミーの旅」の海外版として、ヨーロッパ美食の国を中心にご案内する「食彩紀行の旅」より戻りました。バカンス客で賑わい始め、梅雨時の日本とは一転し旅行中は毎日天候に恵まれ、青空のもと北イタリア・ヴェネト州での食彩プログラムをお楽しみいただきました。
水と緑の都トレヴィーゾにゆったりと3連泊
旅の前半は豊かな水源と緑に囲まれた街トレヴィーゾに3連泊し、周辺の小さな村や街へと足を延ばしました。街を流れる複数の運河やシーレ川は、少しヴェネチアを彷彿させます。かつてヴェネチアの前哨基地として栄え、コーヒーメーカーで世界的に有名な「デロンギ」の本社がある街でもあります。大きな観光地ではないため、観光客の姿もほとんどなく、落ち着いた雰囲気の中ご滞在をお楽しみいただきました。
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◆食彩プログラム ティラミス発祥のお店「Le Beccherie」にて本場のクラシック・ティラミスを
ティラミスの発祥は諸説ありますが、中でも有力と言われているのがトレヴィーゾ旧市街の中心部に位置するレストラン「Le Beccherie」のものです。2014年に世界金融危機により一度閉店しましたが、オーナーのカンペオル氏の息子カルロ氏により再オープンしました。洗練された雰囲気で、前菜からはじまりメイン、そしてお目当てのクラシック・ティラミスまで丁寧なサービスでおもてなししていただきました。
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グラッパ酒の街、バッサーノ・デル・グラッパ
◆ヴェネト州の郷土料理を
今回は「食彩紀行の旅」ということで、食彩プログラム以外にも各所レストランにもこだわりました。「グラッパ酒の街」として知られるバッサーノ・デル・グラッパでは、現地ガイドさんお勧めの人気店『Cardellino』で昼食。中部イタリアから北イタリアで食べられる定番料理「ポレンタ」を前菜に、メインにはヴェネト州の郷土料理として知られる「タラのヴィチェンツァ風煮込み」をお召し上がりいただきました。塩漬けされていない干し鱈を牛乳やチーズ、玉ねぎやアンチョビと煮た優しい味わいのお料理です。
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◆食材プログラム グラッパ酒の老舗「ナルディーニ社」のグラッペリア訪問
昼食後は、イタリア発祥であるグラッパ酒を最初に製造そして販売した蒸留所として知られる「ナルディーニ社」のグラッペリアを訪問しました。ワインを造る際に生じるブドウの絞りかすから作られるグラッパですが、かつてワインが上流階級の飲み物だった頃、庶民がワインの絞りかすに水を加えたものを蒸留してお酒を造り出したのがグラッパの始まりと言われています。
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蒸留するための機械やグラッパを温める暖房具などの見学後は、実際に5種類のグラッパの試飲をお楽しみいただきました。お土産にグラッパを購入されたお客様もいらっしゃれば、お店の店員さんが着ていたグラッパTシャツを記念に購入された方もいらっしゃいました。
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プロセッコワインの生産地、ヴァルドッビアーデネ地区へ
◆食彩プログラム プロセッコワインの産地として知られる地区
グラッパ酒のグラッペリアとあわせてご案内したのは、イタリア産の発泡酒プロセッコワインの産地として知られる自然豊かなヴァルドッビアーデネ地区です。この辺りでは自分の家の裏庭にワイン畑を持っている人が多く、ホームセンターにはワイン作りキットも売っているのだとか。ワイン街道として知られるこの地区には、見渡す限りのワイン畑が広がり、週末は自転車レースのイベントも開催されています。ワイナリーに向かう前には1時間ほど、のどかな田園風景のドライブもお楽しみいただきました。
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今回ご案内したのは、「Vigne Matte(ヴィーニュ・マッテ)」社のワイナリーです。小高い丘の上に建ち、年間1万本すべて手作業で丁寧に生産されています。イタリアのワイン格付け法の最高ランクにあたるDOCG認定を得た格式あるワインでもあります。
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モーツァルト親子も宿泊したホテル「Due Torri」
食事だけでなく、宿泊にもこだわった今回の旅。ヴェローナではかつての大邸宅を改装し、1674年に創業した5つ星ホテル「Due Torri」に宿泊いただきました。18世紀には少年時代のモーツァルトが演奏旅行で父親と滞在した宿としても歴史に刻まれています。またゲーテやワーグナーなど名だたる人々も宿泊しました。ちょうど夏のオペラフェスティバルが開催されたばかりで賑わいを見せるヴェローナでしたが、街の散策とあわせてホテルライフもお楽しみいただきました。
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ヴェネト州を代表する、海洋王国ヴェネチア
トレヴィーゾ、ヴェローナでの滞在を経て、旅の最終舞台はヴェネチアです。6月も中旬で、街はバカンスシーズンに入った世界各地からの観光客で賑わいを見せていました。美術館などの観光だけでなく自由行動もたっぷりとお取りしましたので、地図を片手にご自身で街歩きを楽しまれたり、カフェで一息ついたりと、思い思いに滞在をお楽しみいただきました。
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◆ヴェネチアでの食彩プログラム① バーカロ巡り
地方ごとの食文化が根強く残るイタリアですが、「Bacaro(バーカロ)」はヴェネチアだけの食文化です。かつて漁師らが海から戻り、朝から時間を気にせずワインを一杯楽しめる場所として始まりました。基本は立ち飲みスタイルで、野菜や魚、肉など様々な種類のチケッティと呼ばれるお酒のおつまみと一緒に楽しみます。
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◆ヴェネチアでの食彩プログラム② 地元の人気店「Trattoria alla Madonna」にて夕食
バーカロ巡りの後にご案内したのは地元の気軽なお店「Trattoria alla Madonnna」での夕食です。アドリア海近郊で獲られた新鮮なクモ蟹の前菜や魚介のフリットをはじめ、メニューには入っていませんでしたが特別にイカ墨パスタをお召し上がりいただきました。日本でも食べられるイカ墨パスタですが、アドリア海に囲まれたヴェネチアの代表的なパスタ料理として知られています。
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9日間の行程でしたが、全部で7回の「食彩プログラム」を用意し、地元の人々に愛される郷土料理やお酒の工房など、ヴェネト州で暮らす人々の食について触れていただく旅行となりました。食事を楽しむことをメインとした今回の旅。秋にも続々と「食彩紀行の旅」を発表しています。ぜひ、「食」を通してその地域の文化にも触れる旅に参加してみてはいかがでしょうか。
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