【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年04月13日

【帰国レポート】バーデンバーデン「イースター音楽祭」とドイツの田舎町  9日間

2023年3月29日(水)~4月6日(木) 添乗員:東京本社 植松祐太

<3月29日発・添乗員:東京本社 植松祐太>

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団によるイースター音楽祭が、ザルツブルクから温泉保養地バーデンバーデンに拠点を移して10周年。コロナ禍を挟んで弊社として4年振り、個人的には7年振りのご案内となりました。

ウクライナ侵攻でロシア上空を避けるため、ヨーロッパへのフライトは以前より長くなっています。しかし白く美しい北極圏を眼下に飛べることは、往路の小さな楽しみであり嬉しい限り。風向きの関係か、復路は中央アジアルートになることが多いようです。

カナダ北東部(ヌナブト準州)
グリーンランド北部

2晩連続、ベルリンフィルを堪能

今回は音楽祭の開幕に合わせてバーデンバーデン入りし、2晩連続でハーモニーに酔いしれました。特に初日のオペラ『影のない女』は、ツアー発表時点で一旦ソールドアウトしていた人気演目。首席指揮者キリルペトレンコが率い、2度の幕間を含んで4時間半であっても苦になりませんでした。

内容は新演出だったため、粗筋を知っていても解釈の分かれる点が多々発生しました。それを談議できること自体が高尚な趣味であり、幸せ者だと再認識したのも事実です。

ちなみに現在でもクラシカルなオペラ演出がされているのは、イタリアやウィーンくらいと思われます。新たなものを生み出していかないと衣装・舞台装置などの製作者に仕事が無くなってしまう、という裏事情も有るようです。

2晩目は、エールフランスのパイロットとしても活躍した異色の指揮者ダニエルハーディング。そこに、コンサートマスターとして樫本大進さんが登場。別の演奏者でなかったことに安堵し、同じ日本人であることが非常に誇らしかったです。前半は音楽通の皆様にもあまり馴染みが少ない曲だったものの、メインであるグスタフマーラーの交響曲第5番で皆様の興奮は最高潮に達しました。

★コンサート関連の写真は諸処の権利の関係で掲載できませんが、ぜひとも現地で「生」をご覧ください。★

ロマンティックホテルに計3泊

フランスのルレエシャトー、スペインのパラドール、ポルトガルのポサーダ。それらと同じように、ドイツにも歴史的建造物などを使った「ロマンティックホテル」というホテルカテゴリが存在します。今回該当するのはフルダで連泊したゴルデナーカープフェンと、シュヴェービッシュ=ハルのデアアデルスホフです。前者は約200年前の文豪ゲーテが定宿とし、後者には神聖ローマの全盛期を支えた皇帝カール5世が複数回滞在しています。

バーデンバーデンで4連泊したルーマーズは、祝祭劇場から僅か200Mほど。終演後もそれぞれのペースで余韻に浸りながら部屋へ戻れる抜群の立地です。非公式ながら設備は5ッ星ということで、快適にお寛ぎいただけました。

ゲーテが定宿としたフルダのゴルデナーカープフェン(金色の鯉)

木骨組の田舎町巡り

ドイツといえば木骨組、木骨組といえばドイツ。マッチ箱を重ねたような構造になっており、上の階ほど外側へ飛び出しています。色のバリエーションも豊富で、全く見飽きません。日本人と共通点が多い国民性や歴史を有し、木造文化という点でも似ています。

旅行作家:紅山雪夫さんお勧めのシュヴェービッシュハル
マイン川沿いのミルテンベルク
ローテンブルクを彷彿させるバートヴィンプフェン

バーデンバーデンでは丸2日間の自由行動が確保されていたため、ミニコンサートなどへ行かれるお客様もいらっしゃいました。

希望者とは、ストラスブール・カールスルーエへの日帰り鉄道旅へご案内しました。

冬の天候不順で白アスパラガスが通常より遅れていたものの、最後のランチでお願いしたら快く追加してくれました。更にお代わりの白アスパラまで配ってくれ、皆様のお腹も大満足。

ストラスブールのノートルダム大聖堂
カールスルーエ城
更に、お代わりの白アスパラガスも配ってくれました

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