【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2023年01月23日
【帰国レポート】開かれた神秘のヴェール アラビアの源流 サウジアラビア周遊の旅
2023年1月11日(水)~1月19日(木) 9日間 本社営業部 相澤 満弘
〈1月11日発 添乗員・本社営業部 相澤 満弘〉
2023年の年明け1本目の海外ツアーとなった、サウジアラビアの旅へ出かけて参りました。サウジアラビア王国が掲げる国家一大プロジェクト「ヴィジョン2030」の一環で、2019年には観光ビザが解禁。これまで国内で注目されてこなかった貴重な文化財の保護・保全が各所で急ピッチに進められており、大きく観光事情が変わっていく途上にあります。
今回は、観光客の立ち入りが制限されていたメディナの町も訪問し、「新しいサウジ」、「変わりゆくサウジ」を感じられる旅となりました。その様子をレポートいたします。

観光客の立ち入りが解禁! 聖地メディナ「預言者のモスク」
イスラム発祥の地であり、二大聖地メッカとメディナを抱えるサウジアラビア。このたびは、2018年に開通したメッカ~ジェッダ~メディナ間を結ぶ「ハラマイン高速鉄道」を利用して、ジェッダよりメディナに入りました。スペインのタルゴ社の技術が入った国内初の高速鉄道で、410キロほどの道のりを2時間以内で結びます(最高速度は300キロ)。


お昼過ぎ、これまで観光客は近寄ることすらできなかった「預言者のモスク」をいよいよ間近に。集団礼拝がおこなわれる金曜日に訪ねましたので、普段以上に多くの信徒の姿で賑わう様子。
「メディナにやってきた!」という特別感、神聖な雰囲気をひしひしと肌で感じながらも、礼拝に訪ねる人々がモスク周辺で座り、寛ぐ様子に、日本の暮らしにあまり馴染みないイスラムが身近に感じられました。
預言者のモスク周辺で、1日5回のお祈りのうち3回目のアスルから4回目のマグリブまでの間を過ごして、夕暮れから夜までの雰囲気をご覧いただきました。
辺りには世界各国から訪れる巡礼客のための高級~中級ホテルがいくつも建ち、ショッピングセンターも。モスク地下には駐車場やトイレが数多く整備されて、世界各国からの巡礼者を迎えます。厳格な空気感で張りつめていると思っていた「聖地巡礼」のイメージが覆りました。


アルウラでは、新しい見どころ「マラヤ・コンサートホール」も訪ねました
サウジアラビア初の世界遺産として登録された「マダイン・サーレ」を擁する北部のアルウラは、これまでのツアーでもご案内して参りましたが、ここでも新名所に出会い、サウジアラビアの変わりゆく今を体験しました。
今回は、世界遺産「マダイン・サーレ」の2000年の歴史を誇るナバテア人の墳墓群だけでなく、2018年オープンの「マラヤ・コンサートホール」やアルウラの展望スポットも訪問しました。
「マラヤ」はアラビア語で「鏡」を意味し、建物の4辺すべてが鏡張りです。アルウラ周囲の奇岩を映した何とも摩訶不思議な世界が広がっています。大都市のジェッダやリヤドと異なり、かつては快適な設備のあるホテルがありませんでしたが、この辺りにはホテルやリゾートが続々とオープンしています。
1泊の滞在ではありましたが、世界遺産「マダイン・サーレ」などの歴史地区、新スポットやリゾートホテルでの滞在と、アルウラを満喫して参りました。




リヤド近郊 世界遺産ディライーヤがついにオープンしました
旅の最後は首都のリヤドに滞在。高層ビル群が並ぶリヤドも「ヴィジョン2030」プロジェクトにより急ピッチの工事が進行中で、近い将来、巨大な公園がオープンし、地下鉄、市バスなどが開通するとのこと。進化を続ける町の様子が車窓から眺められました。
滞在中には、サウジアラビア王国発祥の地、世界遺産「ディライーヤ」を訪ねました。1999年からずっと観光整備が続いてきましたが、2022年12月に一般公開が始まったばかり。
ディライーヤは泥レンガでできた町並みとして世界最大級のもので、歴史ある宮殿地区を中心に遺跡ガイドの方とともに散策しました。「遺跡」と聞くと拍子抜けするほど新しく遊歩道や博物館が整備され、多くの家族連れで大変賑わっていました。
モスクからはディライーヤの町を一望、ちょうど観光を終えて帰る頃には、サウジ王家の歴史を紹介するプロジェクションマッピングも見られました。


これまでも弊社では1996年、世界に先駆けてサウジアラビア訪問の旅を実現。それ以来もサウジアラビアの旅をご案内して参りましたが、これからの数年で目まぐるしくサウジアラビアは進化を遂げると思います。
まさしく今でしか味わえないサウジアラビアを体験しました。ぜひ、サウジアラビアのパイオニアを自負する弊社の旅で、「変わりゆくサウジアラビアの今」をお訪ねください。
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