【海外】帰国しました。添乗員レポート
【海外】帰国しました。添乗員レポート
2023年01月06日
【帰国レポート】煌めくアルザスのクリスマスと冬のパリの旅 8・9日間
2022年12月20日(火)~12月27日(火)28日(水)8・9日間 本社営業部 山田周・笹島侑弥
<12月20日発 添乗員・本社営業部 山田周・笹島侑弥>
クリスマス期間中のストラスブールと花の都パリに行ってまいりました。ヨーロッパで最大規模のストラスブールのクリスマスマーケットは活気に溢れ、夕暮れから夜にかけての美しいイルミネーションは旧市街のいたるところで見ることができました。後半のパリ滞在ではガルニエ・オペラ座まで徒歩5分のホテル・ウエストミンスターに4連泊、パリの従来の人気スポット以外にもいくつかの新名所もおとずれましたので皆様に見どころをレポートいたします。
町全体がクリスマスで賑わうストラスブールの滞在を愉しむ
ストラスブールのクリスマスマーケットは弊社でも過去に何度も皆様にご紹介をしているヨーロッパを代表する冬の風物詩で、1570年に聖ニコラ(サンタクロースのモデル)の誕生日の12月6日を祝うお祭りが起源とされており、今年で452回目を数えるフランス最大・最古のクリスマスマーケットです。午前11時頃からクリスマス屋台が開店、お昼ごろから少しずつ混み始め、夕刻から夜にはたいへんな賑わいぶりでした。午前中の静かなストラスブール旧市街の町歩きを楽しんでから、午後から日没後には旧市街のいたるところで見られる幻想的なクリスマスイルミネーション、ショッピングなどを存分にお楽しみいただくことができました。ヨーロッパのクリスマスマーケットは一つの中央広場にクリスマス屋台が集中して開催されるものが一般的ですが、ストラスブールでは旧市街に点在する広場や観光名所にそれぞれ会場が設けられ、町全体がクリスマス一色となり、旧市街の細い路地などでもイルミネーションやショッピングをお楽しみいただくことができます。日没後の夕方5時頃にはクレベール広場の巨大なクリスマスツリーが点灯され、盛り上がりがピークを迎えます。町全体がクリスマスで賑わうストラスブールでの滞在は特別な思い出になりました。
パリの2大オペラ座(ガルニエ、バスティーユ)でバレエ鑑賞を愉しむ
今回の旅で皆様が楽しみにしていたパリの2大オペラ座でのバレエ鑑賞は会場の雰囲気、演目の内容、客席の盛り上がりも素晴らしく、期待に違わぬものでした。
バスティーユ・オペラ座はフランス革命200周年を記念して革命勃発の地バスティーユ広場の鉄道駅跡地に1989年7月に落成、外観はガラス張りのモダニズム建築で、どの座席からも舞台がよく見えるのが特徴です。今回は2016年パリ公演以来、定着した人気演目の「白鳥の湖」(天才バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフ振付)を1階席から鑑賞しました。
ガルニエ・オペラ座は1862年7月にナポレオン3世の第二帝政を称える記念碑建造物として着工、1875年1月に落成、言わずと知れたパリのランドマーク建造物です。内装は煌びやかで華やかな宮殿そのもので、1964年に取り付けられたシャガールの天井画も実に見事でした。現代バレエ「コンタクトホーフ」のクリスマス公演を煌びやかで豪華な内装の劇場中心の1階席で鑑賞しました。
花の都パリで過ごすクリスマスを満喫
今回の旅では12月24日(イブ)、25日のクリスマスをパリで過ごしました。クリスマスマーケットが各所にて催されていましたが、印象に残ったのは煌びやかなクリスマスイルミネーションです。宿泊ホテル「ウエストミンスター」近くのヴァンドーム広場、パリ市庁舎前のイルミネーションも素晴らしかったのですが、やはり圧巻なのはシャンゼリゼ通りから凱旋門まで続く街路樹に点灯されるクリスマスイルミネーションです。24日のイブにはパリの一般的な商店は通常より少し早い時間に店仕舞いとなり、25日のクリスマス当日には一部の商店、レストランを除き休業となります。また、博物館・美術館も25日は休みのところが多くなるため、日中は意外にも静かなパリをご覧いただくことになりますが、夜には多くの人々がクリスマスイルミネーションを見るためにシャンゼリゼ通りに集まり、なかなかの賑わいをみせていました。
クリスマス当日のおすすめは地元の人々に交じって参加する教会のクリスマスミサです。ご希望のお客様(今回は全員)と一緒にセーヌ左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区に建つパリ第二の教会「サン・シュルピス教会」のクリスマスミサに行ってまいりました。この教会は映画ダヴィンチ・コードでも事件の謎を解く重要な鍵が隠されている場所として実名で登場したことから有名になりました。教会内部ではドラクロワの傑作フレスコ画「ヤコブと天使の戦い」、作品中でも登場する北極と南極を結ぶ子午線が通る日時計とオベリスクもご覧いただきました。11時からのミサはクリスマスだからといって華美な装飾もなく、クリッペ(キリスト降誕の情景を表す模型)が展示されているぐらいで、普段と特別に変わるということはなさそうでしたが、地元の人々と一緒にパイプオルガンの演奏、司祭さんのリードで歌われる讃美歌を聴きながらミサの終わるまでの約1時間を地元の人々と一緒に過ごしました。
花の都パリの新・旧名所も行ってまいりました
パリ滞在中の前半はミュージアムパスで人気の美術館巡りを楽しみました。クリスマス期間中のため予想通り、ルーブル美術館は大混雑でダヴィンチの「モナリザ」の部屋は行列ができていました。国家寄贈されたモネの睡蓮の部屋、印象派コレクションで有名なオランジュリー美術館はまったく混雑することもなくゆっくりと作品を鑑賞することができました。1時間程度で見て回れる小さな美術館なので、名画に癒されながら過ごすにはもってこいの場所でした。
2021年にオープンしたパリの新名所にも行ってまいりました。セーヌ河に架かるポン・ヌフのたもとに16年の年月をかけて新装オープンしたデパート「サマリテーヌ」は20世紀初頭に流行したアールヌーヴォー、アールデコ様式の装飾の本館に、新たに加えられた全面ガラス張りのリヴォリ館の設計を、日本人建築家ユニット(SANNA)が担当したことで話題となりました。他のデパートと異なる点は一流ブランドショップ以外にも独自のコンセプトの専門店が多く入っており他のデパートと比べると、品揃えも独特でした。
19世紀の商品取引所「ブルス・ド・コメルス」の修復プロジェクトに建築家の安藤忠雄氏が設計を担当、新たに現代アートの美術館としてオープンしました。従来の歴史的建造物の構造はそのまま残し、内部に円形の空間を設置、展示品のみならず建築空間そのものを楽しむ新たな新名所でのひとときを過ごしました。
あらためてパリは何度訪れても旅人にとって憧れの地で特別な街であることを今回の旅を通じて気づかされました。クリスマスという特別な時期に訪れるストラスブール、花の都パリは、例年に比べ、日中気温が10~15℃と暖かく、青空がみられるなど天候にも恵まれ、クリスマスの風景やイルミネーション、活気づく人々の表情などを間近で見ることで本場のクリスマスを体感する特別な旅となりました。
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111