【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2022年12月28日

【帰国レポート】陽光の南地中海・マルタ共和国の旅 8日間

<12月16日(金)~12月23日(金)添乗員:本社営業部 渋江 恭子>

世界遺産に指定されているヴァレッタの旧市街に徒歩圏のグランド・ホテルエクセルシオールに5連泊するツアーより戻りました。通常12月は雨期で天候が不安定な時期とされていますが、今回は現地ガイドも驚くほどの晴天が続き、まさにタイトル通り陽光を浴びながらの観光をお楽しみいただくことができました。

ヴァレッタ旧市街まで徒歩圏のグランド・ホテルエクセルシオールに5連泊
オーシャン・ビューの客室にご宿泊いただきました。

一般非公開の迎賓館ベルダラ・パレスを特別見学しました。

ベルダラ・パレスとはオスマン・トルコの脅威を退けた後の1580年に建てられた宮殿です。設計はヴァレッタの多くの建物を設計したマルタの建築家、ジローラモ・カッサールが手掛けています。現在はマルタ大統領が夏に別荘として利用され、迎賓館の役割も果たしており、英国のエリザベス女王も訪問されたことがあります。一般非公開なのですが、マルタ政府の許可を取り特別見学が実現いたしました。天井には歴代の騎士団長や大包囲戦のフレスコ画が描かれ、大広間や来賓をもてなす客間には優美な装飾が施されており、聖ヨハネ騎士団の栄華が偲ばれました。実は今回、案内するスタッフが家庭の事情で来られなくなってしまったため、自由見学となりました。かえって、親しい知人の家庭を訪問するような感覚で自由にご覧いただけたのがよかったと好評でした。

衛兵に鍵を開錠してもらい、ベルダラ・パレスに入場
天井一面に描かれた優美なフレスコ画に思わずため息が出ました。
大広間にはリラックスできる客間が隣接していました。
玄関の天井に描かれたマルタ十字。往時の騎士団の威厳を物語ります。

1日限定60名 紀元前3600年前の地下神殿ハイポジウムにご案内しました。

マルタの国土は淡路島の約半分ですが、世界遺産を3つ有しています。その一つがパオラという町にある地下神殿ハイポジウムです。地下の二酸化炭素濃度を一定に保つために、1日6回、各回10人に入場が制限されております。紀元前3600年~2500年頃にかけて墳墓として造られたもので、岩盤がくり抜かれ、地下3層に分かれて38の石室があります。侵略者を転落させる仕掛けや礼拝堂と推定される部屋には司祭の声のみが響く工夫が施されています。5000年以上前に造られたとはにわかには信じがたいほど保存状態も良く、精巧な構造な墳墓で、マルタ島の神秘を感じていただける観光となりました。

住宅街にあるハイポジウムの入り口。内部は写真撮影禁止です。
ハイポジウムから出土した眠れる貴婦人 永遠の眠りを表現している考えられています。(ヴァレッタの国立考古学博物館蔵)
タルシーン神殿 紀元前2800年ごろに建造されましたが、螺旋模様が鮮明に残っています。
ゴゾ島の巨石神殿 ジュガンティーヤ神殿 マルタでは「地下神殿」「巨石神殿群」「ヴァレッタの旧市街」が世界遺産に登録されています。

クリスマスイルミネーション煌めく12月はマルタ観光の穴場シーズン

聖パウロが漂着し、キリスト教を布教して以来、マルタではキリスト教が信仰されています。12月のクリスマスシーズンにはドイツやフランスと同様にクリスマスマーケットが開かれたり、各町はクリスマスイルミネーションが施されたりしています。今回の旅ではヴァレッタ旧市街のレストランで夕食をご案内する機会がありましたので、ホテルへ戻る際にイルミネーション煌めく街並みをご覧いただくことができました。いつもよりも街に彩りが加わる12月はベストシーズンとはいえないまでも、穴場シーズンとしてお薦めできる季節です。

ヴァレッタ旧市街の入り口 トリトン広場のクリスマスイルミネーション
ホテル近くのクリスマスマーケットのイルミネーション
ヴァレッタのメインストリートのイルミネーション 通りそれぞれのイルミネーションが異なり、様々な趣向のデコレーションが楽しめました。
ヴァレッタで最後の夕食をお召し上がりいただいたGRAIN STREET。ミシュランのビブグルマンを獲得しており、味、雰囲気、サービスともに好評でした。

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