【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2022年10月26日
【帰国レポート】プレミアムシップ ルノワール号で巡る 秋のセーヌ川 印象派とパリ ル・グランの旅
2022年10月11日(火)~10月20日(木) 10日間 本社営業部 相澤 満弘

<10月11日発 添乗員・本社営業部 相澤満弘〉
「華の都」、「芸術の都」パリは、ヨーロッパ全域、ひいては世界的に見てもトップクラスの人気観光地です。今回は、日本航空直行便を利用し、一路パリへ。ご参加の皆様も、久しぶりのパリ訪問を心待ちにしていらっしゃいました。
パリには計3泊し、その間にセーヌ川をゆく最新鋭のリバークルーズ船「ルノワール号」に乗って、パリ~オンフルールへ。秋の旅行シーズン、早くも紅葉が始まる河岸のおだやかな景色を眺めつつ、印象派の画家たちが愛し、題材にしたゆかりの地を巡る往復700キロの船の旅を楽しみました。
プレミアムシップ「ルノワール号」でパリからオンフルールへ
セーヌ川を航行する船は数多くありますが、今回利用した船は定評あるクロワジ社のプレミアムシップ「ルノワール号」。1999年造船ながら、2018年に改装を終えた最新鋭設備で、客室は16㎡とリバークルーズ船のキャビンとしては申し分のない広さで、船内の設備も充実し、ホテルと同様の快適な5泊6日のクルーズとなりました。




ノルマンディー地方を蛇行しながら流れるセーヌ川を航行。印象派ゆかりの地で、モネが晩年を過ごしたジヴェルニー、港町オンフルール、絶景の断崖が望めるエトルタ、ルーアンなどを巡りました。また、 河岸の眺めだけでなく、オンフルールやルーアンは下船し気ままに散策。エトルタでは青空の下、波打つ海と断崖の景観を眺めてゆっくり時間を過ごしていただきました。




クルーズ中は毎食船内レストランでの食事となりますが、寄港地ならではの食材を取り入れていて、日毎のメニューが絶妙に変化し飽きることはありませんでした。「今日はどんなメニューかな」と、食事の時間もクルーズの楽しみのひとつでした。




古き、新しきパリを訪ねました
セーヌ川中洲のシテ島から始まったパリの歴史は2000年を超えますが、これほど長い間都であり続けた場所というのも珍しいことでしょう。パリの現在の町並みの基盤は、19世紀ナポレオン3世の時代、当時のセーヌ県知事ジョルジュ・オスマンによる「パリ改造」によって築かれました。市中を貫くセーヌ川河岸、どこを切り取っても歴史的建造物が目に映ります。こんな町は他にはありません。
パリはコロナ禍にも絶えず進化を続けていました
セーヌ右岸、ポン・ヌフ(「新しい橋」の意味ですが、石造りでパリ現存最古の橋)のたもとにあった1870年創業の百貨店サマテリーヌは老朽化のため、2005年に閉館となっていました。16年の時を経て蘇ったサマテリーヌは「なんでも揃う」と親しまれた老舗百貨店から装いを新たに3面の表情を持つ複合施設となりました。セーヌ川沿いのアールデコ調の建物はホテル「シュヴァル・ブラン」、本館はアールヌーヴォー様式の往時の面影を見事に再現し、新たに加えられたリヴォリ館は通り沿いの波打つ巨大な窓ガラスが斬新。目抜き通りリヴォリ通りの歴史建築を幾重にも映しこんで、パリの「伝統と革新」を体現しているかのようです。
「デパートの見学なんて珍しい」なんてコメントをいただきながら、エスカレータで地上階から最上階へ。自然光を美しく取り入れるガラス天井に壁面の孔雀の絵画、手すりの装飾まで往時の姿を見事に復元させています。


同じく2021年には、コンコルド広場に位置するオテル・ド・ラ・マリーン(旧海軍省)も一般公開。建物はルイ15世の時代に建てられた歴史建築で、18世紀~19世紀の調度品や装飾芸術を楽しめる博物館で、最新式オーディオガイド(日本語解説あり)で見学しました。また同年、ブルス・ドゥ・コメルス(旧商品取引所)もオープン。16世紀の建物が富豪ピノーの個人コレクションを展示する美術館に生まれ変わりました。内装は、日本人建築家の安藤忠雄氏が手がけています。




旅の終盤は、「ル・グラン」に宿泊
パリ最後の夜は「ル・グラン」に宿泊。オペラ座(パレ・ガルニエ)の隣に位置する「オペラ座のホテル」、格式あるホテルで、お食事も館内の「カフェ・ド・ラ・ペ」にて。


あっという間でしたが、魅力の尽きないパリ。再訪するパリファンが多いことも納得です。滞在時間を長くしておりますので、パリの新しい顔を訪ねての観光や自由時間のお買い物などそれぞれの過ごし方でお楽しみいただけます。海外旅行の再開をフランス、パリから始めてはいかがでしょうか。
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