【海外】帰国しました。添乗員レポート
【海外】帰国しました。添乗員レポート
2022年10月04日
【帰国レポート】ネムルート山と東トルコ周遊の旅 12日間
<9月23日発 添乗員:東京本社営業部 中屋 雅之>
コロナ禍後、2度目の海外旅行の添乗でした。私自身、9年ぶりに東トルコへご案内しました。お客様は14名様。先月のギョベクリテペの遺跡に続き、連続してトルコへの添乗でしたが、トルコはもはやコロナ禍であることを忘れさせるくらい、かつての活気を取り戻し、多くの観光客で溢れていました。また、特に東トルコは道路の整備が進み、多くの町が高速道路で繋がれています。この9年間でのインフラの発展ぶりには目を見張るものがあります。更に、トルコの玄関口イスタンブールの空港はかつてのアタチュルク国際空港から新空港に移転。新空港はその規模のみならず設備や免税店なども充実していました。
黒海沿岸から山岳地帯のトンヤへ。
トラブゾンの町から黒海に沿って西へ走ると、バクフケビルという町があります。この町はパン作りで有名で、町中にたくさんのパン屋さんがあります。その中の一軒に立ち寄り、見学するとともに、巨大なパンを1個買って試食しました。1個の値段は約250円。しかし、一昨年に比べて3倍以上に値上がりしているとのことです。店のご主人は快く私たちを迎えてくれ、お茶までご馳走してくれました。
ここから内陸部に入り、どんどんと標高を上げ、トンヤの町を通り過ぎると標高1300メートルのカドゥララック高原です。至る所で牛が草を食み、カウベルの音が草原に響き渡っていました。 この辺りは牧畜業を生業とし、一面の草原地帯に季節折々の花の咲く美しい所です。丁度、今の季節はチーダンと呼ばれる、白いサフランに似た花が咲いていました。この周辺はまるで桃源郷。スイスのような雰囲気です。
ノアの方舟で知られるアララト山へ
トルコとイランそしてアルメニアとの国境地帯に聳えるのが「ノアの方舟」で知られるアララト山です。標高5137メートルのアララト山は夏でも万年雪を戴き、隣の富士山によく似た小アララットと並んでいる姿は気高く、気品があります。この辺りは国境地帯ですので、国境を守る軍隊に出会うことも。軍隊の人たちも気さくで、快く写真も撮らせてくれました。
トルコ東部はかつての「ウラルトゥ王国」の地
トルコの古代文明といえばヒッタイトが有名ですが、そのヒッタイト王国が滅亡した後、トルコ東部からアルメニア、イランにかけて覇を唱えたのが「ウラルトゥ王国」です。その中心はヴァン湖の周辺で、湖畔に聳える山の上にはヴァン城が現在のヴァンの町を見下ろしています。ウラルトゥ王国の遺跡の中で最も有名なものが「チャウシュテペ遺跡」です。この遺跡は山の上に作られ、現在でも神殿や貯蔵庫、貯水池など様々な遺構が残されています。この遺跡にはメフメット爺さんという名物おじさんがいます。現在82歳。彼はウラルトゥ文字の研究者であり、古代の楔形文字を読むことができます。今回も私たちの為に神殿の壁に書かれた楔形文字を読んで訳してくれました。
ユーフラテス河を堰き止めたアタチュルク・ダムを渡る
トルコ東部からネムルート山のあるキャフタの町の周辺に行くためには、ユーフラテス川か、ユーフラテス川を堰き止めてできたアタチュルク・ダムを渡る必要があります。かつてはフェリーボートでネムルートへと向かいましたが、現在は立派な橋が完成し、簡単に渡れるようになりました。この橋、(ニッシビ橋)を渡ると休憩所があり、ここで飲んだ白いザクロのジュースは最高の味でした。
ここからネムルート山へ向かい、山麓のホテルに宿泊。翌日の早朝、ネムルート山頂から荘厳な日の出を見学するのです。アララト山やネムルート山ばかりでなく、様々な魅力のあるツアーでした。※写真はすべて今回のツアーで添乗員中屋が撮影したものです。
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