【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2022年09月22日

海外旅行再開 現地ツアー日記  9月7日発 砂漠のオアシスリゾートに泊まる チュニジア満喫の旅【10日間】

添乗員:本社営業部 植松祐太

【 🕐 現在の日本とチュニジアとの時差は、8時間です。日本の方が、8時間進んでいます。】

9月16日、帰着いたしました。ありがとうございました。

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9月15日、16日(9日目、10日目) パリのような首都チュニスから、無事PCR検査不要で帰国しました

現地を発つ9日目は首都チュニス散策をするため、新市街のフランス通りに降り立ちました。まさにパリのようなお洒落な街灯やカフェ、重厚感溢れるバロックの建造物が並びます。

お洒落な街灯やカフェが並ぶチュニス
重厚感溢れるバロックの建造物

しかし少し裏通りへ入ると、また雰囲気が一変。生鮮食品系が集まる中央市場周辺では、サボテンの実が荷台の上に積み重なっています。迷路のように巨大なメディナにはスークが連なり、晴れ渡った空にはミナレットがそびえていました。
最大都市チュニスには、チュニジアの様々な要素が凝縮されているようです。

氷で冷やして売られるサボテンの実
青空にそびえるハムダ・パシャ・モスクのミナレット

アフリカ大陸からヨーロッパへ渡る人々なのか、復路のチュニス空港はコロナ禍を感じさせないほど大混雑。巨大なイスタンブール空港で乗継ぎ、風向きの影響で往路よりは短時間で羽田空港へ着陸です。

機内から蛇腹で空港ターミナルへ入ると、いきなり左右2方向へ分けられました。現地出国前のPCR検査が不要となり大幅に簡素化されたスマホアプリ「My SOS」で「青」表示なら、より短い道へ案内されていました。私はあえてお手伝いも兼ねて通常レーンに進んだものの、それでも自分のスーツケースが出て来るよりも早くベルトコンベアへ到着できました。9月7日以前よりは、かなり緩和されています。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

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9月14日(8日目) 青の世界や悠久の歴史に迷い込んだ一日

早いもので、終日滞在としては最後になってしまいました。
まず午前は、チュニジアの景勝地シディ・ブ・サイド。青と白で色彩を統一することになっているそうで、裏路地歩きではシャッターを切る手が止まりません。360度どちらを向いても写真映え、といっても過言ではないくらいです。

燦々と降り注ぐ地中海の日差しに疲れたら、ティータイムで休憩はいかがでしょうか。最も老舗のカフェ・デ・ナットは少なくとも250年の歴史を誇るそうで、アーモンド入り紅茶が名物。近くで売られている、揚げたての砂糖付きドーナツ「バンバローニ」も懐かしくて最高です。

地中海を見晴らすパノラマ
どの路地も画になります
かつては松の実でした

青い世界での昼食後に観光したのは、ポエニ戦争などで世界に名を轟かせた都市カルタゴ。もちろん世界遺産になっていますが、敗戦後にローマが徹底的に破壊して造り替えたのでフェニキア時代の遺構は少ないです。現在は住宅街となっている広範囲に散らばっているため、バスで各見学カ所間を移動しました。
あまり多くはないものの、ローマが土砂で埋めた部分などからは紀元前のフェニキア人住居なども出土しています。圧巻だったのは、2世紀に造られたアントニヌスの共同浴場。2000人収容できるほどの規模で、現在立っている円柱よりも遥かに高い建物だったそうです。

フェニキア人の住居跡
ぜひその場で感じていただきたい大迫力

夕食では、暑い時に冷やして食べると癒されるウチワサボテンの実を特別提供してもらいました。種が非常に多いものの、私はいつも丸飲みしています。ビワ・カキ・スイカを足して割ったような、優しい味わいです。

日本ではお目にかかれない冷やしサボテン

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9月13日(7日目) ドゥッガ遺跡 4000年の時を超えて

カイラワンから北西へ約3時間、小高い丘の上に広がっているドゥッガ遺跡。紀元前2000年には先住民ベルベル系が居住していたと考えられており、現在残っているのは主にローマ都市の遺構です。エル・ジェムの円形闘技場やカルタゴのネームバリューに比べて期待していなかったお客様も多かったようですが、バスから降りると皆様驚きの声を上げていました。今回の旅で訪れる世界文化遺産6つのうち、4カ所目となります。

観客席や舞台に上がることもできる劇場

まず迎えてくれた半円の劇場は168年に建てられ、立派に修復されています。ローマ時代のわだちが残る道を歩くと、キャピタル(神殿)周辺に市場・フォルム(広場)などが集まっていました。ビザンチンが入り込んでからは、軍事拠点に転用されていたそうです。浴場が複数あることは、当時の繁栄や規模の大きさを物語っていました。秀吉が草履を懐に入れたのと同じく、奴隷たちが公共トイレの便座に座って温めていたというのも興味深かったです。

額縁に収まったキャピタル

敷地内には様々な植物が生えており、ここまでの車窓でもたくさん見えていましたが紹介します。
初耳でしたがガイドさんによれば、オリーブは2年周期で豊作となるそうです。
またウチワサボテンの実は、メキシコなどでも冷やして食べると絶品。オレンジから赤色くらいが食べ頃ですが、無数に付着している細かいトゲを目などに入れないよう注意してください。

チュニジアでも食卓に欠かせないオリーブ
道端でも売られているウチワサボテンの実

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9月12日(6日目) イスラム第4の聖地、カイラワンへ

砂漠のオアシスリゾートは朝食から洗練されていて、イチゴ・レモンなど美味しいフレッシュジュースを何杯もおかわりしました。特にキウイは素晴らしく、丸ごとかじっているかのような果肉感。

おかわりが止まらない美味しさ

砂漠から再びスースへ戻る途中に、本日の目的地カイラワン(ケロアン)が位置します。
途中の車窓からは、ラクダの放牧をご覧いただけました。放牧されているのは基本的にメスで、ハーレムのように1頭だけオスもいるそうです。喧嘩にならないよう、他のオスたちは観光・農業・労働用などへ回されます。

途中、新鮮なピスタチオを売る露店が複数並んでいたので、立ち寄ることに。皆様、ピスタチオの実はどのような構造かご存じですか? 外見は細長く、柔らかい皮を剥くとお馴染みの殻が出てきます。さらにそれを割ると、薄皮に包まれた可食部が現れます。

放牧されているラクダは、ボス以外メスばかり
フレッシュなピスタチオも美味

カイラワン到着後は、昼過ぎのお祈り時間前にグランドモスクへ滑り込みました。9世紀に再建されているものの、起源は670年まで遡ります。メッカ・メディナ・エルサレムに次ぐ4番目の聖地と称されることが多く、北アフリカ最大の信仰を集めています。

北アフリカ最大のイスラム聖地に立つミナレット

城壁を利用したレストランでの昼食は、揚げ餃子「ブリック」やモロッコでもお馴染みな粒パスタ「クスクス」です。欧米からの観光客は戻っており、アメリカ・ウルグアイなどの団体でコロナ前のように賑わっていました。
午後は世界遺産の旧市街などを観光し、チェックイン後はプールで汗を流したお客様も複数いらっしゃいました。

土産屋街も復調してきたようです
幻想的な夜のホテル内プール

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9月11日(5日目) 砂漠に現れたオアシスのリゾートでのんびり

アルジェリア国境までわずか50キロ、乾燥した砂漠に現れるオアシスの町トズール。
午前は、ナツメヤシが20万本も生えているというオアシスを馬車で巡りました。

オレンジ色の実が多く、あと2週間ほどで収穫期になるとのこと。木陰で休んでいたおじちゃんが、ヤシに登る姿を見せてくれました。

御者たちは、久々の仕事でご満悦
裸足で痛くないのでしょうか………

金・土が週末の一般的なイスラム圏とは異なり、フランスの影響が強いため土・日が休みです。日曜日ということもあってか、なおさら人通りが少なく感じました。ちなみに日没後は涼しくなるため、どこからともなく人々が湧いてきます。

トズール旧市街

昼食後は早めに宿へ戻り、ホテルライフを満喫していただきました。
プールサイドの日陰でドリンクを飲みながらのんびりするも良し、泳いでリフレッシュするも良し。

ヤシが反射するプール

ランチおよびディナーでは、先住民であるベルベル系の料理を味わいました。苦手な方が多いはずのラムは現地のご馳走で、まったく臭みがなく大好評でした。

ベルベルピザ「ムタブカ」
仔羊の壺焼「ガルゴレット」

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9月10日(4日目) 海辺の街から一路、砂漠を目指します

本日は地中海岸の街スースから、アルジェリア国境にもほど近い内陸の町トズールまでロングドライブです。50名以上乗れる大きな専用バスなので、とても快適に走り抜けることができました。トイレ休憩・昼食を挟み、16時頃チェックイン。広大な敷地を贅沢に使い、リゾートが形成されていました。

ホテルに到着。デーツから作られたウェルカムドリンクも美味

ご希望が出ていたため、ホテル経由のアクティビティとしてラクダに乗ってみました。モロッコのような砂丘が続く訳ではありませんが、初めて乗ったお客様には貴重な体験となったようです。久々の団体客ということでラクダの飼い主は大喜び、何度も集合写真を求められました。最後はさっぱりしたレモンジュースとデーツが用意され、乾杯しました。

キャラバンのように出発
ラクダ使いの少年とラクダ。とても歓迎してくれました
砂漠の広い空が、だんだん染まりゆくひととき

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9月9日(3日目) 連泊地スースを拠点に2つの世界遺産へ

スースから1時間ほど南下した、ローマ遺跡の町エル・ジェム。ローマ・ヴェローナに次いで、イタリア以外では最大の円形闘技場がそびえています。もちろん内部にも入れ、階段を上がれば素晴らしいパノラマが広がっていました。地下では猛獣たちが入っていた檻や、それを上げ下げする人力エレベータがあった空間も見学できました。

世界遺産の円形闘技場

少し離れたローマ人住居跡の博物館には、チュニジアが「モザイクの国」と称されることも納得の大作がところ狭しと飾られていました。大半は日常足で踏む床面に使われたというから贅沢で、往時の繁栄が容易に想像できます。

葡萄の神ディオニソスのモザイク

午後はスースへ戻り、2つ目の世界遺産として旧市街散策です。西側のガルビ門から緩やかで画になる階段を下ると、活気あるスークが迎えてくれました。土産物屋も多くなっており、ヨーロッパを中心とした観光客数が復調しているのだと思われます。

白に青が映える路地
リバトの塔から見下ろすグランドモスク

チュニジアは食も大きな魅力の国。明日からは内陸へ向かうため、夕食にてシーフードを召し上がっていただきました。

食のレベルは高いです

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9月7日〜8日(1,2日目) 羽田〜イスタンブール〜チュニス

アフリカ大陸への再開ツアー第1弾がいよいよ出発しました。

羽田空港よりターキッシュエアラインズでイスタンブールへ。
羽田空港はわずかながら第2ターミナルからも国際線が飛ぶため、かつての「国際線ターミナル」は現在「第3ターミナル」と呼ばれています。駅名も変更されているので、ご注意ください。
乗り継ぎのイスタンブール空港では、コロナ禍を感じさせる要素はほとんど見当たりませんでした。

久々の機内食に、感慨もひとしお
ウクライナ情勢による遠回りが比較的少なめです

チュニジアの首都チュニスまではわずか2時間台のフライトです。窓側のお客様は、ギリシャ・シチリアなどを眼下に拝めました。
入国審査は、パスポート・ワクチンパスポート・入国カード(弊社でご用意)だけで比較的容易に通過。めでたく、アフリカ大陸の大地を踏みしめました。スルーガイドさんと合流後は、ベンツ製の大型バスで快適に観光スタートです。

まずは陶器の町ナブールへ南下し、工房で職人芸を見せてもらってから昼食となりました。皆様、唐辛子ペースト「ハリッサ」がお気に召したようでした。
午後も日本では見られない雰囲気の中、旧市街散策を楽しみました。

ろくろで次々と作品が姿を現しました
エキゾチックなタイルがところ狭しと
アンダルシアを思わせる、ナブール旧市街の裏路地
グランドモスクの南側から

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