【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2022年09月13日

海外旅行再開 現地ツアー日記
8月30日発 リオハからバスクの町々とサンセバスチャンの旅【10日間】

帰国いたしました。皆様ありがとうございました。添乗員:本社営業部 酒井康行

7月のドイツ出張に続き、今月は「リオハからバスクの町々とサンセバスチャンの旅(10日間)」にご案内しております。当ツアーの再開後1本目となりますので、日々の様子を皆様にお届けします。


【 🕐 現在の日本とスペインとの時差は、7時間です。日本の方が、7時間進んでいます。】

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9月7日、8日(9日目、10日目) 帰国前のひととき、鉄道で小旅行を楽しみました

日本への帰国日を迎えましたが、ホテルの出発が午後ということで、午前中はご希望の方を鉄道を利用して、かつてギプスコアの首都(1844~1854年までの10年間)だった人口約2万人弱の町トロサへご案内しました。

いかにもスペインらしい、鉄道内のギター弾き
1657年から1672年にかけて建設されたバロック様式の市庁舎
トロサ旧市街には細い路地が縦横無尽に通っています
名産の黒豆「アルビア・デ・トロサ」はバスク料理に欠かせません
オリア川の対岸から見渡したトロサ旧市街、右手に見えるのはサンタ・マリア教会

そして帰国の途へ。9月7日より日本入国の水際対策が緩和されたために、スペインにおけるPCR検査は不要です。
ビルバオ空港での航空会社へのチェックインおよびイスタンブール空港で羽田に向かう航空機の搭乗の際には、ワクチン3回接種を証明するワクチンパスポートの提示のみでした。

羽田空港到着時は、①MySOSを登録し画面が「青」表示の方、②MySOSを登録し青以外の色が表示されている方とMySOS未登録者、この2つに分かれて検疫へ。健康チェックを受けて、入国審査という流れでした。MySOS未登録者は、スマートフォンかパソコンで必要事項を入力する必要がありますが、大勢の係員がいてお手伝いもしてくれるので、難しいことはありません。
①②とも長い距離を歩かなければなりませんが、そんなに時間差はないなと感じました。

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9月6日(8日目) 終日、サンセバスチャンを満喫。バル巡りも楽しみました

本日はバスク州の祭日です。昨日訪れたゲタリア出身のエルカノが世界一周を成し遂げた1522年9月6日から、ちょうど500年に当たる日だそうで、街はいつも以上に賑わっていました。

最初に高さ75mの尖塔を持つ、ギプスコア県最大の大聖堂「サンセバスチャン大聖堂」を見学。その後、長さ1350mのコンチャ湾へ。東は旧市街近くに聳えるウルグル山に、西はイゲルド山に挟まれ、沖にはサンタ・クララ島が浮かびます。
さらに、もともとはカジノだった市庁舎やホテル・マリアクリスティーナのあるオケンド広場などをご覧いただき、引き続き旧市街を巡りました

大聖堂内部のステンドグラスが優美です
オケンド広場とグランドホテル・マリア・クリスティーナ

午後は、ご希望の方を市バスとフニクラを利用して、イゲルド山へご案内しました。市バスでは皆さん、マスクをしています。イゲルド山から一望するコンチャ湾は、美しく輝いていました。

イゲルド山から望むコンチャ湾

夜はバルがひしめき合う8月31日通りへ。お待ちかねの「バル巡り」です。本日は4軒、Cepaセパ、Gambaraガンバーラ、Gandariazガンダリアス、La Vinaラ・ヴィーニャへご案内しました。ラ・ヴィーニャといえば名物「バスクチーズケーキ」。この店が発祥とされています。

チャコリを注ぐセパのスタッフ
秋の味覚、新鮮なキノコをたくさん取り揃えたガンバーラ
ラ・ヴィーニャの名物「バスクチーズケーキ」
陽気なラ・ヴィーニャのスタッフ

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9月5日(7日目) 旅の最終宿泊地サンセバスチャンへ。チャコリのワイナリーとゲタリアにも立ち寄りました

チャコリとはバスク地方の海側で造られる微発泡性ワインのことで、白ワインが主流ですが赤やロゼもあります。従来、バルで気軽に飲む庶民の味でしたが、近年は原産地呼称が与えられた上級チャコリも登場しています。

本日訪れたワイナリー「GAINTZA」は1923年創業、現在は4代目のホセバさんを中心に営む家族経営のワイナリーです。25Haのブドウ畑は「ガラテ」と呼ばれる丘の斜面に広がっていて、畑からはゲタリアの町とビスケー湾を見晴らすことができました。このガラテは高湿度、粘土質土壌、ビスケー湾からの適度な風というブドウ栽培に理想的なテロワールを形成しているそう。畑にはバスクの土着品種オンダラビ・スリを中心に様々なブドウが植えられ、やがて最高のチャコリへと生まれ変わるのです。

ワイナリーのブドウ畑から、ゲタリアの町とビスケー湾を一望
自慢のチャコリを熱心に説明してくださいました

続いて海辺の町、ゲタリアへ。散策は、エルカノの像と市庁舎からスタート。エルカノ(1476~1526)は、スペイン王国に仕えたバスク人の探検家で、ここゲタリア出身。彼はマゼラン船団の指揮を引き継ぎ、1522年9月6日に史上初となる世界周航を達成しました。明日は、その500年目に当たる日! ということで、ゲタリアではお祭りが開催されるそうです。

港町ゲタリア
町の英雄エルカノの像と市庁舎

サン・サルバドル教会に入場。バスク地方最大のゴシック様式の教会で、1397年、初めてギプスコア県のフンタ(議会)が開催された場所として知られています。建っている場所が場所だけに、床が傾いているのが特徴的です。
昼食は教会の目の前にある「IRIBAR」にて。アンコウのグリルがもちもちで脂もしっかり乗っていて、美味でした。店の外には魚介類を炭火焼きできる場所がありました。

ゴシック様式の荘厳なサン・サルバドル教会
豪快に炭火焼きされていました

最終宿泊地サンセバスチャンでは、魚介類に定評のあるレストラン「BERNARDO ETXEA」にて。皆様でご一緒できる最後の夕食に相応しい、高級な雰囲気のレストランでした。

大ぶりのロブスターを店員さんが私たちのために取ってくれました
著名人の写真が店内を飾ります
お洒落なタコのガリシア風
ロブスターのグリルもご堪能いただきました

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9月4日(6日目) オンダリビアを拠点にフランスへ。フレンチ・バスクの村や町を巡りました

最初に訪ねたエスプレットは、唐辛子ピマンの産地として知られ、村のいたるところに唐辛子がぶら下がり、チョコレートやキャンディ、リキュールなどにも唐辛子が使われています。

そして人口約650人の小さな村アイノアへ。「フランスの最も美しい村」に加盟しています。12~13世紀初頭に要塞も兼ねて造られた村には、木骨組みの家が建ち、サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼途中の人たちを迎え入れてきました。現在、街道沿いにはフレンチ・バスクの特徴である赤と白が縦縞に塗られた民家が並び、幾つかの家の門には、かつてロバの口紐を結んだというリングが残っています。

エスプレット。17世紀建造のサンテティエンヌ教会を望みます
アイノアは「フランスの最も美しい村」に加盟しています

昼食はホテルレストラン「ITHURRIA」にて。シェフのアミューズは、マッシュルームのクリーム・コーヒー豆の粉末、アーティチョークのクリーム、バターナッツの海苔巻き。前菜は、フォアグラ・アプリコットソース。メインはマグロのグリルとホロホロ鳥の詰め物の2品。フランス領ということもあり、今までのスペイン料理とはテイストが異なりました。

カラフルなアミューズ
前菜のフォアグラ

本日最後に立ち寄ったのは、サン・ジャン・ド・リュズ。1660年、太陽王ことルイ14世とスペイン王女マリー・テレーズがこの地で結婚式を挙げました。町には式を挙げたサン・ジャン・バティスト教会や、ルイ14世が式に先立ち約40日間滞在した「ルイ14世の館」、マリー・テレーズが挙式まで滞在したレンガ造りの「王女の館」などが残っています。
目抜き通りのガンベッタ通りにはたくさんのお店が軒を連ね、ショッピングも楽しい町です。1660年創業で王室御用達のパティスリー「メゾン・アダム」の名物は、ルイ14世とマリー・テレーズの結婚式で献上されたマカロン。メレンゲにアーモンドパウダーや砂糖を混ぜて焼いたシンプルなお菓子で、現在のフレンチ・マカロンの原型とされています。

太陽王が婚礼を挙げたサン・ジャン・バティスト教会
「メゾン・アダム」のマカロンはお土産にもおすすめです
サンジャンドリュズのビーチ。穏やかな波が打ち寄せていました

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9月3日(5日目) ヘミングウィエイゆかりのパンプローナから、国境の町オンダリビアへ

パンプローナといえばスペイン3大祭りのひとつ、7月に開催されるサン・フェルミン祭(牛追い祭り)で有名です。ヘミングウェイの小説『日はまた昇る』(1926年)をきっかけに世界中に知れ渡り、今では毎年約100万人の観光客を集めるイベントとなっています。
町の中心「カスティーリョ広場」の一角には1881年創業のホテル「ラ・ペルラ」があり、この217号室を指定して9回も宿泊したのがヘミングウェイ。彼はその部屋で執筆活動を行いました。広場の北に位置する1888年創業のカフェ「イルーニャ」もヘミングウェイのお気に入りです。

パンプローナの牛追いのモニュメント
カフェ「イルーニャ」の奥にはヘミングウェイの銅像が

パンプローナ大聖堂に到着。内部では主祭壇前の身廊にある大聖堂の創建者であるカルロス3世と妃の墓碑が有名です。さらに併設されている中庭回廊は14~15世紀に造られたままで残されていて、繊細な柱の彫刻は実に見事です。そして、色もはっきりと残されている「聖母の眠り」の彫刻は、ロマネスク時代にまで遡る大変貴重な作品です。

カルロス3世と妃の墓碑
「聖母の眠り」

パンプローナの観光後はスペインとフランスとの国境の町オンダリビアへ。ちょうど「エル・アラーデ」、すなわち軍人パレードのお祭りの初日に訪ねることができました。
1638年7月1日、オンダリビアはフランス軍に包囲されました。オンダリビア市民はグアダルーペの聖母に町の解放を願い、その加護あって1638年9月7日に勝利。以来オンダリビアの人々は、毎年9月8日に軍人パレードを催して祝っているのです。
ここ2年はコロナのために祭典が中止されていたとあって、町は大いに盛り上がっていました。なかには、バスクが発祥とされているベレー帽を被った人の姿も見受けられました。

オンダリビアからボートに乗ってビダソア川を渡り、対岸のフランス領エンダイヤ(フランス語ではアンダイエ)への小旅行もお楽しみいただきました。

オンダリビアの町の中には、ベレー帽を被った人たちも
バスク地方の伝統的な家並みが残るギプスコア広場

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9月2日(4日目) ビルバオからリオハへ。ワイナリー訪問も楽しみました

本日はビルバオを出発し、スペインワインの銘醸地として知られるリオハのワイナリーやラ・リオハ州の州都ログローニョ、さらにはフランスから延びる巡礼の道が交わる地プエンテ・ラ・レイナなどに立ち寄り、最終的にはパンプローナを目指しました。

最初に立ち寄ったのは、ギュスターヴ・エッフェルの弟子のひとり、建築家のアルベルト・パラシオによって設計され、1893年に完成・開通した「ビスカヤ橋」。この橋は、ネルビオン川に架かっている世界最古の運搬橋で、ビスケー湾に面した港湾都市ビルバオの河口付近にあり、ゲチョ地区とポルトゥガレーテ地区とを結んでいます。

運搬橋の長さは164m、ゴンドラは1分もかからずに渡り切ってしまいます。最大で6台の自動車と300人ほどの人間を運ぶことができ、運行は24時間営業で、頻繁にゴンドラが行き来しています。そして、2006年7月13日、ユネスコの世界遺産に登録されました。

世界遺産のビスカヤ橋
人も車も乗せた運搬橋は、頻繁に両岸を往来しています

続いてご案内したのは、銘醸地リオハのワイナリー「EGUREN UGARTE」。ウガルテ・ファミリーが経営するワイナリーは、ビトリーノ氏によって開かれました。何と1994年からわずか6年で、弟子5人と共に地下にある迷路のような石造りの巨大セラーを手作りで完成させた力自慢の方です。現在(御年88歳)も訪問客に逢いにいらして、おもてなしをしてくださっています。

所有する畑は、リオハ地区では最も北に位置するリオハの最上地区「ラ・リオハ・アラベサ地区」だけに約120ヘクタール。デマンダ山脈を背に、ワイナリーの玄関から北にカンタブリア山脈を望むこの場所こそが、2つの気候が出会う場所で、夏でも大きな寒暖差(最高気温35℃に対し、夜間は15℃)がある、冬は冷たい風をシャットダウン出来る、山脈に沿って常に風が吹くため病気の心配が少ない、エブロ河のおかげで常に適度な湿気が保たれているなど、リオハ屈指のミクロクリマを作り出し、ウガルテのワインを育みます。

ワイナリーの入口にはビトリーノ氏の銅像が立っています
迷路のような石造りの巨大なセラーは、ビトリーノ氏たちが手で掘り進めたもの
見学の最後にはテイスティングもお楽しみいただきました
ビトリーノ氏(左、88歳)と奥様(右、92歳)

ワイナリーではランチもお楽しみいただきました。リオハ名物の白インゲン豆の煮込みは優しい味わい。ラムチョップは炭火で焼かれており、臭みはまったくありませんでした。

白インゲン豆の煮込み。スペインの方は豆をよく食べます
香ばしく焼かれたラム肉

昼食後は、パンプローナへ向かいました。途中、ラ・リオハ州の州都ログローニョと、サンチャゴ順礼路の町プエンテ・ラ・レイナに立ち寄りました。町の名前の由来となったのは、「王妃の橋」ことプエンテ・ラ・レイナの石橋です。フランスからやって来た巡礼者たちは、必ずこの橋を渡ります。

ログローニョ、聖バルトロメ教会の装飾
プエンテ・ラ・レイナの石橋

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9月1日(3日目) ビルバオを拠点に、バスクの名勝、見所を巡ります

本日はビルバオから近郊の観光に出発。ゲルニカ、サン・フアン・デ・ガステルガチェ、ベルメオ、そしてビルバオをご紹介しました。

ピカソの絵画で世界に知られるゲルニカでは、バスク議事堂とゲルニカの木を見学。1930年代後半のスペイン内戦で、ゲルニカはフランコ将軍の援助を受けたドイツ軍による空爆を受けましたが、ゲルニカの町は瓦礫の山と化すも、バスク議事堂の建物とゲルニカの木は無事でした。

中世以来、ゲルニカのあるビスカヤの領主は大木の下で宣誓を行う習わしがありました。「ゲルニカの木」はビスカヤの、さらにはバスク全体の自治の象徴なのです。

バスク議事堂
議事堂内の壁面には、バスクの歴代領主の肖像画がずらり
控室の天井のステンドグラスには、ゲルニカの木に集う人々が描かれています
現在のゲルニカの木は4代目です

ゲルニカ見学後は、スペインの景勝地第1位に選ばれたこともあるサン・フアン・デ・ガステルガチェに立ち寄りました。

昼食は、ビーチリゾートのバキオ近郊にある1675年創業の農家レストラン「ZINTZIRI ERROTA」にて。美味しいお食事を、バキオで造られる発泡のないチャコリやリオハの赤ワインと共にお召し上がりいただきました。

サン・フアン・デ・ガステルガチェ
農家レストランのご主人
サーモンのタルタル
海老のグリル、半生で美味でした

大満足の昼食後は、港町ベルメオに立ち寄り、ビルバオに戻り、グッゲンハイム美術館を見学しました。

ベルメオのヨットハーバーと家並み
アメリカの建築家ジェフ・クーンズの「パピー」とグッゲンハイム美術館

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8月30日〜31日(1,2日目) 羽田〜イスタンブール〜マドリッド〜ブルゴス~ビルバオ 

このたびはターキッシュエアラインズでのご案内。他の添乗員も報告しているように、羽田空港は大混雑。出発時刻22:05の3時間前(19:05)からチェックイン可能ですが、既にその前(18:30位)から列が出来上がっていました。


イスタンブール新空港の乗り継ぎ手続きは難しくはありませんが、何せ本当に空港が大きいので、結構歩かざるを得ません。途中、手荷物検査も含め、ゲート→ゲートの乗り継ぎに、約1時間を要しました。

羽田空港は大行列でした
イスタンブール新空港の様子。この空港、本当に大きいです……

マドリッド・バラハス空港到着後は、入国審査と検疫検査。この時に「スペイン保健省指定の健康証明書」を提示します。スペインへ渡航する際には、「スペイン保健省指定の健康証明書」と「ワクチン接種証明書」が必要となりますが、健康証明書はワールド航空で登録して準備していますので、ご安心ください。

無事に検査を終え、ブルゴスへ。着後、昼食および散策にご案内しました。

350年もの歳月をかけて完成したブルゴス大聖堂。世界遺産に登録されています

天気に恵まれ、雲ひとつない青空のもと、カテドラルを見学。スペインではセビリア、トレドに次ぐ、3番目の規模を誇る大聖堂です。内部も荘厳で、103ある聖職者席の高い背もたれには、新約と旧約の聖書の情景が刻まれています。そして中央には、司教かつ創建者のドン・マウリシオの横臥像があります。

大聖堂の中は、柔らかな光が満ちていました

大聖堂に隣接する礼拝堂も傑作です。こちらは南に位置するサンタ・アナ礼拝堂。祭壇飾りのテーマは『聖母の母アンナの一生』で、中央はエッサイの木、頂点は聖母子、そして中央は母アンナと父ヨアヒムの出会いのシーンです。

サンタ・アナ礼拝堂、圧巻の祭壇飾りに目を奪われます

14世紀に造られた城下町へ入る門のひとつ「サンタ・マリア門」。現在の門は16世紀に神聖ローマ皇帝カルロス5世を迎えるために改築されたもので、門の最上部にはマリア像が、そのすぐ下には天使像が配され、さらにその下にはブルゴスに関わる6人の英雄の像があります。ちなみに、上段中央がカルロス5世で、その右隣が町の英雄エル・シッド。そして下段中央がブルゴスを884年に創建したディエゴ・ロドリゲスです。

ブルゴス旧市街の入り口、堂々たるサンタ・マリア門

その後は本日から2泊するビルバオへ。最初の2日間は、日本からトルコを経てスペインまでの渡航にブルゴスの散策、そしてビルバオまでの移動と、なが〜い旅程でしたが、皆様、お元気なので何よりでした。

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