【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2022年09月10日

海外旅行再開 現地ツアー日記
9月1日発 山上ホテルに宿泊 スイスの田舎とレマン湖畔の旅【9日間】

添乗員:本社営業部 岩田尚之【9月9日、帰国しました】


【 🕐 現在の日本とスイスとの時差は、7時間です。日本の方が、7時間進んでいます。】

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9月8日、9日(8日目、9日目) オリンピックの都市ローザンヌへ

午後の出発までは自由行動。ご希望の方とともに、列車を乗り継いでローザンヌまで出かけました。

ローザンヌには国際オリンピック委員会(IOC)の本部が置かれていて、オリンピックの首都とも言われています。オリンピック博物館には、ギリシャに始まる古代オリンピックの貴重な資料や近代オリンピックの聖火のトーチ、メダル、選手が実際に用いていたスポーツ用具、また実際にスポーツを体験できるアトラクションもあり、充実。オリンピックの精神や選手の言葉など学ぶ要素も多いことから、課外授業として多くの学生の団体が次から次へとやってきて賑わいを見せていました。

街中には次回のパリオリンピック2024までのカウントダウンモニュメントも
無料の展示スペースには、バイクやスケート、サーフィンなど東京大会で新しく競技に加わった種目の特別展示が

その後、ジュネーブ国際空港よりターキッシュエアラインズにて、イスタンブールを経由して予定通りに羽田空港に到着しました。

イスタンブール~羽田間の機内。団体客は少なめです
今回の飛行ルート。イスタンブールから羽田までほぼ一直線です

今回は、初登場のスイスの小さな村、スイスアルプス、湖畔に広がる世界遺産の景色と変化に富んだ内容でした。ご参加いただいた皆様、9日間、誠にありがとうございました。

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9月7日(7日目) 世界遺産に泊まり、世界遺産を歩いた日

今日は、ラヴォー地区の散策に出かけました。世界遺産のブドウ畑とレマン湖を眺めながらの朝食はとても優雅なものでした。

ラヴォー地区は斜面に広がる美しい景観とともに、1000年を超える伝統的なワイン造りを受け継いできた人々の思いが評価され、2007年に世界遺産に登録されています。大規模農家というよりは、村々に住む小さなワイン農家が独自の方法で栽培をしているそうです。畝間にはあえて雑草を残し、土壌を安定させていたり、およそ8~9割を占めるシャスラ種でも、さらに細かな種類分けを研究している畝もあったり、ただ見ているだけでは何も感じ取れなかったことも、専属ガイドの話を聞きながら、皆様一様にうなずかれ、知識が深まりました。

ブドウ畑の真ん中にて。畑、湖、家並みのコントラストが美しいです
ガイドから、ラヴォー地区が辿ったワインの歴史と今日の様子を聞きながら見学
たわわに実ったシャスラ種。今年は猛暑のため、いつもより早い収穫だそう

ブドウ畑を歩いて下りながら辿り着いたのが、スイス版「美しい村協会」にも登録される湖畔の村サン・サフォランです。人口400人ほどの小さな村で、ここでも中心はワイン造り。村の名を冠したワインを製造しています。シェーブルに滞在するからこそご案内できた、素朴で素敵な村でした。

サン・サフォランからはプチトラムをチャーターしてのんびりと斜面を登っていきます。
午後の自由行動では、ケーブルカーに乗ってモン・ペルランへ。急勾配の斜面を進みながら、眼下の街並みとレマン湖を遠望しました。遠くには先日訪れたヴヴェイ、モントルー郊外のシヨン城、そして遠くスイスアルプスの山脈も見られます。

まるで中世にタイムスリップしたかのようなサン・サフォラン
かわいらしいプチトラムに乗りました
あそこを通ってきたのねと、これまでの旅を振り返りました

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9月6日(6日目) レマン湖畔に佇む素敵な町巡り

本日は、山岳美から一転、スイスを代表する美しいレマン湖へ。最初に向かったのは、モントルーの郊外にあるシヨン城です。年間40万人が訪れ、「スイスで一番美しい城」と称えられます。12世紀頃からサヴォワ家をはじめ様々な領主の手によって増改築が繰り返され、今日に至ります。詩人バイロンの長編叙事詩「シヨン城の囚人」の舞台としても有名です。この詩には実在のモデルがあって、主人公はシヨン城の地下牢に幽閉されるのですが、内部には実際に彼が捕まっていた牢屋や足枷なども残され、観光客が続々とやってきていました。

まるで湖に浮いているかのような佇まいが印象的なシヨン城

そして隣町のヴヴェイへ。バカンスシーズンは過ぎていましたが、休暇を楽しむ多くの観光客、地元客で賑わいを見せていました。

ヴヴェイは13~14世紀のサヴォワ統治時代に町の基盤が整備され、古くからワイン醸造で発展。モントルーと同じくレマン湖畔のリゾート地として、多くの著名人に愛されてきました。その一人、チャップリンは晩年をヴヴェイ郊外で過ごし、終の棲家となった家は、現在博物館となっています。
また、総合食品メーカーのネスレの本社はこの町にあります。チャップリンの銅像の背後には、ネスレ旧本社を改装した食の総合博物館「アメリンタリウム」があり、ネスレの取り組みなどが紹介されていました。

レマン湖畔を眺めるようにチャップリンの像がありました
背後にあるネスレの博物館開館10周年を記念したオブジェが
ヴヴェイの町にあるチョコレート店「レダラッハ」。皆様お土産に購入されていました
量り売りしてくれる、大きな板状のチョコ

移動にアクセントをつけるため、ヴヴェイからシェーブルまでは列車で移動します。斜面に並ぶブドウ畑を眺めながら車窓をお楽しみいただきました。明日の散策が楽しみになりました。

シェーブルまでの1区間ですが列車移動で車窓を楽しみました
ホテルの部屋から見晴らす、世界遺産ラヴォー地区のブドウ畑とレマン湖

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9月5日(5日目) 本日は歩いて、見て、スイスの「山」を楽しむ1日となりました

リスカム(4527ⅿ)にも朝日が差し込み輝いていました

山上ホテルクルムの宿泊者の特権といえば、なんといってもマッターホルンの日の出鑑賞でしょう。期待に胸躍らせながらその時を待ちましたが、大きな雲が行ったり来たりとなかなか綺麗な三角形の姿を見せてはくれず……。ですが雲のない周囲の山々には朝日が差し込み、3000ⅿ超の雄大なスイスアルプスを見ることができました。

チェックアウト後、ローテンボーデン駅より逆さマッターホルンで有名なハイキングルートの観光へ。まだ雲が残っていて綺麗な逆さマッターホルンを拝むことはできませんでしたが、ガイドの案内のもと、心地よい風に吹かれながらの1時間半ほどのハイキングを楽しみました。

初心者向けコースなので、大変な上り下りも少なく、比較的歩きやすいルートです
ゴールのリッフェルベルク駅(標高2582ⅿ)では羊がお出迎え

リッフェルベルク駅から麓の町ツェルマット駅(標高1604ⅿ)まで降りてきました。麓に降りただけでもすでに気温が高いことを実感し、防寒着を着ていると暑いほど。山登りの拠点なので、多くの登山客や宿泊客が大通りを歩いていて賑やかです。ツェルマットはガソリン車の乗り入れが禁止されているため、町を走るのは全て電気自動車。日本ではあまりみかけない小型の自動車がたくさん走っていました。午後からはゆっくりとツェルマットの散策をお楽しみいただきました。

綺麗に花が飾られたツェルマット駅。駅前にはかわいらしい小型の電気自動車が
観光用に馬車も走っていて、思わず一枚。とても絵になります

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9月4日(4日目) 素朴な田舎村、エメラルドブルーの湖、そしてアルプス。変化に富んだ1日です

本日は、最終目的地、標高3089ⅿのゴルナーグラードまで行く長距離ドライブの1日です。

まず向かったのが、なだらかな丘陵地帯にポツンと佇むリュエッギスベルク村。こちらもワールド航空初登場の村です。周囲にはのどかな牧草地帯が広がる農業の村で、メイン通り沿いには、軒下がアーチを描いた特徴的な造りの家が並んでいました。

また、近郊の展望スポットにも立ち寄り、トゥーン湖では湖畔のレストランで昼食を楽しみました。湖ではボートで優雅にクルーズする人々や、親子連れ、ジョギングや日光浴をする人など、休日を満喫する市民の姿がありました。昼食で出た白身魚のフライもこの湖で獲れたものだそう。食後は皆様で写真を撮りながら、景色を楽しみました。

リュエッギスベルク村。花も綺麗に手入れされています
アルプス山群を背景に牛が草を食み、牧歌的な風景に癒されます

展望所を後にし、先ほど眺めたトゥーン湖へ。インターラーケンを挟んでブリエンツ湖と対を成すように形成されている湖で、湖はボートで優雅にクルーズする人々や、親子連れ、ジョギングや日光浴をする人など、休日を満喫する市民の姿がありました。昼食レストランも湖岸に面していて、昼食で出た白身魚のフライもこの湖で獲れたものだそう。食事後は皆様で写真を撮りながら、景色を楽しみました。

トゥーン湖にて。エメラルドブルーの湖面がキラキラと輝いていました

そして、夕刻、いよいよツェルマット駅からゴルナーグラート鉄道に乗車し、標高1604ⅿから一気に3089ⅿの頂上まで走ります。だんだんと小さくなっていくツェルマットの町とは正反対に、徐々にその輪郭を大きくする名峰マッターホルン。少し雲がかかっていましたが、皆様待ちきれない様子で車窓からお写真を撮っていました。

頂上に着き、山上ホテル・クルムにチェックイン。世界中から予約が殺到するなかなか泊まれないホテルですが、今回は何とか1泊確保でき、ここに泊まるために参加されたお客様も多くいらっしゃいました。標高3000ⅿを超えているとは思えない部屋の内装や夕食に皆様驚いていました。

暮れなずむマッターホルンの姿に感動
左にモンテ・ローザ、右にリスカム。その合間にゴルナー氷河があります。二峰ともマッターホルンより高く雄大な姿をしています

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9月3日(3日目) ヨーロッパ屈指の歴史を持つ古都フリブール

朝は、あいにくの雨模様でしたが、本日は連泊しているフリブールの散策へ出かけました。フリブールはあまり馴染みのある地名ではありませんが、1157年、日本で言うと平安時代末期にはすでに街が築かれていた、知る人ぞ知る名都です。歴史の深さも相まって、フリブール大学はスイスにおける神学の中心大学となっています。

町は独仏語の境界線になっているセリーヌ川を境に、断崖絶壁があり、川を挟んで上下に街が形成されています。そのため市内にはいくつも橋が架かっていました。ご案内したベルン橋は珍しい木造の屋根が付いた橋で、ここだけ時代がタイムスリップしたかのような雰囲気がありました。

高台にあるロレッタ教会から街を遠望
屋根付きのベルン橋。フリブールでは外せない見どころです

市役所前に出ると、休日ということで、朝市がでていました。ガイド曰く、新鮮な生鮮食糞や安価な食材が手に入ることから、スーパーで買わず市場でしか買い物しない方もいらっしゃるとか。それがうなずけるような賑わいを見せていました。他にも、軽食にピッタリなタルトや生ハム、サンドイッチなども並び、少し時間を取ってフリブール市民の日常にお邪魔しました。

そのあと立ち寄ったスーパーと比較すると値段も少し良心的
音楽フェスティバル期間中で、広場は家族連れやカップルが遊びにきていました

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9月1日、2日(1日目、2日目) 羽田~イスタンブール~チューリッヒ~オーヴェルニエール~フリブール

スイスの田舎町とレマン湖の旅、いよいよ出発です。羽田よりターキッシュエアラインズでイスタンブール空港へ。

イスタンブール空港は日系航空会社を含め、全世界から70を超える航空会社が飛行機を飛ばしており、世界110カ国の国際線フライトを持っています。乗り継ぎゲートで待っている間にも、様々な言語が飛び交っていました。
保安検査を終え、私たちも乗り継ぎゲートに向かおうとしましたが、乗継便がまさかの2時間遅延。急遽時間ができたので、巨大なイスタンブール空港を十二分に楽しむこととなりました。

その後、無事に出発しチューリッヒに到着。まずは、スイスの田舎町オーヴェルニエール村へ。ワールド航空初登場の村です。

オーヴェルニエールは、背後にジュラ山脈が控え、眼前にはスイス最大の湖ヌーシャテル湖を持つ風光明媚で小さな村です。その特異な立地を生かして、昔からワイン造りが盛んに行われてきました。
スイスワインは、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。なぜならば、生産されるワインがほとんど国内で消費され輸出量が圧倒的に少ないのです。中でも、ヌーシャテル湖畔で造られるワインはスイス国内でも高い評価を得ており、希少価値が高く付いています。オーヴェルニエールの周囲にはブドウ畑が斜面いっぱいに広がり、美しい景色をみせてくれました。

ブドウ畑と村と、奥にはヌーシャテル湖が見えます。ブドウもたわわに実っていました

村の大通りであるグラン・リュー通りを歩いていると、今日は何かのイベントなのか、出店が並び、準備に勤しむ人やゲームで遊ぶ子供たちの姿があり、飾りつけなどもされてとても賑やかでした。大通りには、ワインの村を象徴するかのようにいくつかのワイナリーが並び、ワイン樽を使った椅子や花壇もありました。まさにワイン一色です。

飾りつけされた村の様子。通りは石畳の緩やかな坂が続きます
家の壁面には、ワイン造りを描いた壁画もありました。思わずパシャリ
村に点在するワイナリーの中には、収穫時期まで出番を待つ機械がありました

観光後、宿泊するフリブールへ。
夕食は、スイス名物のチーズフォンデュです。サン・ニコラ大聖堂に近い人気店にてお召し上がりいただきました。店員の陽気な説明のあと、さっそく皆様で挑戦。パン、ポテトをチーズにくぐらせながら本場のスイスの味を楽しみました。

濃厚なチーズが食欲をそそります

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