【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2022年08月04日

海外旅行再開 現地ツアー日記7月28日発 パラスホテル『ル・ブリストル・パリ』に4連泊 夏のパリ滞在の旅【8日間】

帰国しました。添乗員:東京支店 渋江恭子

【🕐現在の日本とパリとの時差は、7時間です。日本の方が、7時間進んでいます。】

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8月3日,4日(7,8日目) パリ観光→帰路へ

いよいよ帰国の日となりました。ホテルの出発時刻は15時。お客様は思い思いにパリでの最後のひとときをお過ごしになりました。私はご希望のお客様とル・ブリストルから徒歩15分の場所にあるジャックマール・アンドレ美術館とアルマ橋から出発するセーヌ河クルーズにご案内しました。

ジャックマール・アンドレ美術館。ブルジョワ階級の優美な生活を偲ばせる館です。
美術品が主張するのではなく、邸宅の内装と調和し、居心地の良さが魅力の美術館です。
セーヌ河クルーズから望むエッフェル塔とアレクサンドル3世橋。
2019年に大火災に見舞われたノートルダム大聖堂。パリ・オリンピックに向けて、修復が進んでいます。

ル・ブリストルのロビーに15時にご集合いただき、惜しみながらも出発。空港までの道路は空いており、パリ市街から45分でシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。コロナ禍前と違うところはチェックインカウンターで陰性証明書を提示することのみ。そのほかは以前と同じように出国審査、安全検査を通過し、搭乗ゲートに到着しました。空港内では街中に比べるとマスクを着用した人が多いように感じました。

入国審査では時間がかかり、40分ほど並んで通過しました。
シャルル・ド・ゴール空港も以前と大きくは変わっておらず、一安心。搭乗ゲートK43ゲートからJL46便にて出発します。

 日本航空は羽田→パリは北米大陸、北極海、英仏海峡を経由しますが、パリ→羽田は東欧諸国、中国を経由のルートを取ります。往復することで、北半球を一周することになります。予定よりも30分早く到着し、所要時間は約13時間。以前のルートは12時間弱。1時間ほどの違いなので、長さはあまり感じませんでした。

パリからは東欧諸国、中国を経由して、羽田空港に戻りました。

 今回は私自身にとって3年ぶりのパリの添乗でした。パリの新名所であるブルス・ド・コメルス、オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ、サマリテーヌ百貨店などを訪れ、コロナ禍でも留まることなく、パリは進化を続けていることを実感できた旅となりました。

最後に、パリ、シャルル・ド・ゴール空港で最初に目にしたフランス語でこのレポートを終えたいと思います。Paris vous aime.~パリはあなたを愛しています。~」

パリは、フランスは皆様のお越しを心待ちにしています。

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8月2日(6日目) パリ滞在

朝、昨日受検したPCR検査が7名様全員陰性だったことがわかりました。ほっと一安心し、今回の旅におけるお食事のハイライト、ル・ブリストル内の3つ星レストラン「エピキュール」でのランチに臨みました。皆様で乾杯した後、レストランのスタッフに厨房に案内していただきました。一生懸命に料理を作るスタッフの姿、これからいただくパンを作る工房やチーズの保存庫などを見て、期待が一層高まりました。

エピキュール、ランチの風景。本日は満席でした。
日本人のスーシェフ(副料理長)に厨房をご案内いただきました。日本人のパティシエもおり、活躍を嬉しく思いました。
ラディッシュと西洋山葵のアミューズ。赤と緑のコントラストが食欲を刺激します。
アカザエビの前菜。シトラスソースの黄色を基調に、赤、青、緑を配するセンスに感服しました。
タンドリーパウダーのかかったスコットランド産サーモン。添えられたサラダはまるでパレットのように色彩豊か。サイドメニューの美しさにここまで心配りすることに感動しました。

言葉ではうまく表現ができないので、料理の説明は写真に任せますが、味はもちろんですが、感動したのが料理の美しさです。目にも美味しくなるようにと、工夫された品々は芸術作品のようでした。お客様は「贅沢な時間だね」とおっしゃりながら、パリでの休日のひとときをご堪能いただけたようでした。

エレガントかつフレンドリーにサービスをしてくれたスタッフ。

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8月1日(5日目) パリ滞在

今日のパリは朝の気温は20度前後。涼やかな風に吹かれ、「気持ちがよい」とお客様は喜ばれながら、散策されていました。本日も昨日に引き続き、2021年にオープンしたパリの新名所をご案内しました。まずはコンコルド広場に面したオテル・ドゥ・ラ・マリーヌ。王室の家具調度品保管所として建築された館が改装され、18、19世紀の装飾芸術を楽しめる場所になっています。バルコニーからはコンコルド広場、エッフェル塔、古代ギリシャ神殿風のブルボン宮殿などが一望でき、「パリに来た!」と実感しました。

19世紀、海軍省時代の内装を再現した部屋。まるで宮殿のような煌びやかさです。
オテル・ドゥ・ラ・マリーヌのバルコニーから望むコンコルド広場

午後はレ・アール地区にやはり2021年に開業したブルス・ド・コメルスへ。私自身、2019年に最後にパリに来た時から、開業を心待ちにしており、コロナ禍を経て、ようやく入場できたことがとても嬉しかったです。今回、美術館を訪問し、一番感動したのが館内からの眺めです。同じくレ・アール地区にある2016年にオープンしたショッピングセンター「カノぺ」、20世紀末に建てられたポンピドゥー・センター、そして16世紀建造のゴシック式建築・サントゥシュタッシュ教会が一望できたのです。様々な時代、様式の建造物が互いを邪魔することなく、共存するパリという街の魅力を再確認できました。

ブルス・ド・コメルス 1階の展示室。18世紀に作られた建築や壁画と現代建築と現代芸術が融合しています。
ルス・ド・コメルスから望むレ・アール地区。手前が「カノペ」、奥がポンピドゥー・センター。新しい絶景を見に、ぜひ、パリにお出かけください。

夕刻はホテルからタクシーで約10分の場所にある医療施設でPCR検査を受けました。鼻腔から粘液を検出する方法で、「痛い」というお声もありましたが、お一人様あたり30秒ほど検体採取は終了しました。

PCR検査室。あっけないほど簡単に検体採取は終わります。
現在、フランスでは医療機関のみマスクの着用が義務付けられています。

夕食後、ご希望のお客様と凱旋門に上りました。凱旋門のテラスに到着したのが21時過ぎ。ちょうど日没に向かう時間で、夕陽に照らされるパリの街並みをお楽しみいただきました。

凱旋門から望むモンマルトルの丘。白亜のサクレ・クール寺院がピンクに染まります。
黄昏時の空とエッフェル塔。パリにしかない風景がやはりある、と思いました。

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7月31日(4日目) パリ滞在

今日から4日間、ブリストルのメインダイニング「エピキュール」での朝食をお楽しみいただきます。優美な調度品で装飾され、緑溢れる中庭を望むレストランで、お好みの卵料理、サイドメニューをお選びいただき、ゆったりとお召し上がりいただきました。

ル・ブリストル メインダイニング「エピキュール」
朝食のパン・セレクション 日替わりのデニッシュやパリッパリのクロワッサンが好評です。

今日の午前は皆様でパリ・マレ地区の観光にご案内し、ヴォージュ広場や5年間の改装を経て、2021年にリニューアルオープンしたカルナヴァレ博物館を見学しました。午後は自由行動。ご希望のお客様と、まずはサマリテーヌ百貨店へ。こちらは16年間の改装工事を経て、昨年リニューアルオープンしました。そして、久しぶりのパリ滞在ではルーヴル美術館は外せません。ミケランジェロ、レオナルド・ダヴィンチ、ルーベンス、フェルメールなど絵画史上に燦燦と煌めく巨匠の作品の数々に改めて、フランスの文化力の高さに圧倒されました。

カルナヴァレ博物館の看板展示室。美術品のようですが、実際に使用されていた歴史資料です。
16年ぶりにオープンしたサマリテーヌ百貨店。ベル・エポック時代の華やかさが現代に蘇ったような美しい内装。お客様からもため息がこぼれていました。
日本人の建築ユニット SANAAが設計を手掛けたリヴォリ館。パリの街並みが波打つガラスに反映され、新しい風景が広がります。
ルーヴル美術館のドゥノン翼・フランス絵画の間。以前と変わらず多くの観光客が名作を求めて、訪れています。

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7月30日(3日目) ヴェルサイユからパリへ。

今日は2連泊したサン・ジェルマン・アン・レーを出発し、ヴェルサイユを観光しました。 バカンスシーズン、さらに週末のため、大混雑を覚悟していましたが、予想ほどは観光客は多くなく、スムーズに観光ができました。今回は夏季の週末に開催される大噴水ショーもご覧いただきました。本日、ヴェルサイユの最高気温は30度と真夏日でしたが、噴水が美しい庭園に清涼感を加えていました。

ヴェルサイユ宮殿 王の中庭にある黄金の門。何度見ても、絢爛たる輝きには圧倒されます。
ヴェルサイユ宮殿のシンボル、鏡の回廊。予想以上の人出はなく、ゆっくりと観光することができました。
週末のみ催される大噴水ショー。

ヴェルサイユ宮殿の観光を終えた後、いよいよパリに向けて出発。バスで20分ほど走ると車窓からエッフェル塔、モンパルナスタワーなどが遠望できました。パリの中心部に入り、凱旋門が見えたときは「帰ってきた」と思いました。ご参加されたお客様にも様々な思いが込み上げてきたことでしょう。ご宿泊はパリ屈指のエレガントな通り、フォーブル・サントノーレ通りに面する「ル・ブリストル」。フランスのホテル格付けで5つ星を超える「パラス」の称号を初めて獲得した、パリ随一のホテルです。優美で華やかな内装、品格はありつつ、気さくなスタッフ。夢のような世界の滞在をお楽しみいただきます。

コロナ禍を乗り越え、パリにやっと戻ってこれたお客様を迎えてくれた凱旋門。
ル・ブリストルのスタッフ。気さくな笑顔に自然と寛いだ気分になれます。

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7月29日(2日目) パリ郊外、サン・ジェルマン・アン・レー近郊の観光へ。

今日は日本語が達者なフランス人ガイドのカミーユさんとともにサン・ジェルマン・アン・レー近郊の観光にご案内しました。

最初に訪れたのがル・コルビュジエの設計したサヴォワ邸です。お天気が良く、雲一つない空の青と邸宅の白のコントラストがとても美しかったです。午前中であったためか、観光客も少なく、落ち着いて見学することができました。

サヴォワ邸。ル・コルビュジエが説いた近代建築の五原則が具現化された邸宅です。この建築の特徴が上野の国立西洋美術館の設計にも活かされています。

昼食はサン・ジェルマン・アン・レーの街中にあるレストランでお召し上がりいただきました。レストランはテラス席が一杯で、太陽の下で陽気に語らう人々を見ると、フランスに来たんだなということを実感します。

アボカドと海老の前菜。目の覚めるような鮮やかな色彩も食事の楽しみです。
フレンチトーストのアイスクリーム添え。遠慮のない甘さとボリュームが懐かしく思われました。
サン・ジェルマン・アン・レー城。太陽王・ルイ14世が産声を上げた場所です。
ホテルのレストラン。金曜日の夕べ、木陰で涼みながら、多くの方が食事を楽しまれていました。

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7月28日(1日目) 日本航空を利用して、羽田空港から出発。パリへ。

今回は日本航空を利用して、羽田空港から出発。予想に反して、チェックインカウンターや保安検査では多くのお客様が並んでおり、海外渡航が再開しつつあることを実感しました。コロナ禍の前と変わったのは、チェックイン時にワクチン接種済み証の提示を求められたことのみ。出国審査は以前通りに機械で読み取るだけでした。

日本航空は日本人のお客様が8割ほどで、マスク着用が義務付けられていたので、機内で安心して過ごすことができました。パリ行は北極海、イギリスの上空を経由します。予定よりも40分早く、所要時間14時間30分でパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。 空港での入国審査は以前と全く変わらず、パスポートを提示するだけでした。唯一異なるのは機内でフランスでの滞在地などの質問票が配布され、記入したことのみ。(弊社のツアーでは添乗員が代行して、記入します。)

北極海上空を経由して、パリへ向かいます。
イギリス海峡上空を経由して、パリに到着!
機内で配布された申告書類。旅行の滞在先を記入します。

久しぶりに左ハンドルの大型バスに乗車し、パリ・郊外のサン・ジェルマン・アン・レーへ向かいました。ご宿泊はルレ・エ・シャトー加盟の5つ星ホテル「カゾードゥオール」です。約30部屋のみのこじんまりとしたホテルですが、可愛らしい建物の内部は優美な装飾品が置かれ、雰囲気があります。到着したのはフランスの時刻で19時でしたが、まだ日は高く、昼間のようでした。しかし、湿度が低いため、風は涼やかで、フランスに来たことを実感いたしました。

サン・ジェルマン・アン・レーの「カゾードゥオール」にチェックイン。夜8時に撮影した写真です。
ホテルのレストラン。カジュアルでありながら、洗練された雰囲気。これぞ、フランスと感じました。

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