【海外】帰国しました。添乗員レポート
【海外】帰国しました。添乗員レポート
2022年07月22日
海外旅行再開 現地ツアー日記
7月13日成田空港発 古城ホテルで巡るザルツカンマーグートの旅【10日間】(最終回)
添乗員 東京支店:小島 晃
成田空港発としては再開初の、ワールドとしては2本目となるツアーは、オーストリア1か国をウィーンからドナウ河畔、ザルツカンマーグートの湖水地方からザルツブルグへの10日間の旅。通常なかなか泊まれない古城ホテルに3か所宿泊するほか、これまであまり訪れることが無かった町や村、アルプスを望む展望台にも足を延ばします。日々のレポートをお送りしますのでお楽しみに。
【🕐現在の日本とオーストリアとの時差は、7時間(サマータイム実施中)です。日本の方が、7時間進んでいます。例えばオーストリアがお昼の12時の時、日本は夜の7時です。】
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7月21日(水)〜 ツアー9〜10日目 ザルツブルクからフランクフルト経由羽田空港へ
いよいよ帰国日となりました。お天気は朝の間は晴れ。私達がザルツブルクを飛び立った後の午後から雨との予報。本当に最初から最後まで晴れ続けました。その分直射日光の下は厳しい暑さでしたが、涼しい日陰を利用しながら観光してきました。大きく体調を崩されるお客様もなく、皆さんの自己管理と感染対策へのご協力に感謝です。
ホテルを8時過ぎに出発して。通常よりも30-40分余裕を持って出発。空港は空いていてチェックインも比較的スムーズ。11:00定刻にフランクフルトへ向けて出発。45分ほどのフライトでフランクフルトに着くと、それまでとは違い空港内は人で溢れていました。出国手続きわ済ませて13:55発ルフトハンザドイツ航空にて羽田へ向けて出発。離陸後の飛行時間は何と11時間40分程。ロシア上空を飛ばなくても12時間を切るフライトでした。
搭乗までの流れでコロナ前と違うのは、コロナの陰性証明書のドイツ語か英語版を念のため用意しておき、チェックイン時にランダムに求められたら見せるだけ。あとは出国時検査官にマスクを外して素顔を見せる事で流れもスムーズで一安心。
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7月20日(火)ツアー8日目 終日ザルツブルクで過ごしました。
今日も快晴。ツアー中、雨どころか曇りもほとんどなく、どこまで快晴が続くのかと。こうなると人間贅沢なもので、暑さを避けるために、多少曇った方が良い……などという声も。昨日まで湖水地方や山間で最高気温も25度前後(直射日光は強烈でしたが、)だったのが、ザルツブルクでの最高気温予想は33度。朝9時の段階で20度超えです。
塩の城という名のザルツブルクはザルツカンマーグートで取れる岩塩の産出と交易で北のローマとも呼ばれ、その起源は698年にまで遡ります。その後1000年以上に渡り強大な力を持ち続けた大司教の支配下で独自の歴史を刻んだわ旧市街は各年代の歴史的建物が連なり見どころ満載。また、モーツァルトの生家やカラヤンの家の他、音楽や芸術の街でもあります。そんな見どころ満載の旧市街を徒歩で見学。正午からは大聖堂にて荘厳なパイプオルガンコンサートも鑑賞しました。
夕方に再集合して、旧市街のイタリアンレストランでツアー最後の夕食。全員陰性で揃って帰国できる事、また、ツアー中の快晴続きに感謝の乾杯❗️食後にホーエンザルツブルク城でのコンサートを楽しまれた方もいらっしゃいました。
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7月19日(月)ツアー7日目
フシュル湖畔の古城ホテルからツェルアムゼー(約2000mのパノラマ展望:シュミッテンヘーエへ)を経由してザルツブルグへ。PCR検査もスムーズに。
引き続き快晴。湖畔に建つ古城ホテルフシュルでの目覚めは森と湖を照らす朝日の演出から。部屋から湖や山を眺めてみれば、山の陰から次第に湖面を照らしてくる光の移ろい具合が何とも幻想的です。
自然雰囲気を満喫できるホテル周辺の朝の散歩と、贅沢な景色と朝食を堪能し、ゆっくりホテルを出発。もう1泊したいというお声が続出の素晴らしい滞在でした。
バスは湖水地方からチロル地方の入り口へ向けて西進。これまでの景色より見える山並の標高は高くなり、谷は深くなってきました。谷間に点在する村の家並みも山小屋風。
ツェルアムゼーからゴンドラで10分上ると標高1995mのシュミッテンヘーエ展望台。花々の咲く360度のパノラマで3000メートル級の山々を30以上も見ることができる。遠くにオーストリア最高峰のグロスグロックナーも。
昼食後、一路ザルツブルグへ向かい、郊外のドライブイン併設の医療機関にて帰国72時間以内のPCR検査を実施。写真を撮るのを忘れてしまったのですが、検査場にバスを横付けして1人づつ検査専用室に入り実施。相当時間がかかる事を予想していましたが、12人全員で実質20分ほど。あっけないほどすぐに終わりました。
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7月18日(月)ツアー6日目
モントゼーからフシュル湖へ。古城ホテルのハイライト・シュロスフシュルに宿泊。
モントゼーの古城ホテルからバートバートイシュルに立ち寄り、フシュル湖畔の古城ホテルへ。
今日も快晴。2連泊した古城ホテルモントゼーで朝をゆっくり過ごし、その後、山と湖と深い谷が織り成す湖水地方の絶景ドライブを楽しみながら南へ。バートイシュルへ到着です。皇帝フランツヨゼフとエリザベート(通称シシィ)の婚礼の為に建てられた離宮「カイザーヴィラに」の内部をほぼ貸切状態で見学しました。館内には皇帝やエリザベートの朝食室や書斎、礼拝堂、寝室などがそのままに残っており、ファンにはたまらない見学となりました。その後、旧市街の散策と1832年創業の皇室御用達カフェ「ツァウナー」にてカフェ&スイーツタイム。昼食も旧市街内の老舗ホテルで取りました。欧州の温泉保養地の街並みの美しさもよ良かったですが、何といってもボリューム満点のカフェ「ツァウナー」でのスイーツタイムの時間が一番の思い出になったようです。
ホテルの部屋からも湖が眺められます。もちろんパブリックスペースからも絶景です。今回はデラックスルームを指定です。朝食も湖を眺めるテラスか大きな窓のダイニングにて。ゆとりのスペースで感染対策もばっちり。
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7月17日(日)ツアー5日目
デュルンシュタイザルツカンマーグート湖水地方巡りとシャフベルグ山からの絶景を堪能しました。
本日も快晴。恒例になりつつある人もまばらな旧市街と湖畔を歩き、朝食後、湖水地方の名所、景勝めぐりへ出発です。モントゼー湖畔をドライブし、峠を越えるとヴォルフガング湖が見えてきます。先ずは湖畔の中心都市ザンクトヴォルフガングから、サウンドオブミュージックにも登場した登山列車に乗って標高1783mのシャフベルグ山頂駅へ。
その後、山麓駅へ戻り中世には巡礼の地でもあったザンクトヴォルフガングの旧市街を散策。昼食はオペレッタ舞台の「白馬亭」似て湖を眺めながら。中世らいの街並みが見事な旧市街も日曜日ということのあり多くの人で賑わっていました。昼食後はヴォルフガング湖を遊覧し、モーツァルトの母の生家も残る、ザンクトギルゲンの可愛らしい街並みを散策。その後は少し早めに古城ホテルへ戻ってホテルライフを楽しみました。終日快晴で絶景を堪能した一日でした。
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7月16日(土)ツアー4日目
デュルンシュタインからバッハウ渓谷をドライブして湖水地方へ。
朝から快晴。ホテルからのドナウの絶景に感謝したくなるような日です。今ツアー初の週末という事もあり、地方の観光地の混雑具合が気になりましたが、屋外は混雑していましたが、屋内観光時はそれほどでもなく、お食事時は私たちの専用スペースを確保していましたので、混雑が気になることなくツアーを進めることが出来ました。特にお食事時の専用スペース確保は安心感があります。このあたりは添乗員の現地での交渉だけでは限界がありますので、直に現地とやり取りをするワールドの仕入れ手配部署の皆さんに感謝です。
古城ホテルでのゆっくりした朝を過ごし、10時頃デュルンシュタインを出発、バッハウ渓谷をドライブし、途中世界遺産のメルクの大修道院で写真ストップ。トイレ休憩を兼ねてのショートストップでしたので修道院内部には入りませんでしたが、壮大荘厳な修道院の外観を写真に収めました。ここは世界的知名度の観光地で週末という事もあり混雑していました。午後はいよいよザルツカンマーグート湖水地方に入り、アッター湖畔をドライブ。クリムトをはじめとする世紀末派の芸術家たちが集った湖畔の風景は当時と変わらぬ美しさ。日本ではあまり紹介されていませんが、アッター湖周辺には見所が多数点在しています。クリムトが実際に描いたカンマー城やそこへ続く並木道、マーラーが交響曲2番の一部と3番を作曲した湖畔の小屋などを見学しました。クリムトは生涯約230枚の作品中、約50枚の風景画を残しましたが、その作品のほとんどはこのアッター湖畔を描いたもの。湖畔にはクリムトの散歩道が残されています。
午後の湖畔ドライブを楽しみながら、アッター湖からモントゼー(湖)へ移動して、2つめの古城ホテル・シュロスホテルモントゼーに早目の時間にチェックイン。ここは大修道院を宮殿として改修された建物をその後ホテルとしているもので、隣にはサウンドオブミュージックのトラップ大佐とマリアの結婚式の場面に実際に登場する聖ミヒャエル大聖堂があります。今日からここで2連泊です。
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7月15日(金)ツアー3日目
ウィーンからドナウの真珠デュルンシュタインへ。
ウィーンを出発し、先ずは普段あまり立ち寄ならいウィーンの森北部の修道院町・クロースターノイブルグの修道院を見学。ハプスブルグ以前にこの地を収めていた家のレオポバーンベルグ家のレオポルト三世(後に守護聖人ととなる)が1133年に設立した修道院で、宝物館や館内の展示物は、日本で言えば国宝級がずらり。また修道院付属のワイン醸造所はオーストリア最古にして最大規模のもの。リーズナブルで美味しいここのワインは日本ではなかなか手に入りませんが、オーストリア人には大人気です。
クレムスやデュルンシュタインなど地方都市でも観光客の戻り具合を聞いてみましたが、良いホテルや良いレストラン程混んでいて、これらはコロナ以前とほぼ変わらない様子。特に良いホテルはなかなか取れないそうです。宿泊した古城ホテルをはじめ、そういった所ほど感染対策もしっかりしていて安心感がありました。写真でも分かる通りお食事を取るテラスでも密が避けられてます。
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7月14日(木)
終日ウィーンで過ごしました。
数名のお客様とホテル隣接市立公園のお散歩へ。緑と花が生い茂り気持ちの良い朝です。公園内のヨハンシュトラウス像も以前のまま。
午前中は地元ガイドと共に、ベルベデーレ美術館(宮殿)の開館前の特別見学と、馬車でのウィーン旧市街名所めぐり&ウィーン徒歩観光。私達で貸切状態のベルベデーレ。世界一のクリムトやシーレのコレクションだけでなく、宮殿建築や庭園越しの眺めも相変らず見事です。
昼食後は自由行動。シュテファン大聖堂の塔に上がってみました。毎回大混雑の塔へのエレベーター(6ユーロに値上がり)ですが、今回の待ち時間は何と2〜3分。スムーズでした。
午後は、気温が32度まで上がり、直射日光も厳しいことから、デーメルやザッハーなど有名どころのカフェで休憩される方や、国立歌劇場の館内見学に参加したり、ショッピングを楽しむ方など、涼を取りながら思い思いに過ごしました。
ウィーン観光を通じて感じたのは、要所で感染対策はされていますが、コロナ前の状況にほぼ戻りつつあるという事。屋外でのマスク着用率は10%以下でした。但し公共の施設や交通機関内ではマスクの着用が義務づけられています。ウィーンでウィズコロナ時代の観光を体感しました。
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7月13日(水)
成田空港午前9時半、今回の旅はオーストリア航空の直行便でウィーンへ。
成田空港の第一ターミナル南ウィングの様子です。コロナ以前であればこの時間は相当混雑する時間帯でしたが、この日はガラガラ。空港の係員に聞いてみると、いつも凝んな感じという事。空いているのは良いのですが、なんだか寂しい感じです。
機内はビジネスクラスはほぼ満席、エコノミーは全体の半分弱の埋まり具合。ウィーン迄の飛行時間は13時間30分程、予想より短くてラッキーです。朝鮮半島から北京、ウルムチ、を抜けて中央アジア、カスピ海と黒海の上空を飛んで東欧からウィーンへというルートでした。窓からの景色も新鮮。
現地アシスタントとドライバーに迎えられ、早速市内のホテルへ向かい、ホテルへチェックイン。ここまでで以前と変わったところは、入国時にマスクを外して顔を見せるだけ。ホテルのチェックインも以前と同じでした。
こうして実際に体験してみると、ヨーロッパは以前の日常をほぼ取り戻し始めているように感じました。明日から観光が始まりますので、また新たな発見があるかどうか?楽しみです。
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