【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2022年07月15日

海外旅行再開 現地ツアー日記
【番外編】ドイツ出張へ (7月6日出発)(最終回)

東京支店:酒井康行
ツアーではありませんが、出張でドイツを訪れておりますので、ツアー同様に、現地の様子を皆様にお届けします。


【🕐現在の日本とドイツとの時差は、7時間(サマータイム実施中)です。日本の方が、7時間進んでいます。】

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月13日(水)ドイツ出張を終え日本へ

日本に帰国すべく、PCR検査をミュンヘン中央駅付近のコロナウイルス・テストセンターで受けて参りました。こちらは08:00~18:00まで開いており、受付から支払い、検査に至るまで、ひとりのスタッフが全てを受け持っていますが、特段、時間がかかることもなくあっさり終了。あとは、検査結果がメールに送られてきます。

地下鉄内のマスク着用率もなかなかのもの
駅の様子
ミュンヘン中央駅付近にあるコロナウイルス・テストセンター
テストセンターの内部。これより先は撮影禁止

ということで、ドイツ出張の様子をお届けしてまいりましたが、本日をもって報告は終了させていただきます。ニュースを見る限り、どうやら日本にも第7波が来ているようですが、日々の生活を引き続き気を付けて過ごすとともに、海外へ行く場合は、日本と文化や考えが異なることも理解し、その上で感染に気を付けていきたい、そう、今一度、引き締めになるドイツ出張でした。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月12日(火)
バイエルン州の州都ミュンヘンにまでやって来ました。このあと暫くはミュンヘンに滞在します。

急に大都会に入ってきたせいか、少々面食らってしまうほどの光景がミュンヘン市内には広がっていました。町の中心「新市庁舎広場」をはじめ、町は見渡す限り人・人・人。もちろん、多数あるビアガーデンやビアホールもいっぱい。アウトドアでは、既にコロナ禍前と何ら変わりのない光景がミュンヘン市内には広がっています。

ミュンヘンのいたる所にあるビアガーデンもほぼ満席
町の中心新市庁舎広場はコロナ前と変わらずの活況です

一方で、トラムでのマスク着用は徹底され、さらに宿泊したホテルのレストランには、日本のホテルや旅館では当たり前の、ビニール手袋が設置されていました。残念ながら、使用されている外国の方はほぼいらっしゃいませんでしたが、室内に関してはある程度はコロナ対策が継続されていると感じました。

トラムではマスク着用が義務で、みんなきちんと付けていました(左)。  久々に見ました、日本のホテルには必ず設置されているビニール手袋、しかし、付けている方はほとんどいません(右)。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月11日(月)
ロマンチック街道のハイライトのひとつ「ノイシュヴァンシュタイン城」を訪ねました。

現在、ノイシュヴァンシュタイン城は事前予約した方のみが見学可能で、入城時間に関しても厳しく管理されています。そして、まずはチケットカウンターで予約していたチケットを受け取ります。スタッフの方もマスクをされています。

ノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城へのアクセスは、徒歩かシャトルバスか馬車の三択。今回はシャトルバスを選びましたが、バス内でのマスクは義務付けられているので、ほとんどの方はマスクをされていましたが、若干、付けていない人がいたのが残念。

マスク着用が義務付けられているのですが中には、数名されていない人も
マスクがずれている人を見つけると、スタッフが注意していました
窓口ではコロナに対する注意喚起が成され、スタッフも、マスクを付けています

マリエン橋は修復中ですが、マリエン橋とノイシュヴァンシュタイン城とを一緒に見られるスポットはあります。尚、外国の方で、屋外でマスクを着用しているの人は皆無。私ぐらいでした。

手前がマリエン橋(現在修復中)、奥がノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城へ入ります。入城ゲートにはスタッフが待ち構えていて、ただでさえ時間制限が厳しい上に、マスクを着用していない人の入城を断ったり、ずれている人を注意したりと、外国人は若干とまどっている感じも見受けられました。私からすると、このくらい厳しい方が安心感があって良いのになあと思いました。

ノイシュヴァンシュタイン城に向かう下り坂の途中にて

本日のノイシュヴァンシュタイン城訪問で感じたのは、ドイツではメリハリを付けて対策を講じているということ。公共交通機関や入場観光箇所でのマスク着用はほぼ徹底されています。一方、屋外、すなわち換気が十分な場所ではマスクはほぼ付けないというのが実情のようです。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月10日(日)
ディンケルスビュールとアウグスブルクを訪ねました。

時間の都合で、中心部のみしか行けませんでしたが、本日は日曜日ということもあり、ディンケルスビュールの聖ゲオルグ教会やアウグスブルクの大聖堂ではミサが執り行われていました。また、アウグスブルクの市庁舎前広場では地元の人々が太陽の光を浴びながらカフェで寛いでいました。そんな光景を見ていると、すでにドイツは日常を取り戻しているなと実感しました。と同時に、今後、お客様を海外へ案内する身としては、現地(緩和された海外)に慣れてしまうとマスク着用もおざなりになってしまいそうなので、やはり感染防止として、マスク着用はお客様にご協力いただかなければ、とも感じました。

ディンケルスビュールの町並み
聖ゲオルグ教会のミサの前に撮影
アウグスブルクの市庁舎前広場
アウグスブルクのフッゲライ。フッゲライとは16世紀に設置された集合住宅で、現在は観光地にもなっていますが、現役の福祉住宅地でもあります。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月9日(土)
ロマンチック街道観光のハイライトのひとつ、「生きている中世都市」と称されるローテンブルクに滞在しました

ローテンブルクを代表する景観のひとつ、プレーンライン
ローテンブルクを代表する景観のひとつ、マルクス塔
マルクト広場では結婚式が行われていました

さすがに、まだ、日本人の観光客には会いませんでしたが、土曜日ということもあってか、町には人が多数繰り出していて、コロナ禍前に訪ねたローテンブルクと全く変わらない印象でした。レストランやカフェでは、皆さん、建物の中ではなく外に座っています。まあ、もともと欧米の方は外に座るのが好きですので、こちらはコロナ対策というわけではありません。ある意味、自然に「換気」がされているともいえますね。

ヨーロッパの方は外で食事をされるのが大好き、換気が良いと言えば良いのですが、マスクは付けていません
ローテンブルクのマルクト広場

旧市街の西側に位置する帝国自由都市博物館ではコンサートが開催されていました。地元の音楽学校主催のコンサートですが、校長の挨拶によると、開催は実に2年ぶりとのこと。生徒さんたちにとっての2年というのは成長に大きく影響する長い期間であり、このように再び観客の前でコンサートを開催することが出来るのは感慨深いとおっしゃっていました。

博物館で開催されたコンサート

なお、宿泊したホテルでのコロナ対策ですが、日本ほどの徹底ぶりではありませんが、入口にはソーシャルディスタンスを促すような案内やアルコール消毒が設けられていました。↓

ホテルに入るや否や距離を保つようにと促す絨毯がありました
もちろんアルコール消毒も。
コウノトリ、コロナの終焉や世界平和を思わず祈ってしまいました

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月8日(金)
本日はロマンチック街道を移動の合間に、ヴァイカースハイムとクレクリンゲンを訪ねました

ヴァイカースハイムではホーエンローエ家の居城であるヴァイカースハイム城を見学しました。ここは、定時に開催されるツアーに参加しての見学ですが、説明される方以外は、マスク着用が義務付けられていました。ちなみにドイツ語のツアーになりますが、日本語のパンフレットが用意されていますので、それを見ながら見学することが可能です。

ヴァイカースハイムのマルクト広場、奥に見えるのがホーエンローエ家のヴァイカースハイム城です
ヴァイカースハイム城の騎士の間
説明する方2名以外の観光客は、皆マスクを着用しています

さらに、クレクリンゲンも訪ねました。ここで有名なのが、リーメンシュナイダーの手掛けたマリアの祭壇があるヘルゴット教会。教会の入口にもアルコール消毒が設けられていました。

リーメンシュナイダー作のマリアの祭壇
ヘルゴット教会の入口にもアルコール消毒が設置されています

また、教会のすぐそばにある指貫博物館も見学。世界各国の指貫が約8000点も展示されている珍しい博物館です。とあるショーケースに目を向けると、ウクライナの伝統的なデザインを施したアメリカで作られた指貫と、ロシアのマトリョーシカがあしらわれた指貫とが、仲良くすぐ近くに展示されており、数か月前までは平和であったのにもかかわらず、いくら両国それぞれの事情があるとはいえ、多数の方が亡くなられている現実を目の当たりにしている今日、指貫を見学しながらも、あらためて一刻も早く戦争が終結することを願うばかりでした。

左はロシアのマトリョーシカがデザインされた指貫。右がウクライナの伝統的なデザインが施された指貫

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月7日(木) ロマンチック街道の起点ヴュルツブルクを訪ねました

町の中心マルクト広場では市場が開かれていましたが、印象的であったのは、市場の屋台の一部では規制線が張られていて、お客さんは店員に指さして注文をしていました。全てではありませんが、ドイツではコロナに対する意識は、他のヨーロッパの国々よりも高いようです。

コロナ対策の一環で規制が張られた市場で野菜を売る屋台

広場に面したマリエンカペレ(入口両脇にはリーメンシュナイダー作のアダムとイヴの像(レプリカ)があります)にも入場しましたが、やはりこちらでも入口にマスク(FFP2)着用の案内があり、確かに入場している地元の方々もマスクをされていらっしゃいました。

マリエンカペレの入口、両脇にはリーメンシュナイダー作のアダムとイヴの像(レプリカ)
マリエンカペレの入口にはマスク着用の表示があります

世界遺産のレジデンツにも行きましたが、こちらでもコロナに対する注意喚起を行うとともに、入館の際にはマスクを着用しているか否かの確認が係官によって行われました。

世界遺産のレジデンツ
レジデンツの入口にもコロナに対する注意事項があります

町中を行き交う人々は、他のヨーロッパ諸国同様にマスクを着用されていらっしゃる方はほとんどいらっしゃいませんし、単純比較は出来ませんが、ドイツでは随所でいまだにコロナ対策は成されており、私がマスクを常に着用していてもジロジロ見られるようなことはなかったです。マスク着用が当たり前の日本人にとって、久々の海外旅行先としてのドイツは好適かもしれないなと感じたヴュルツブルク訪問でした。

アルテ・マイン橋の聖キリアンとマリエンベルク要塞

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

7月6日(水) 日本出国→ドイツへ

グリーンランド上空を飛行中

今回のドイツ出張は日本航空にて。
私自身は必要書類(パスポート、搭乗券、英文のワクチン接種証明書)を用意していたので、コロナ禍以前とほぼ変わらずのチェックインでしたが、私の前に並んでいた方々は、中国に向かわれる家族や、スマートフォンで取得していた英文のワクチン接種証明書が上手く表示されなかった方など、かなりの時間を要しており、そのために45分近く待たされました。近々、海外へ向かわれる方は、余裕をお持ちになって空港に来られることをお薦めします。

今回の日本航空の飛行時間は約15時間。
ロシア上空を飛行できないために、成田空港離陸後は、太平洋を北東方向へ進み、アラスカやグリーンランドを越え、その後はアイスランド、フェロー諸島、ノルウェーとグレートブリテン島の間に広がる北海を抜け、アムステルダム上空を飛行した後に、フランクフルトに着陸しました。
確かに長かったですが、通常の飛行ルートでは見ることの出来ない標高6194mのデナリや流氷漂う北極海などを見ることが出来ました。
しかし、一刻も早く、通常の飛行ルートに戻ることを願うばかりです。

今回の飛行ルート
アラスカ上空 デナリ山
グリーンランドを飛行中
グリーンランドを飛行中

フランクフルト空港到着後は、通常の入国審査にスーツケース受け取りと、コロナ禍の前と何ら変わりのない流れでした。

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111