【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2026年08月14日

【帰国レポート】夏のモンゴル・ゴビ砂漠の絶景と花咲くテレルジの旅

<2026年7月18日(土)~7月25日(土)8日間 添乗員:東京支店 長田俊平>

<2026年7月18日(土)~7月25日(土)8日間 添乗員:東京支店 長田俊平>

モンゴルの首都ウランバートルから南ゴビ、そして花咲くテレルジ国立公園を訪ねる8日間の旅に添乗いたしました。南ゴビでは、赤褐色の大地が広がるバヤンザグや、幾重にも色彩を重ねるツァガーン・スヴァルガ、風紋の美しいモルツォグ砂丘を訪問。夜には、人工の明かりがほとんどない砂漠ならではの星空もご覧いただきました。旅の終盤には緑豊かなテレルジ国立公園を訪れ、亀石や高山植物、モンゴルの騎馬文化にもふれました。砂漠、草原、渓谷、歴史ある町並みと、モンゴルの多彩な魅力を感じる旅となりました。

赤褐色の断崖と大地のグラデーション ― バヤンザグの崖とツァガーン・スヴァルガ

南ゴビを代表する二つの景勝地、バヤンザグの崖とツァガーン・スヴァルガを訪れました。

バヤンザグは、赤褐色の断崖が広がることから「燃える崖」とも呼ばれています。1923年、アメリカの探検隊によって世界で初めて恐竜の卵の化石が発見された場所として知られ、現在もゴビ砂漠を代表する古生物学上の重要な地域です。入口で紹介映像をご覧いただいた後、実際に崖を見学しました。青空の下に赤い岩肌がくっきりと浮かび上がり、乾燥した大地と断崖がつくる南ゴビらしい風景が広がっていました。恐竜が生きていた時代に思いを重ねながら眺め、この土地が刻んできた長い時間を感じました。
ツァガーン・スヴァルガは、モンゴル語で「白い仏塔」を意味し、「モンゴルのグランドキャニオン」とも称される景勝地です。かつて海底だった地層が隆起し、長い年月をかけて風雨に削られることで、現在の独特な地形が生まれました。白やオレンジ、ピンクなどの地層が幾重にも重なり、見る位置や光の当たり方によって岩肌の色が変化します。展望地点からは、切り立った崖と広大な平原を一望しました。その後は崖の下からも見学し、上から眺めたときとは異なる地層の厚みや岩壁の高さをご覧いただきました。
バヤンザグの力強い赤色と、ツァガーン・スヴァルガの繊細な色彩。同じ南ゴビにありながら、それぞれ異なる大地の表情が印象に残りました。

青空の下に赤褐色の大地が広がるバヤンザグの崖
白から淡いピンクへと地層が重なるツァガーン・スヴァルガ

風が描く砂丘の造形と、ゲルで迎えた満天の星―モルツォグ砂丘と南ゴビの夜空

モルツォグ砂丘は、広大なステップの中に砂の帯が続く南ゴビの景勝地です。砂漠という言葉から想像する一面の砂の世界とは異なり、草原と砂丘が隣り合うモンゴルならではの景観が広がっています。砂丘の表面には、細かな風紋が幾重にも続いていました。砂を踏みしめながら砂丘の上まで登り、頂から周囲の草原と大地を見渡せば、足元の柔らかな砂、絶えず形を変える風紋、遠くまで遮るもののない風景……。風と大地がつくり出す自然の造形美です。

砂丘見学の後には、遊牧民のゲル訪問へ。お茶やお菓子のおもてなしを受け、暮らしや家族について話を伺いました。13歳と6歳の兄弟によるモンゴル相撲の実演では、力強い取組みだけでなく、日常の中で伝統文化が受け継がれている様子もご覧いただきました。

南ゴビでは、砂漠の星空も旅の楽しみでした。周囲に大きな町や強い人工照明がないため、日没後は空の暗さが増し、数多くの星が現れます。特にゴビ・キャラバンサライでは雲のない夜となり、空一面に広がる星をご覧になったお客様もいらっしゃいました。地平線近くまで続く星空と静かな砂漠の風景は、ゲルで過ごす夜ならではの時間です。カメラにおさめることは難しいですが、肉眼ではしっかりと、満天の星を眺めることができました。

風紋が広がるモルツォグ砂丘
モンゴルの伝統的な住居、ゲルでの家庭訪問

亀石が迎えるテレルジ国立公園と、草原を駆ける騎馬ショー

旅の終盤には、ウランバートルの北東に広がるテレルジ国立公園を訪れました。花崗岩の奇岩、緑の草原、山々が織りなす風景で知られ、南ゴビの乾燥した大地とは異なるモンゴルの自然をご覧いただける場所です。

公園を代表する奇岩の一つが亀石です。長い年月にわたる風化と浸食によって形成され、横から眺めると大きな亀が草原に佇んでいるように見えます。自然がつくり出した形とは思えないほど輪郭がはっきりしており、周囲の緑や青空とともに、テレルジを象徴する景観となっていました。園内では、エーデルワイスをはじめとする高山植物も観察しました。訪問した7月は花の季節にあたり、斜面には小さな花々が広がっていました。限られた夏の間に一斉に花を咲かせる様子から、寒暖差の大きい環境に適応した植物の力強さも感じられました。

午後には、モンゴルの騎馬文化を間近に見られる騎馬ショーをご覧いただきました。走る馬の上から地面の棒を拾い上げる演技や、弓矢を手にした騎手の動き、鷲と馬が一体となった演目などが披露されました。馬を自在に操る技術から、移動や牧畜、狩猟を通して馬と深く関わってきたモンゴルの歴史が伝わってきました。さらに、モンゴル相撲の取組や弓矢体験など、草原の暮らしの中で育まれてきた伝統文化を多角的に知る機会となりました。夜には馬頭琴の演奏を聴き、草原を思わせる独特の音色とともに、モンゴルで過ごす最後の夜を迎えました。南ゴビの荒々しい大地からテレルジの緑豊かな草原まで、モンゴルが持つ自然と文化の幅広さを感じる締めくくりとなりました。

テレルジ国立公園を代表する奇岩「亀石」
短い夏を迎え、草原に咲きそろうエーデルワイス
馬を自在に操る騎手たちによる迫力の騎馬ショー
旅の最後の夜を彩った馬頭琴の音色

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