【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2026年02月03日
【帰国レポート】美しきトスカーナ シエナとフィレンツェの旅
<2026年1月26日(月)~2月3日(火)添乗員:大阪支店 谷村咲衣>
中世の面影を色濃く残すシエナから、ルネサンスの都フィレンツェへ。トスカーナの大地が育んだ歴史と芸術を、じっくりと巡る旅でした。
中世の古都シエナから、トスカーナの原風景へ
13〜14世紀にフィレンツェと覇を争った都市国家シエナを歩いていると、13〜14世紀の栄華がそのまま現代に息づいているのを感じます。圧倒されたのはシエナ大聖堂。白と黒のストライプが織りなす外観はもちろん、一歩中に入ると、床一面の象嵌細工の見事さに驚きました。さらに、付属美術館のテラスからの眺めも格別です。遮るもののないテラスから見渡す赤茶色の街並みは、まさに中世そのものでした。




シエナ滞在後は、トスカーナの奥深くへ。世界遺産オルチャ渓谷のドライブは、ぽつんと佇む糸杉の丘、愛らしいピエンツァの町並み、そして要塞の姿を今に残すモンテリッジョーニなど、額縁に入れて飾りたくなるようなトスカーナの原風景に胸を躍らせながら、フィレンツェへと向かいました。


芸術の都に、深く潜り込む。テーマごとにじっくり巡るフィレンツェ滞在
フィレンツェではテーマを設けて、4日間じっくりと町を巡りました。まずは【メディチ家の足跡】をたどる旅。メディチ家礼拝堂では、空間全体から漂う圧倒的な権力の気配を感じながら、ミケランジェロによる「昼」「夜」「曙」「黄昏」の寓意像、そしてラウレンツィアーナ図書館の、まるで溶岩が流れ落ちるかのような大理石の階段などを見学。メディチ家がこの町に遺した芸術への情熱に圧倒されました。アカデミア美術館では、高さ5メートルを超えるダヴィデ像とご対面。26歳のミケランジェロが3年をかけて命を吹き込んだというその肉体は、360度どこから見ても完璧で、大理石とは思えないほどの生命感に感動しました。


続いて、【ルネサンス建築と美術館】をテーマに観光。フィレンツェの象徴であるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を訪ねました。外観の美しさはもちろん、ブルネレスキが数学と幾何学を駆使して足場なしで組み上げたという巨大なクーポラは、まさにルネサンスの幕開けを象徴する迫力です。隣接する大聖堂付属美術館や洗礼堂にも併せて訪問することで、歴史と芸術の深層を深く理解することができました。ウフィツィ美術館では、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』やダ・ヴィンチの『受胎告知』といった教科書で見た名画の数々。ピッティ宮殿では、ラファエロ作品が並ぶパラティーナ美術館の豪華絢爛な展示室をガイドさんの詳しい解説つきで鑑賞でき、贅沢な時間となりました。



最後は、この町の伝統職人文化にふれました。マーブル紙の制作工房を訪ね、水面にふわりと浮かんだ絵の具が、職人技により一瞬で紙へと転写される魔法のような美しさを目の前で楽しませてもらいました。手仕事ならではの美しい幾何学模様で、職人さんの誇らしげな笑顔とともに、フィレンツェのモノづくりの伝統の深さが心に残り、最高のお土産選びの時間にもなりました。


旅の締めくくりには、1873年から続くヴィアレッジョのカーニバルへ。高さ20メートルを超える巨大な山車が海岸通りを進み、仮装したダンサーたちが音楽に合わせて踊り、通りを埋め尽くす大歓衆の熱狂は、エネルギーに満ち溢れていました。

歴史や芸術の素晴らしさはもちろんですが、名物のキアーナ牛のステーキ、もちもちとした食感のピチパスタ、そして本場のキャンティワインなど、五感を満たしてくれる美味しい料理の数々を堪能できるのも、今回のトスカーナを旅する魅力の一つでした。



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