【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2026年04月28日
【帰国レポート】古代ギリシャ遺跡とクレタ島・サントリーニ島の旅
<2026年4月17日~4月28日 12日間 添乗員:大阪支店 南崎有香>
<2026年4月17日~4月28日 12日間 添乗員:大阪支店 南崎有香>
ギリシャというと多くの方がまず思い浮かべるのは、白い柱が青空に映える神殿の姿や、紺碧のエーゲ海に浮かぶ白壁の島々の風景ではないでしょうか。今回はそうしたギリシャの二つの顔を12日間かけてじっくりと巡る旅です。クレタ島、サントリーニ島、そしてギリシャ本土の中部から北部へと移動しながら、古代ギリシャ文明、ミノア文明、ビザンチン文化、さらにはマケドニア王国の栄華まで、時代を超えた歴史の重なりを体感する旅路でした。
エーゲ海に浮かぶ島 サントリーニ島の2日間
サントリーニ島の中心地フィラから徒歩圏内のホテルにゆったり2連泊。フィラは断崖の上に白い建物がひしめく町です。カルデラを見下ろす展望台に立つと、紀元前1500年頃の大噴火によって形成された三日月形の島の全貌を見ることができます。白い建物、そしてその向こうに広がるエーゲ海の深い青。実際にその場に立つと、写真で見るのとはまた違った色彩の奥行きを感じます。


サントリーニ島の北端に位置するイアは、美しい夕日が見られる場所として人気の町です。サントリーニ島と聞いてまず思い浮かぶのは、白い壁に青い屋根が連なる町並みではないでしょうか。町みを散策しながらフォトスポットを巡り、夕刻にはレストランからサンセットの瞬間を眺めました。


サントリーニ島はワインの産地としても注目されています。島固有の白ブドウ品種「アシリティコ」から造られる辛口白ワインは、火山性土壌が生み出す独特のミネラル感があり、世界的にも高い評価を受けています。クツォギアンノプロス・ワイナリーでは、ワイン博物館の見学とテイスティングを楽しみました。聖ネクタリオス教会付近の丘やピルゴス村からのパノラマも含め、サントリーニ島の2日間は、歴史・自然・食文化のすべてが詰まった充実の滞在でした。


アクロティリ遺跡 火山灰に封じ込められた高度文明
サントリーニ島滞在2日目に訪れたアクロティリ遺跡は、この島の歴史的価値を語るうえで欠かせない場所のひとつです。1967年から発掘が始まったこの遺跡は、ミノア文明から発展した都市遺跡であり、まだ全体の5%ほどしか発掘が進んでいないとされています。3〜4階建ての構造を持つ建物群、商店の跡、漁師のレリーフが描かれた住居、そして水洗トイレの痕跡まで確認されており、紀元前の時代にこれほど高度な都市生活が営まれていたことがわかります。とりわけ興味深いのは、火山灰に厚く埋もれた遺跡でありながら、人骨がほとんど発見されていないという事実です。島民が噴火の予兆を察知し、事前に島を脱出したのではないかと言われています。彼らがどこへ逃れたのか、その後どのような運命をたどったのか。今なお解明されていない、謎が多い遺跡です。


ミノア文明の謎に迫る クレタ島・クノッソス宮殿
アテネから飛行機で約55分、クレタ島の中心都市イラクリオンに降り立ち、1泊滞在しました。滞在中訪れたクノッソス宮殿は、今から4,000年以上前に建造された巨大な建造物です。部屋数は1,200以上、4階建てとも伝えられるその規模は、現代の大型建築にも匹敵します。この宮殿は、ギリシャ神話に登場する「ミノタウロスの迷宮」の舞台としても知られています。半人半牛の怪物ミノタウロスが棲む迷宮に英雄テセウスが挑むという物語は、複雑に入り組んだ宮殿の構造から着想を得たとも言われており、実際に宮殿内を歩くと、その伝説が生まれた背景が自然と理解できます。王の間、大規模な倉庫群、色鮮やかな壁画が残る廊下など、往時の繁栄を伝える遺構が各所に残っています。


宮殿跡の見学後にはイラクリオン旧市街を散策し、ベネチア統治時代の面影を残す港町の雰囲気にも触れました。クレタ島は、ミノア文明という古層の上にギリシャ、ローマ、ベネチア、オスマンと幾重もの歴史が積み重なった島であり、その重層的な文化の香りは、短い滞在の中でも十分に感じ取ることができました。


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