【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年06月06日
【帰国レポート】七彩丹霞も訪れる 古都西安から敦煌への旅
<5月15日発 添乗員 東京支店・小熊菜幹>
シルクロード旅立ちの地、ロマン溢れる「河西回廊」を巡りつつ、東洋のグランドキャニオンとも称される「七彩丹霞」も訪れる、中国の歴史と雄大な自然を満喫する旅に行ってまいりました。
当ツアーは、まず古都西安に2連泊。その後、中国高速鉄道も利用し蘭州、張掖、嘉峪関、敦煌と移動し有名な観光場所を巡るので、毎日がハイライトと言える日程でした。今回はツアーのなかでも特に印象的だった①西安、②七彩丹霞、③嘉峪関をご紹介します。
西安 秦の兵馬俑・唐の鐘楼
中国史上13の王朝の都として栄えた西安。
唐代には世界最大級の国際都市であり、またシルクロードの起点として東西交易の拠点となっていました。有名な兵馬俑や古城壁など、西安の古代建築遺跡は700ヵ所にのぼり、まさに「生きた歴史博物館」です。
街は西安のシンボル「鐘楼」を中心に、碁盤の目状に広がっています。旅情に溢れ、これから始まる旅の最初の宿泊地としてぴったりと言えるでしょう。

2連泊したのは、「西安大景城堡酒店」。「鐘楼」をぐるりと囲む古城壁の隣に建つ、好立地ホテルです。城壁は600年の歴史を持ち、ホテルから見えた夜のライトアップは本当に美しいものでした。
西安の観光では「兵馬俑」もご覧いただきます。
秦始皇帝陵の副葬品として造られた陶器の像で、その数約8000体とも言われております。近くで見ると実際の兵士のように、顔や表情・服装・武器・体格などに細かい違いがありました。当時の精巧な技術に驚かされます。

七色の岩盤が折り重なる 絶景の七彩丹霞
まるで絵画のように色鮮やかな「七彩丹霞」。この地形は約2,400万年前の地殻変動や風雨の侵食によって形成されたものです。赤・黄・白・緑などの地層が重なり合い、まるで虹のような色合いを見せています。太陽の角度や天候によって色彩が変化し、朝夕には特に鮮やかな風景が楽しめます。「童話の世界に入り込んだようだ」と中国国内でも人気が高まっていて、私もそのスケールに圧倒されました。


七彩丹霞の展望台はいくつかございます。時間によっても異なる表情の岩々をご覧いただけます。
浪漫溢れる嘉峪関
嘉峪関は万里の長城の最西端に位置する要塞・関所です。地理的にも、北に黒山(ゴビ砂漠)、南に祁連山脈、東に酒泉盆地という自然の要害に囲まれ、戦略的に極めて重要な場所に位置しています。「東に山海関あれば西に嘉峪関あり」と古来より語り継がれてきた通り、中国西域の守りの要所でした。


明代には、流刑に処された人々がこの関所を通って西域へ向かい、二度と戻ることができないという「出関」の悲しみが多くの詩歌や文学作品に描かれています。
私たちも実際に城壁に登り、嘉峪関から先の延々と続く荒涼とした大地を眺めると、何とも言えないもの悲しさが湧き上がってきました。また、中国本土と西域を分ける象徴的な境界線である嘉峪関の門を見上げると、自分もシルクロードの旅人になったような旅情が感じられます。壁内には当時を彷彿とさせる通行手形発行所もあり、お土産として名前入り手形を購入された方もいらっしゃいました。


シルクロードというとスパイシーなイメージが強いお食事ですが、野菜も使う一般的な中華料理が比較的多く、時にはヤクやロバの肉など特色ある名物料理も出て変化に富んでいました。
シルクロードのロマンがたっぷり詰まった当ツアー、旅好き・歴史好きの方にはたまらない内容となっております。ぜひご参加いかがでしょうか。
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