【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年02月27日
【帰国レポート】カンタブリア・アストゥリアスからガリシアへの旅10日間
<2025年2月17日(月)~2月26日(水) 10日間 添乗員:東京支店 渋江恭子>
訪れる機会は少ないながらも魅力的な町や村を紹介する「まだ見ぬヨーロッパ」シリーズ。
北スペイン・ポルトガル編として、パラドールやポサーダの宿泊も楽しみながら、美しい自然と歴史深い町や入り江に佇む村をカンタブリア州のサンティジャーナ・デル・マルからポルトガルのヴィアナ・ド・カステロまで一筆書きでご案内しました(上の写真はアストゥリアス州の美しい村・クディジェロです)。
カンタブリア海に臨む、小さくも味わいある港町を巡りました
海と山脈に挟まれた北部スペインでは入り組んだ海岸線が天然の良港となり、昔から漁業が盛んに行われてきました。サン・ヴィセンテ・デ・バルケラは丘に中世に建造された王の城や教会があり、丘の上からは雪を頂いたピコス・デ・エウロパを望みました。
ジャストレスはローマ時代からの歴史を持つ港町で、斜面に築かれた家屋の赤茶の屋根と青い海のコントラストが際立っていました。そして、タソネスはスペイン国王カルロス1世も魅了された小さな港町。カラフルな家や貝殻で覆われた家が並ぶ、のどかな町のそぞろ歩きをお楽しみいただきました。





世界遺産アストゥリアス王国のプレ・ロマネスク建築群
8世紀にイベリア半島がイスラム人の手に落ちた際に、北スペインのアストゥリアス地方にキリスト教軍の残党が集まりました。718年のコバドンガの戦いでイスラム軍を破ったペラーヨが建国したのがアストゥリアス王国です。後に王都が置かれたオビエドやその近郊には9世紀にプレ・ロマネスクの教会が建造され、現存するうちの6件が世界遺産に登録されています。
今回はサンタ・マリア・デル・ナランコ教会、サン・ミゲル・デ・リーリョ教会、サン・フリアン・ドゥ・ロス・プラドス教会の3つの教会を訪ねました。1100年以上前に造られたとは信じられないほど精緻なレリーフや鮮明な壁画が残り、スペインの礎を築いた王国の文明度の高さに感服しました。




ガリシア地方ならではの風景を求めて
サンチャゴ・デ・コンポステーラが有名なガリシア地方には、独特な文化が根付いています。雨が多く、湿度が高い地域で食物を保存するために造られたのが、高床式倉庫「オレオ」です。コンバーロには現在も約60のオレオが残っていて、静かな海辺にオレオが並ぶ、ガリシア文化を象徴する風景をご覧いただきました。
ガリシア地方にはイエズス会宣教師やポルトガル商人が持ち込んだといわれる東洋原種の椿が残っています。特に古い邸宅の庭園で好んで栽培されるようになり、現在では毎年国際椿コンテストが開催されるほど親しまれています。今回は16世紀に建てられたキンテイロ・ダ・クルス邸を訪ね、多彩な椿の花を愛でながら、庭園を散策しました。



スペインの各エリアが持つ個性の豊かさをあらためて感じるコース内容となっており、今回はスペインがとてもお好きなお客様、スペインは初めてですが、ヨーロッパの田舎が好きなお客様がご参加されていましたが、どちらのお客様にもお楽しみいただけたことと思います。
弊社ではエリアを絞って、深くご案内するスペインの旅を多数企画しています。ぜひホームページをご覧ください。
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