【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年11月29日

【帰国レポート】秋景色と味覚を楽しむ 名峰・智異山麓を巡る旅

<2024年11月11日(月)~11月15日(金) 添乗員:大阪支店 谷村咲衣>

これまで弊社でもご案内できていなかった地域、韓国の知られざる紅葉の名所「智異山(ちりさん)」へ、「歩いて旅する」をテーマにご案内して参りました。

韓国南部にある智異山は韓国最大の国立公園で、全羅北道、全羅南道、慶尚南道と3つにまたがった地域の中心地です。今回はいくつかの麓の町に滞在しながら、5日間を通して智異山国立公園のハイキングを楽しみ、地域の魅力に触れていただきました。

韓方の聖地にて漢方体験をしてから、河東の田園風景の中を散策

山と緑に囲まれた山清(サンチョン)は、昔から高品質な薬草が採れることでも名高く、韓国では『東医宝鑑』を編纂した許浚(ホ・ジュン)が医術を行っていた場所としても有名です。このような歴史的背景もあって、韓方をテーマにした観光地がいくつかあり薬草の重要性を伝えています。ツアーでは韓方医学体験として、足湯を楽しんだり、昼食には智異山特産の薬草とキノコのしゃぶしゃぶを堪能しました。

様々な薬草のお花が咲き誇る庭園の散策。
東医宝鑑村にて足湯体験。
智異山の薬草とキノコのしゃぶしゃぶ
お肉に薬草をたっぷり巻いて食べます。
山清の夕食では鰻の炭火焼をお召し上がりいただきました。

午後は、河東湖の湖から流れる清流沿いを歩き、田園風景に囲まれながらの散策をお楽しみいただきました。途中、甘酒造りに励んでいる地元の人に出会ったりと、現地の人との交流なども楽しみながらの散策でした。

河東湖沿いに建つホテルにご宿泊いただきました。
韓国の長閑な田舎風景。
智異山トゥルレキル(周回コース)の看板。至る所に設置され、路を示してくれてます。
甘酒造り中の地元の方。手作りの干柿をお裾分けしてくれました。

河東のお茶文化に触れる一日

河東(ハドン)は、およそ1200年前に韓国で初めてお茶の栽培を行った地でもあり、「韓国の茶文化の発祥地」として知られています。智異山南部の麓に位置する河東は、清浄な山の空気と霧が茶栽培に適した気候を作りだしており、ここで生産された緑茶は最高級のお茶として国王にも献上されていました。

昼食は「河東で栽培されたお茶」をテーマにした少しユニークな韓定食をお召し上がりいただきました。お茶の花などから作られたワイン、蜂蜜、オイル、醤油などを使用したお料理で、ビビンバをメインに数々のおかずが並べられていました。緑茶の加工食品メーカーが茶葉の研究を重ね開発したメニューとのことで、どのお料理もとても美味しく、この地まで来なければ味わうことのできない貴重なお食事でした。

荏胡麻の粒粒がアクセントになるビビンバと16種類のおかず

食後は、1300年もの歴史を持つ智異山を代表する寺院「双渓寺」から開花市場までの散策へ。この道は春の桜並木としても有名ですが、この時期は果てしなく続く茶畑が私たちを迎えてくれました。山間の傾斜地を利用した茶畑の景観はお見事でした。

至るところに茶畑が見られますが、今回は少し頑張って急坂を登り、茶畑を高台から見渡す絶景ポイントへ。
どこまでも続く緑の波の中を歩くのは非常に気持ち良かったです。

南原では、紅葉の名所ペムサコル渓谷や田園風景の散策

南原(ナムォン)では地元でも人気の紅葉名所、ペムサコル渓谷のウォーキングへ。智異山北麓にある約12キロに及ぶ渓谷で、木道が整備され非常に歩きやすい道です。川のせせらぎと紅葉の絶景を満喫しながら、今回は渓谷の一部分の散策を約2時間程度お楽しみいただきました。

渓谷沿いを歩きます。
木道が整備され非常に歩きやすい道です。
山々がオレンジ色に色づいてました。
ペムサコル渓谷

また、最終日には同じく南原の紅葉名所の一つ、ウンボンと呼ばれる地域で智異山を望みながらの散策を楽しみ、旅を締めくくりました。

平坦で歩きやすい道のりでした。
のどかな南原の田園風景。
シデの木公園。

知られざる紅葉スポット「三聖宮」

河東の滞在中に、「三聖宮」と呼ばれる観光地へ。智異山の標高850メートルに位置し、民族文化である神仙道を修行するための宗教施設で、韓国の建国理念を様々な方法で表現しているそうです。周囲を囲う山々の紅葉のコントラストが美しい場所でもあり、森の中の秘密基地のようでした。

池と紅葉のコントラストが特徴的です。
周囲を囲う山々の紅葉が美しい場所です。

智異山トゥルレキルはそれぞれが異なる魅力を持っており、食文化も含めその地域ならではの多様な体験をすることができました。

この度も、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうざいました。また今後とも「歩いて旅する」国内編・海外編ともに、ご期待ください!

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