ここにご注目。旅のポイント
- Point 1
- 安土桃山時代の天才絵師、狩野永徳と長谷川等伯の名画を通して、語り部の解説とともに京都を芸術散歩
- Point 2
- 秋の特別参観を利用し、通常拝観では見ることの出来ない作品を含めて、ご紹介いたします。
- Point 3
- 美術訪問だけでなく、秋の味覚やホテル、細い道まで入れるジャンボタクシー利用などにもご注目を
ツアープランナーより
国内旅行の醍醐味・旅の楽しさが広がる解説

深く知れば知るほど、旅の楽しみは増します。「国内旅行の楽しさは、地元のガイドさんの話を聞きながら、その土地の魅力を楽しめること」というお客様が増えています。国内旅行は個人でも行くことができますが、地元のガイドさんから、ガイドブックにはない話を聞けるのが、国内ツアーの大きな楽しみです。
各地でお客様を感動させてくれる多くの「名ガイド・語り部」の皆様にお願いし、国内ツアーの醍醐味を楽しんでいただく新しい旅を発表させていただくことになりました。その土地の歴史や文化の説明だけでなく、レストランやカフェなど、地元のおすすめなども紹介いただきながら、改めて日本の素晴らしさを実感いただけることでしょう。
日本の旅を何倍にも有意義に楽しんでいただければ幸いです。
(ご注意)案内人、語り部は、体調やその他の理由により変更となる場合がございます。
見どころのご紹介
安土桃山時代を代表する、2人の絵師にスポットを当て、京都を美術散歩
狩野永徳と長谷川等伯は、安土桃山時代の華やかな美術を代表する双璧として知られています。永徳は室町時代から続く名門・狩野派の棟梁として、織田信長や豊臣秀吉などの天下人の庇護を受け、大規模な障壁画を次々と制作しました。豪壮な画風で、当代随一の画家としての地位を確立しました。
対して、能登国出身の等伯は、京都に上って茶人の千利休をはじめとする文化人たちと親交を結び、中国・宋元の古典絵画に学びながら、独自の芸術世界を切り拓きました。卓越した水墨画の技量で知られるとともに、金碧障壁画においても独自の作風を確立したのです。
永徳の死後、等伯は智積院の障壁画制作といった重要な事業を手がけ、長谷川派は狩野派と肩を並べる有力な画派として、桃山画壇における確固たる地位を築きました。2人の存在が、この時代の絵画をより豊かで多様なものにしたといえるでしょう。

2日間にわたり同行解説。特別講演も含めてお楽しみいただきます
今回のテーマ「天才絵師、狩野永徳と長谷川等伯の足跡」を解説いただくのは、京都国立博物館名誉館員の、狩野博幸講師です。とくに桃山絵画に造詣の深い先生で、1日目と2日目に同行解説。1日目の夕食前には、講演を含めて、わかりやすくご紹介いただきます。
<プロフィール>
京都国立博物館名誉館員 狩野 博幸 講師
1947年福岡県生まれ。日本近世美術史専攻。
九州大学大学院博士課程中退。京都国立博物館(美術室長、京都文化資料センター長)を経て、同志社大学文化情報学部教授。2016年3月に同志社大学退職。2016年10月から開催の「生誕300年 若冲の京都・KYOTOの若冲」監修。専門は桃山絵画、江戸絵画。著書『異能の画家 伊藤若冲』(新潮社、共著)など多数。

「秋の特別拝観」を利用して「狩野永徳」と「長谷川等伯」を訪ねます
今回、「狩野永徳」と「長谷川等伯」にスポットを当てた大きな理由の一つは、通常非公開の2人の作品が多く公開されることです。狩野永徳・松栄父子の障壁画のある大徳寺・聚光院、長谷川等伯の「襖絵」は妙蓮寺の収蔵庫特別拝観、金地院の茶室特別公開にて「猿猴捉月図」をと、通常非公開の作品を含めてご紹介します。




最終日は、秋の京都とテーマに合わせた美術の殿堂へ
最終日は、狩野永徳、長谷川等伯を離れて、京都の奥深さを感じられる見学地を選びました。まずは、朝はじめに京都北部岩倉にある名刹、実相院門跡へ。美しい紅葉が磨き上げられた床に映る「床もみじ」で知られます。その後は、京都の日本絵画の殿堂といわれる承天閣美術館へ。長谷川等伯をはじめ、伊藤若冲、丸山応挙などの作品もご覧いただけます。




美術だけでなく、京都の名店でのお食事を
せっかくの京都訪問なので、見学地にほど近い「おすすめの店」も含めてご案内します。1日目の夕食は、西陣の料亭「魚新」へ。江戸時代文政年間の創業で、古い町家づくりの店構えです。また、2日目の昼食は、大徳寺の精進料理店「大徳寺一久」でご用意しました。




ホテルは立地の良い「ホテルオークラ京都」。移動は細い道を考え「ジャンボタクシー」で
今回の京都での滞在は、河原町御池に位置する、老舗ホテル「ホテルオークラ京都」を選びました。今回の旅で訪問する見学地への足の便のよさや、鴨川にも近く落ち着いた雰囲気が人気のホテルです。
また、このたびは美術鑑賞のため、比較的小さな寺院への訪問も多く、なるべく歩く距離を少なくするため、移動はすべて「ジャンボタクシー」を利用することといたしました。大型バスでは乗降できない場所が多い京都見学には、重要な選択です。


ツアー日程
3日間 | 訪問地・時刻 | スケジュール | 食事 |
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1日目
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京都駅12:45集合 京都駅13:00発 曼珠院 妙蓮寺(収蔵庫特別拝観) 西陣「西陣・魚新」 ホテルオークラ京都20:00着
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■各地より京都駅にて集合。 ■京都駅より、【語り部】狩野講師とジャンボタクシーにて●曼珠院へ。狩野永徳の代表作と言われる「虎の間」を見学。 ■その後、長谷川等伯の「襖絵・鉾杉図」のある●妙蓮寺の収蔵庫の特別拝観。 ■見学後、西陣の料亭「西陣魚新」へ。 ■食事前に、【語り部】狩野講師より、「天才絵師・永徳と等伯」の特別講座を開催します。 ■講座の後、「西陣魚新」にて夕食です。 【2連泊】(ホテルオークラ京都泊) |
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2日目
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ホテルオークラ京都10:00発 大徳寺・聚光院(特別拝観) 大徳寺「大徳寺・一久」 金地院(茶室特別拝観) 智積院 ホテルオークラ京都16:30着
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■引き続き、【語り部】狩野講師と、美術散歩を楽しみます。 ■午前、●大徳寺境内の●聚光院の特別拝観にて、狩野永徳の「花鳥図」(高精密複製)を見学します。 ■昼食は、老舗料亭「大徳寺一久」にて、精進料理をご用意しました。 ■午後、●金地院の茶室・特別拝観にて、等伯の「猿猴捉月図」を見学します。 ■その後、●智積院にて、等伯による「国宝・障壁画楓図」を見学します。 ■見学後、ホテルへ。 ■ディナーは、クラシックな旧島津製作所本社ビルを利用したフレンチ・ビストロ「フォーチュン・ガーデン」にて。 (ホテルオークラ京都泊) |
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3日目
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ホテルオークラ京都08:30発 実相院門跡 承天閣美術館 京都駅12:30着 京都駅12:30解散
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■午前、京都北部岩倉にある古刹、●実相院門跡へ。京都の秋の風景の一つ「床もみじ」(注)を訪ねます。 ■その後、相国寺境内にある京都の日本美術の作品を集める●承天閣美術館を訪れます。 ■見学後、京都駅へ。 ■京都駅到着後、解散。 |
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(注)紅葉の時期は天候などの理由により前後することをお含みおきください。
※各地からの参加に便利な交通機関(ご参考)
東京駅発着 往路:東京駅10:12発 京都駅12:23着(のぞみ23号) 復路:京都駅13:01発 東京駅15:15着(のぞみ20号)
名古屋駅発着 往路:名古屋駅11:49発 京都駅12:23着(のぞみ23号) 復路:京都駅13:01発 名古屋駅13:34着(のぞみ20号)
博多駅発着 往路:博多駅09:36発 京都駅12:19着(のぞみ18号) 復路:京都駅13:25発 博多駅16:09着(のぞみ27号)
出発日・旅行代金
このツアーは3日間のコースです。
出発日 | 旅行代金 |
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12月2日(火)発 |
旅行代金:¥198,000 |
12月11日(木)発 |
旅行代金:¥198,000 |
※1名室利用追加代金 ¥40,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。
ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ
ツアーコード:JP1932
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