こだわりの宿と食で愉しむ秋の旅

秋の丹波篠山、神戸と名門「奈良ホテル」の旅【6日間】

  • 集合場所:新千歳空港※神戸空港合流/神戸空港離団可能
  • 出発日: 10月2日(木)
  • 旅行代金¥338,000
    神戸空港集合/伊丹空港離団:¥308,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
日本を代表する名門クラシックホテル「奈良ホテル」に2連泊。このたびは東京駅などを設計した辰野金吾の傑作のひとつ、本館の客室をご用意。自慢のフレンチディナーも愉しみです。
Point 2
多くの名士や文豪たちに愛された奈良随一の和風迎賓館、明治二十四年創業の老舗料亭旅館「菊水楼」(重要有形文化財)での季節の本格会席に舌鼓み。
Point 3
のどかな里山に武家屋敷や商家が並ぶ丹波篠山、商業で栄えた今井町、中世寺内町の歴史を持つ「ならまち」など、特徴ある重伝建、情緒ある町家エリアを歴史さんぽ。
Point 4
昨秋から今春にかけてあらたにオープンした神戸、大阪の話題の新スポットにご案内。

ツアープランナーより

京と山陰、山陽を結ぶ要衝として栄えた城下町、丹波篠山(ささやま)は、様々な食材の宝庫として、旅人を迎えてくれます。そして、どこを切り取っても絵になる河原町商家群など、見応えは重量級なのにも拘わらず、これまでは好適な宿が見当たらず、昼間の立ち寄りにとどめざるを得ず、私たちも実は悔しい思いでした。そこに、本年2025年、待望のホテルが新たに開業。2泊して、心おきなくこの江戸時代と今が重なり合う素敵な町を満喫いただくことにしました。 後半は、「関西の迎賓館」と謳われ、名門クラシックホテルの誉れ高い「奈良ホテル」をこちらもゆったり2泊。ホテル自慢のフレンチディナー、高級料亭「菊水楼」での会席料理とともに、初秋の奈良まちをのんびり歩いてみましょう。兵庫から奈良への移動を活用して、神戸や大阪のオープンしたばかりの新しいスポットや、フランク・ロイド・ライトの傑作「ヨドコウ迎賓館」、さらに、重伝建の雄「奈良・今井町」など、新旧の見応えのある観光ポイントを組み込みました。5泊のうちに連泊が2回。ゆとりの旅程で、関西のまるで宝石のような見どころ、宿、そしてお料理を存分にお愉しみいただきたいと願っております。

丹波篠山の中心部に待望のホテルが新たに開業

関西の迎賓館、名門クラシックホテル「奈良ホテル」を連泊で愉しむ

昭和の初め、日本のホテル黎明期に外国人観光客誘致を目的として、当時の日本を代表する観光地を中心に建設された西洋式ホテル。すでに姿を消してしまったり新しく姿を変えたりしてしまったホテルもありますが、現在も9つのホテルが残り「日本クラシックホテルの会」を結成。伝統と誇り、そして歴史を紡いでいます。現存する歴史ある建造物、歴史上の人物が愛したレストランや客室、ホテルに一歩足を踏み入れると、たくさんの物語が生まれたきた歴史の重さが感じられます。

そんなクラシックホテルの代表格であり、先駆けとなったのが、1909年(明治42年)に創業した「奈良ホテル」です。当時は大日本ホテル株式会社、鉄道院、運輸省などの直営で、宿泊客も高等官以上と定められていたことから、「関西の迎賓館」と呼ばれました。建築にあたっては、当時の鉄道院によって鹿鳴館の建築費の2倍にあたる額が投じられ、東京駅を手掛けた辰野金吾氏と片岡安氏のコンビが設計。寺社の多い奈良の景観に配慮し、木造2階建て瓦葺き建築で、内装は桃山風の豪奢、華麗さとドイツ風の重厚さを取り入れた和洋折衷様式となっています。
宿泊した著名人も数多く、アインシュタイン(物理学者)、エドワード8世(英国王)、リンドバーグ(飛行家)、チャールズ・チャップリン(俳優)、愛新覚羅溥儀(満州国皇帝)、ヘレン・ケラー(事業家)、リチャード・ニクソン(元米大統領)、マーロン・ブランド(俳優)、インディラ・ガンディー(元インド首相)、鄧小平(中国指導者)、オードリー・ヘップバーン(俳優)、ダライ・ラマ14世(チベット指導者)など数えきれないほど。その他、高浜虚子、堀辰雄、司馬遼太郎なども、ホテルを愛し常宿にしていました。 このたびは、ゆっくり2泊連泊で自慢のフレンチディナーも愉しみます。

日本が誇るクラシックホテルの代表格「奈良ホテル」。このたびは本館客室をご用意しました
明治時代のクラシックな雰囲気を色濃く残す歴史的本館ロビー
辰野健吾設計による和洋折衷の本館客室(スタンダード客室、イメージ)
朝食はメインダイニングルーム「三笠」でお召し上がりいただきます
夕食のフレンチはこちら菊の間で愉しみます
奈良ホテル自慢のフレンチディナー(イメージ)

明治24年創業 老舗料亭「菊水楼」での本格会席料理

春日大社一の鳥居前に建つ料亭「菊水楼」。明治二十四年創業の老舗料亭旅館は、数々の名士や文豪たちに愛されてきました。その伝統は、食とおもてなしにあらわれており、提供される料理は、その年、その季節に最も美味しい食材を厳選して持ち味を余すことなく引き出したものです。このたびは、旅のフィナーレを飾る最後の夕食に、伝統の会席料理をご賞味いただきます。いつまでの心に残る旅の思い出となることでしょう。

興福寺興善院跡に建てられた建物は、寺院から譲り受けた豪華な部材や折上格天井など、今では再現が難しい建築技術が随所に使われ、国の登録有形文化財に指定されています ©菊水楼

今にも明治の文豪たちが出てきそうな風格ある門構え ©菊水楼
季節の食材を活かしたこだわりの本格会席(イメージ) ©菊水楼

時が止まった重伝建「今井町」、元興寺旧境内「ならまち」の歴史さんぽ

奈良の橿原市にある今井町は、「大和の金は今井に七分」といわれたほど商業で栄えた町で、碁盤の目状の町割りが特徴の重伝建。その土蔵や町家の保存状態の良さは全国でも有数です。奈良ホテルにほど近い奈良市旧市街の「ならまち」は、世界遺産である元興寺(718年に飛鳥の法興寺(飛鳥寺)がこの地に移されたもの)の旧境内を中心とする地域を指します。平城京の「外京」にあたり、中世以降に発展した寺内町や町人の町の歴史を持ち、現在でも江戸時代の末期から明治時代にかけての町家の面影を色濃く残す狭い路地が入り組み、散策が楽しいエリアです。

土蔵や町家の保存状態が全国でも有数の今井町(重伝建)
懐かしさを感じさせる格子戸や土壁の町屋が並ぶ「ならまち」
「ならまち」南端の、奈良ホテルに隣接する、夕暮れや早朝の美しい景観で知られる「荒池」。散歩コースにお薦めです
幕末から明治にかけての町屋が残る「ならまち」

里山に広がる武家屋敷と商家町 日本の原風景が広がる「丹波篠山」

兵庫の小京都、丹波篠山。四方を山に囲まれた自然豊かな丹波篠山の地は、古くから京都と山陰、山陽を結ぶ交通の要衝でした。姫路城と同じ慶長14年(1609年)に築城された篠山城を中心に、江戸時代に武家屋敷と商家町が形成され、その姿を今に残しています。ひとつの町に武家屋敷の町並みと商家町がそのままに残ることは非常に珍しく、国の重伝建指定もそれぞれの町並みを幅広くカバーしています。そのため、白壁土蔵が並ぶ妻入商家群を抜けたかと思えば茅葺きの屋敷が並ぶ武家町が続き、町歩きで飽きることがありません。今回は2日間かけてじっくりと篠山の町を楽しむ行程といたしました。

戦国時代ならではの、まわりくねった壮大な篠山城の枡形虎口(ますがたこぐち)
茅葺の旧武家屋敷 ©(丹波篠山市立)武家屋敷 安間家史料館
立派な商家や白壁の土蔵が立ち並ぶ、河原町妻入商家群

日本に残る「ヨドコウ迎賓館」とライト建築

近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが設計した、日本に現存する数少ないライト建築の一つであり、灘の酒造家・八代目山邑太左衛門の依頼により建てられた邸宅が、ヨドコウ迎賓館です。六甲山の尾根に沿って設計されており、自然との調和を重視した造りは、後の代表作「落水荘」にも通じるものがあります。マホガニーによる複雑な木組み装飾や植物の葉をモチーフにした飾り銅板など、細部にまで施されたこだわりにも注目してください。

大谷石の装飾が美しいヨドコウ迎賓館のエントランス (国指定重要文化財 ヨドコウ迎賓館 フランク・ロイド・ライト設計)
応接室(国指定重要文化財 ヨドコウ迎賓館 フランク・ロイド・ライト設計)

神戸、大阪の話題の新スポット

神戸、大阪では、近年、魅力的な新スポットが続々と登場しています。今回のツアーでは、特に注目を集めている3つの最新スポットを訪ねます。

①神戸異人館街「神戸北野ノスタ」(2024年11月8日オープン)

②神戸ウォーターフロント「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」(2025年4月4日オープン) 

③大阪城 豊臣石垣館(2025年4月1日オープン)

①旧北野小学校の校舎を改装して開業した、ノスタルジックな「食」の複合施設「神戸北野ノスタ」
③家康により埋められた豊臣期の石垣が見られる「大阪城 豊臣石垣館」 ©大阪城天守閣
③日の目を見た豊臣秀吉が築いた初代大阪城の石垣 ©大阪城天守閣

MAP

ツアー日程

6日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
新千歳空港08:25発 神戸空港10:25着 兵庫陶芸美術館 丹波篠山17:00着

■午前、新千歳空港より国内線にて神戸空港へ。

■着後、日本六大古窯のひとつ「丹波焼」の産地で知られる立坑の●兵庫陶芸美術館へ。ミュージアムレストランでランチの後、美術館を参観。

■夕刻、城下町丹波篠山へ。ご宿泊は、町の中心部に本年4月にオープンした「グランヴィリオ丹波篠山」に2連泊です。

【2連泊】(丹波篠山泊)

2日目
丹波篠山

午前、丹波篠山の観光重伝建の○河原町妻入商家群、●武家屋敷安間家資料館を訪ねます。

■午後、自由行動。江戸と現在が重なり合う町の中心部でゆっくりお過ごしください。

(丹波篠山泊)

3日目
丹波篠山09:00発 六甲山展望台 ヨドコウ迎賓館 神戸12:00着 (神戸の新スポット)

■午前、バスにて神戸へ。途中、六甲山からの眺めが見事な東六甲展望台、芦屋の●ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)を参観。

■午後、公共交通機関を利用して、新しい神戸のスポットさんぽへ。北野異人館街の「北野ノスタ」(2024年11月オープン)、ウォーターフロントの「TOTTEI」(2025年4月オープン)などへご案内します。

■夕食は、地元の人々に人気の南京町の中華「雅苑酒家本店」にてご用意しました。

(神戸泊)

4日目
神戸08:00発 大阪城豊臣石垣館 司馬遼太郎記念館 重伝建・今井町 奈良16:00着 【奈良ホテル】

■午前、大阪の新スポット●大阪城豊臣石垣館(2025年4月オープン)、●司馬遼太郎記念館を参観します。

■午後、奈良・橿原の重伝建「今井町」を散策。

■夕刻、名門「奈良ホテル」本館にチェックイン。夕食は、ホテル自慢のフレンチディナーを愉しみます。

【2連泊】(奈良泊)

 

5日目
奈良 (二月堂・東大寺大仏殿) (ならまち散歩) 【老舗料亭・菊水楼】

■午前、タクシーにて●二月堂へ。眺めも素晴らしい初秋の美しいさんぽ道(300m)を楽しみながら、●東大寺大仏殿の参観へ。

■午後、趣ある佇まいが残る「ならまち」散歩ご案内します。その後、自由行動。

■夕食は、老舗料亭「菊水楼」にて会席料理をお楽しみください。

(奈良泊)

6日目
奈良11:00発 伊丹空港13:55発 新千歳空港15:45着

■朝は、ゆっくりお過ごしください。

■午前、バスにて神戸空港へ。

■午後、神戸空港より国内線にて札幌へ。

■新千歳空港に到着後、解散。

ご自宅までお荷物を託送します

※上記は新千歳空港発着の全日空利用の日程表です。その他の航空会社を利用した場合は、発着空港および時刻は異なります。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは6日間のコースです。

出発日 旅行代金
10月2日(木)発

旅行代金:¥338,000

神戸空港集合/伊丹空港離団:¥308,000

※1名室利用追加代金:¥70,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合はダブルルームとなります。

 

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