2025年ツアーグランプリ観光庁長官賞・受賞ツアー

【2026ゴールデンウィーク】ヒマラヤの禁断の王国・ムスタンへの旅【10日間】

  • 集合場所:成田空港
  • 出発日: 4月27日(月)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥798,000〜ビジネスクラス利用 ¥1,098,000

旅のポイント

Point 1
ムスタン王国のかつての首都、憧れのローマンタンでロイヤル・ムスタン・リゾートに2連泊の滞在
Point 2
まさに「屋根のないチベット文化博物館」城壁都市ローマンタン。途中の村を含め、チベットの原風景を堪能
Point 3
ダウラギリ峰、ニルギリ峰、そしてアンナプルナ連峰。北側からの8000メートル級のヒマラヤ山脈の風景に感動

ツアープランナーより

2008年のネパール併合までヒマラヤの小国として600年以上存続したムスタン王国は、最後まで鎖国政策をとっていた「禁断の王国」で した。ネパール併合後に外国人入国は許可されたものの、空港のあるジョムソンから首都ローマンタンまで、寝袋を持参し山小屋に泊まりながら片道約3日必要だったため、一般のツアーは実現できませんでした。そんなムスタンに新しい道路とホテルが完成したと聞き現地を視察、2024年ツアーを発表いたしました。この1年の間に8本のツアーが催行し、これまで世界各地の秘境を旅してきたお客様からも『久しぶりに「旅」をした気分』、『まだこんな秘境が残っていた』とのお声をいただくことが出来ました。 色濃く残されたチベット文化と、周りを囲む6000~8000メートル級のヒマラヤ山脈の絶景が魅力のムスタン。ワールド初登場の旅は、「地域や文化とのつながりを壊さずに大切にしたい思い」を旅に込めた点が評価され、今夏の「ツアーグランプリ2025」海外旅行部門の観光庁長官賞を受賞いたしました。素朴な秘境の姿が変わらない今、是非訪れたい訪問地です。

ここに注目。旅のポイント

ローマンタンの旧市街はまさにチベット博物館

まさに「チベット文化の博物館」ローマンタン

2008年まで存在したムスタン王国の首都、ローマンタン。名前は「奇跡の平原」を意味し、旧市街地区は城壁に囲まれた城塞都市で、1か所だけある城門は、数年前まで利用され、日没から翌日の夜明けまで閉ざされていたといいます。城内には王宮を中心に3つのゴンパ(寺院)と160世帯が暮らします。旧市街に電気、水道が引かれたのも数年前だったこともあり、近代化の波を受けずにチベット文化が残りました。まさに「屋根のないチベット文化の博物館」です。

旧市街の中心に位置する王宮
ローマンタン旧市街には3つの歴史あるゴンパが
城壁内は狭い路地が入り組んでいます
チョルテン(仏塔)も並ぶ城壁内。チベット仏教が浸透している町並みです

王室が運営する2つのホテルが印象に残ります

 道路事情の改善と共に、ムスタンへの旅を可能にしたのが、2つのホテルの完成でした。共にかつてのムスタン王室の家族が、迎賓館にも利用できるようにとコロナ禍にオープンしたもので、チベット建築をうまく取り入れた趣たっぷりのホテルです。ローマンタンの「ロイヤル・ムスタン・リゾート」は、ローマンタン王宮をイメージしたもの。そして、ツァラン村の「マヤズ・ヘリテージ・イン」は、ツァラン村の民家をイメージして造られています。この2つのホテルの完成により、暖房設備、お湯の供給が可能となり、寒暖差が大きく夜には0℃近くに下がるムスタンを快適に旅行できるようになったのです。旧王室の皇太子自らがスタッフとして迎えてくれる「ロイヤル・ムスタン・リゾート」と、王室の親戚にあたる家族が運営する料理が評判の「マヤズ・ヘリテージ・イン」。参加いただいたお客様より、好評いただいた2つのホテルも楽しみです。

ムスタン唯一の高級ホテル ロイヤル・ムスタン・リゾート
チベット建築で統一されたロビー。迎賓館としても利用される
ロイヤル・ムスタン・リゾートの客室(イメージ)
ロイヤル・ムスタン・リゾートのスタッフ。左端がこのホテルのオーナーである旧ムスタン王国の皇太子
※不在の場合もございますのでお含みおきください
ツァランのホテルは、旧市街の中心に位置します
ツァランの「マヤズ・ヘリテージ・イン」モダンなチベット建築

河口慧海、近藤亨氏、日本人ゆかりのジョムソン街道の旅

初めてチベットに入境した日本人僧侶、河口慧海。そして、不毛の地ムスタンに農業技術を教えた近藤亨(とおる)氏。この二人の日本人によって、今でも親日的なムスタンの人々との出会いは、ムスタンを訪れて、初めて実感した一面でした。河口慧海が滞在した家や、河口慧海像を大切にするツァラン村の人々、ジョムソンからローマンタンまで、近藤亨氏が開いた畑で育てたリンゴで造ったアップルパイの味は忘れられない思い出となりました。また、標高2810メートルのジョムソンから、ツァラン(3560m)、ローマンタン(3810m)と少しずつ陸路で標高を上げてゆくことにより、高所障害(高山病)の症状が出づらい行程としております。

復路はアンナプルナ連峰を前方に見ながらのドライブ
途中にはところどころにカフェが。トイレストップも安心
ジョムソン街道は、まさに絶景の連続
4WD車のキャラバンでローマンタンを目指す。1台に3名ずつ乗車

河口慧海が過ごしたマルファ村、ツァラン村、チベットの小さな村ガミなども楽しみ

日本の僧侶、河口慧海が10か月を過ごしたツァラン村。当時鎖国をしていたチベットへの入国が難しく、ツァラン村滞在中に何度か試みましたが叶わず、断念してジョムソン郊外のマルファ村へ戻り、別の谷をさかのぼったとのことでした。村には、今でも村人が河口慧海だと信じ、崇拝している仏像が残ります。また、ムスタン最古のガール・ゴンパや、ゴンパを囲むガミ村訪問なども楽しみです。

ガール・ゴンパからは、ヒマラヤの絶景が
ツァラン村に聳える、ツァラン・ゴンパ
ツァラン村のアニ・ゴンパには、河口慧海像が村人から守られている
ゴンパの中はどこも見事な仏画が。(ガミ・ゴンパ)
ガミ村のゴンパで出会った砂曼荼羅(イメージ)

ローマンタンとツァラン村では、日本語案内人が同行説明

現地視察をした際の大きな課題が、現地ガイドがいないことでした。観光グループが入っていない場所であるため案内人がいなくても無理はありません。この悩みを解消してくれたのが「ロイヤル・ムスタン・リゾート」で働く旧ムスタン王国の皇太子でした。それが、かつて日本の企業で研修をしていたという、ローマンタン在住のグルンさん兄弟でした。その後、不慣れながらグループが訪れるたびに、一生懸命、ムスタン王国を紹介してくれたグルンさん兄弟。ガイドのいないツァラン村や、洞窟住居群チョサルへも同行し案内してくれます。ネパール人のスルーガイドとともに、知られざるムスタン王国を紹介いただきます。
(※急病などのやむを得ない事情が発生した場合には、ご案内できないことがございます。)

ローマンタンの町を一生懸命案内してくれるグルンさん(オレンジ色のパーカーを着ているのがグルンさん)
ローマンタン郊外、チョサルの洞窟寺院もご案内いただきます

リンゴの花の季節を迎える下ムスタン地方

4月中旬から5月上旬にかけて、ムスタン訪問の楽しみが近藤亨氏が植えた、各村のリンゴの花です。
11月から3月いっぱい、道路が雪に閉ざされるムスタン地方では、多くの人々が山を離れ、ポカラ周辺の村で冬を過ごします。そして4月になると一斉に村に帰りムスタン地方は眠りから覚めるのです。
このムスタンの春を象徴するのがリンゴの花。近藤亨氏が、ムスタンに農業を伝え各村に植えたリンゴが花開くムスタンで最も輝く季節です。この季節に訪れるならではの楽しみです。

河口慧海氏ゆかりのマルファ村もリンゴの花の季節(イメージ)
りんごの花が綺麗な近藤氏のリンゴ園から見たニルギリ峰(7061m)

旅の最後はホテル アンナプルナ・ビューに宿泊

ジョムソンから再び山岳フライトにて、ポカラへ。ポカラでは、この旅の最後のハイライト、アンナプルナ三峰やマナスル、ダウラギリといった著名な 8000メートル峰を眺望できる絶好の地として知られるサランコットの丘に位置する弊社の「ホテル アンナプルナ・ビュー」での宿泊をお楽しみください。
かつては、朝日を見るために歩いて登ったサランコットの丘も、今ではペワ湖畔からロープウェイで登ります。丘の上に立つ高級ホテルは、旅の疲れを癒してくれるでしょう。

ポカラのホテル アンナプルナ・ビューからの絶景

チベット圏で、最も楽しめた食事でした

意外だったのは各地での食事でした。チベット圏にあって、ましてや奥地であることで、正直食事には全く期待していませんでした。ところが、新しく出来たホテルを中心に、洗練されたチベット料理、ネパール料理をお楽しみいただくことが出来るのです。また、ポカラの「ホテル アンナプルナ・ビュー」では西洋料理、9日目のカトマンズでは人気の日本蕎麦店「ヒマラヤ蕎麦処」と、多彩な食事も楽しみです。

ネパールの昼食ダルバートも地方色豊か
リンゴはムスタンの名物の一つ アップルタルト

※以上、このツアーの写真は全て視察時社員撮影または添乗員撮影

ツアー日程

10日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
成田空港 11:05発 カトマンズ 16:30着(標高1400m)

■成田空港より、パール航空直行便にて、ネパールの首都カトマンズへ。

■着後、ホテルへ。

(カトマンズ泊)

2日目
カトマンズ パタン カトマンズ 午後発 ポカラ 午後着(標高820m)

■午前、カトマンズ盆地の世界遺産の古都パタンを見学します。旧市街地区○ダルバール広場、旧王宮内にある●パタン博物館、パタンの金閣寺と言われる●黄金寺院の見学。

■午後、国内線にてポカラへ。

(ポカラ泊)

3日目
ポカラ 朝発 ジョムソン 朝着(標高2810m) マルファ村 トゥクチェ村 ジョムソン

■朝、航空機にてジョムソンへ。
※航空機が欠航の場合は、陸路移動となります。(8~9時間)

■午後、四輪駆動車に分乗し、カリガンダキ川に沿った、ジョムソン谷周辺の観光。河口慧海の小さな●博物館があるマルファ村、トゥクチェ村を訪れます。

(ジョムソン泊)

4日目
ジョムソン 08:00発 カグベニ村 ムクティナート村 ツァラン 16:00着(3560m)

■終日、四輪駆動車に分乗し、ロウアー・ムスタンの村巡りにご案内します。

■古い城跡やチベット寺院が残るカグベニ村、仏教、ヒンドゥー教の聖地ムクティナート村を訪ねます。

■宿泊は、河口慧海が10か月を過ごしたという、ツァラン村へ。

(ツァラン)

5日目
ツァラン 08:00発 ガール・ゴンパ ツァラン 15:00発 ローマンタン 16:00着(3810m)

■午前、ムスタン王国で最も歴史のある寺院、●ガール・ゴンパを訪ねます。

■その後、河口慧海も10か月滞在したというツァラン村の見学●ツァラン・ゴンパ、河口慧海像も残る●アニ・ゴンパ●旧王宮を訪ねます。

■見学後、かつてのムスタン王国の首都、ローマンタンへ。宿泊は、ムスタン王家が経営し、今も王族の迎賓館となってる「ロイヤル・ムスタン・リゾート」での2泊です。

【2連泊】(ローマンタン泊)

6日目
ローマンタン

■「奇跡の平原」という意味があるローマンタンの見学。午前、ローマンタンよりさらに北、チベット自治区国境に近い、洞窟住居群チョサルを訪ねます。

■午後、ローマンタン旧市街の散策。1つの王宮、3つの寺院、約160の家が建つ城壁の町ローマンタンを見学。

(ローマンタン泊)

7日目
ローマンタン 08:00発 ガミ村 ジョムソン 16:00着

■再び、ジョムソン街道をジョムソンに戻ります。北側から見るアンナプルナ連峰の眺めが見事なルートです。

■途中、チベットの小さな村、ゴンパがあるガミ村に立ち寄ります。

(ジョムソン泊)

8日目
ジョムソン 午前発 ポカラ 午前着

■午前、国内線にてポカラへ戻ります。

宿泊は、サランコットの丘にある「ホテル アンナプルナ・ビュー」でお過ごしください。

※山岳フライトが欠航の場合は、陸路移動となります。(8~9時間)

(ポカラ泊)

9日目
ポカラ 午前発 カトマンズ 午前着 カトマンズ 23:30発

■午前、国内線にてカトマンズに戻ります。

■昼食は「ヒマラヤ蕎麦処」にて。

■昼着後、夕刻までホテルをお取りしております。ゆっくりとお休みください。

■深夜、ネパール航空直行便にて帰国の途へ。

(機中泊)

10日目
成田空港 09:05着

■午前、成田空港に到着後、解散。

(注)天候によりご覧いただけない場合もございます。予めお含みおきください。

※現地国内線の時刻は変更となる場合があります。

※ポカラ〜ジョムソン間の国内線航空機は小型飛行機のため、機内預け荷物の重量が1人15kgまでに制限されております。荷物は軽装でご用意ください。大型のスーツケースはご持参いただけません。

※天候により、ポカラ~ジョムソン間の航空便が欠航となる場合は、ポカラまたはジョムソンより四輪駆動車にて移動します(片道約8~9時間)。

〇お食事に関して:軽めのお食事からしっかりとしたコース料理、ビュッフェ、或いは郷土料理など、地域や訪問国の食事の特色、ならびに旅程に応じてご用意しております。また、ツアー行程の関係で簡素なボックスタイプ等のお食事となる場合もございます。

 

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは10日間のコースです。

出発日 旅行代金
4月27日(月)発

旅行代金:¥798,000

エコノミークラス利用


旅行代金¥1,098,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥110,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■燃油サーチャージ:¥12,200:10月1日現在

■ビジネスクラス利用区間:日本発着の国際線区間に適用(成田〜カトマンズ間往復)

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、成田空港の施設使用料及び保安サービス料合計3,160円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■国籍が日本国以外の方でこのコースにお申し込みを希望される場合は、必ずお申し出くださいませ。なお、査証の必要有無や取得に関しては、ご自身で大使館へ問い合わせ、確認くださいますよう、お願いします。

■別途、2023年9月よりネパールを航空機で出国するすべての旅客に対し導入されたネパール付加価値税¥11,000~¥17,000(航空機のクラスにより異なる)はお客様のご負担となります。(料金は9月1日現在の目安となります)

■地方発着追加代金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

 

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