ここに注目。旅のポイント

チベットからベンガル湾へ注ぐ未知なる大河　ブラマプトラ川をゆく

チベットからベンガル湾へと注ぐブラマプトラ。大部分をヒマラヤの急峻な大渓谷を流れるため、21世紀に入ってもその全容は明らかになっておらず、ヒマラヤの空白地帯として多くの冒険家を魅了してきました。そんな未知なる川ブラマプトラの中流域は、アッサム渓谷を悠々と流れる大河へと姿を変えます。そんな大河を舞台に魅力あるツアーを作りたいと、クルーズ船で沿岸の魅力を伝えているのがアッサム・ベンガル・ナビゲーションというクルーズ会社です。かつてガンジス川をクルーズする旅を共に実施した縁から、今回同社の船「スカファー号」を利用し、ブラマプトラ流域の魅力に迫る4泊5日のツアーをご用意することができました。インドのなかでも僻地にあたる地域ですが、「スカファー号」は欧米の旅行者を意識した上質なサービスが提供され、ストレスなく旅を楽しむことができます。

ツアーを彩る様々な船内プログラム

様々な船内プログラムでクルーズを盛り上げてくれるのも、スカファー号が欧米の旅行者に人気の理由です。アッサム伝統舞踊の見学や、民族衣装着付け体験、シェフによるインド料理体験、アッサム文化講座など、船専属のガイドやスタッフ、シェフが総出で行うプログラムはアッサムへの理解をより豊かなものにしてくれます。食事も欧米旅行者向けに工夫されており、ランチはブッフェスタイルですが、ディナーはインド料理と洋食のコースを選べるようになっています。どちらも質の高い料理ですので、その日の気分に合わせてお楽しみいただけます。食事もダイニングルームだけでなく、時にはアッパーデッキで、時には中州でのバーベキューディナーなど、4泊のクルーズでも味、雰囲気共に飽きさせない工夫がされています。

象の背中から間近にインドサイに迫る特別な時間

絶滅が危惧されているインドサイの、なんと世界の4分の3以上の約1900頭が生息するという、独特の環境を持つカジランガ国立公園。今回は連泊することで東部、中部、西部と３つのサファリゾーンにご案内します。さらに早朝にはユニークな方法で自然とふれ合います。それが、ゾウの背中に乗って園内を回る、「エレファントサファリ」です（注2）。同じ動物のゾウで近づくことで、間近でご覧いただけるチャンスが上がるのです。早朝のみの特別なサファリは、予備日を設けてご案内いたします。